2010年05月30日

はぁ〜あ…つまんないなぁ…




<はぁ〜あ…つまんないなぁ…>
といった感じである。

ダービーである。

ゴール直後の
ブラウン管から漂うアトモスフィアも、
<なんだかなぁ…>的に静まり返っている。

<シーンとしてるし…>とワイフが笑う。

決して"やらかした"というほどの馬ではなく
十分に勝ち負けする可能性はある
エイシンフラッシュであり、
二着もまた可能性は十分だったローズキングダムであり、

結果としては驚くことのほどでもないが、

それでも
"史上最高のダービー"と言われた割には、
あまりにも<はぁ?>的な内容と結果に
終わったという始末の悪さが、

<シーン>と静まり返ってしまった要因
であることにはノーダウトだろう。

勝者の凱旋ウィニング・ランで
内田騎手がファンに喜びを表すのだが、
観衆からの反応も今ひとつ。

ペルーサが沈む可能性は
ダモシも示唆していたから驚かないが、
いくらなんでも
エイシンフラッシュとローズキングダムの
組み合わせを選択したり、ベットでお金を投じたり
というところまでは、手は回らないのが現実。

予想点数にもスペンドできるお金にも、
そして、そもそも予想とベットにおける
己の感覚的にも、

限り

は存在するわけで、
その限りの範囲の中で取捨選択をするのだから。

戦前、記載したが、
ダモシは
ダノンシャンティの取消は大きな影響をもたらす、と。
そして天気の様相。

仮にダノンシャンティが出ていて、
天気もサニースカイの猛暑という
この季節ならではの絶好のダービーだったならば、

結果は必ず異なるものとなっていただろう。

時代か。

もはやかつてのような
大団円的な、あるいは祭りに相応しい結末での
一致団結的大盛り上がりというものは
起こり得ないのか。

LIVEを我らに!

これがもう現代では無理なのか。

そんな気持ちになった
<史上最高のダービー>翻って
<結構最悪レベルでつまらなかったダービー>
だった今宵。


当然、馬券も外れるわけだ。
外れたのはどうこうない。

<時に勝ち、時に負け、時に雨が降る>
という勝負ごとの鉄則観念がある中で、

しかし競馬でのベットという勝負においては
<ほとんど負け、けっこう雨が降り、
 レアに、ときどき勝ち>であるのが現実
だからだ。


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ケイバタイムスでも予想した通りの
ベットで馬券は買っている。

スタートから最後の4コーナーを回るまでは
先頭を走るアリゼオの勝利を疑わなかったが、
最後の直線であそこまで失速するのは、なにごとか。
理解不能である。

ペルーサはもとより
(この馬はスタート直後にレースは終わった)、
ヴィクトワールピサにしても
ヒルノダムールにしても
コスモファントムにしても

いったい何をしていたのか、と。
毎度毎度、競馬は分からないが、
今回は特に、普通に疑問を覚えるのである。

調整ミスでは? と。

結果的に
エイシンフラッシュの調教具合の絶好調
という伝聞は、三味線ではなかったわけだ。

実績やローテーションよりも
ある意味で現状での好不調が
そのまま出る。

それが、三歳時の競馬なのかもしれない。


<はぁ〜あ…おもしろくないなぁ…>。

本音である。



*****


データを分析し、
時間をスペンドして予想したのに、
まったく意味がない
こういった事態に遭遇すると

ほとほと気が滅入る。

しかも今朝は一番から
ダモフィーロを爆走させて新横浜まで
行ってきたのだ。

朝も朝から9AMオープン前から
もう既に皆々様、馬券購入で道路も混雑、
ウィンズも混雑で、交通整理もちゃんとせえよと
いささか苛立ち気味。

既に購入馬券を決めていたから
さっさとマークカードを入れて馬券を買って
返す刀で空手の秘密特訓で港北エリアへ。


ところが通常の日曜ならば
道路は空いている新横浜、港北エリアだが、
今宵は奇妙なほど車が多い。


<まったく…。ダービーだからか?>と
思うより術はない。


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地域の公民館的ファシリティの一室を貸し切って
秘密特訓に勤しむべく出向いたわけだが、

これまたこのファシリティ。

日曜の朝にも関わらず、
50台は駐車できる駐車スペースが何と満車ではないか。

<まったく、何だ今日は一体…>と怒るダモシ。

幸い、近隣に民間の有料駐車場があったため
事なきを得たが、

ほとほと港北エリア、田園都市エリアは
消費動向が激しく
いつなんどきどこででも混んでいる
という有様は、困ったものである。



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広い一室を借り切って、
たっぷり三時間弱、練習。

基本的な
パンチ&キックの動態から、

来週の試合における決め技や戦略の
伝授を繰り返し行う。

ダモシも不惑の肉体に鞭打って
パンチやキックを実践して見せ、

既に強烈なパンチ&キックを放つジュニアに
<蹴ってみろ、実際>と指示して
それを己の身で受けるから、

もう、途中でほとほと肉体が軋むわけである。

後ろ回し蹴りや水面蹴り、ハイキック、
パンチのワンツーなどなど
ふだんの日常ではやる必要のない動きを
実際にやって伝授するわけだが、

年齢的な問題ではなく
肉体が軋むのは当然である。

インロー
(脹脛や膝の内側へのローキック)の
反復練習に際しても、

ボクシング的上体を使ってフェイントをかけた上で
放つのだよ、等を伝授する場合も、

自らが実際にやらなければならないわけで、
そういったフェイント的な動作も
日常的には必要のない動きゆえに
やっていないわけだから
時間が経過するごとにダモシのそれは疲弊してくる。

ジュニアにインローを放たせる場合も、
パンチングミットやキックミットではなく
実際の肉体に打たせることで
彼自身が距離感を図ることができるため、

ダモシが己が脹脛や膝の内側でそれを受ける。

いま既に左脚の膝裏、脹脛内側はドス黒く
内出血している。


課題は多いが、基礎的なところでは、
ジュニアの場合は
ここのところ技の精度が上がらないのと
その破壊力が乏しいことだが、

それを徹底的に矯正するわけだ。

腰が入っていないという致命的な欠陥。
さらにキックやパンチも
流れていくような流麗さに偏り
バシンという破壊力が乏しい点を改良。

そのまた実践で、
<腰を入れるというのは、こういうことだ>
と、腰を入れるアクションをして、
そこから実際にパンチやキックを見せるから、

腰も腰で、パンクする。

腰から
<アンタ、そんな動きしないでしょ、ふだん。
 俺はもう、もたないよ>という苦言が飛んでくる。

やめてくれ、と。

それこそ負傷した右脚ではないが、
サスケのような
"ああいったアクション"をふだんしていないから、

脚がついてこられずに悲鳴をあげたわけだ。

<やめてくれ>と。


ふだんしないアクションを
急にやることでのリスクは先刻ご承知だ。

それでもやらなければならない
というところでやっているわけで、

同時にダモシ自身も
<ほれ見ろ。俺もまだ出来るだろ>という
ファミリー内での
見せる要素も勘案しているわけだ。


実際、
パンチのワンツーから
ローキックへの組み立てのアクションの
そのスピードは、

まだまだジュニアよりダモシの方が早い。

そのあたりが課題なわけである。

破壊力、そしてスピード。
前者はダモシに分があるのは当然として、
後者において
幼児が不惑のオトナに負けるようではダメなのである。


<上半身の中で、
 くすぐられても、くすぐったくないところを狙え。
 それはどこだ?>

と攻撃ポイントを改めて指示する。

<くすぐったいと感じる箇所は、
 弱いところではないのだよ。
 そこにパンチが当たってもたいしたことはない。
 くすぐったくない箇所にこそパンチを入れろ。
 それはどこだ?ココだ>

と、ジュニアのみぞおちを指す。


<いいか。突き合いになったら、
 やみくもにパンチを出すのではなく、
 腰を入れてワンツーだ。
 左でワン、そして右で決めのパンチを
 みぞおちに入れろ>。


さらには練習の最後に、水面蹴りの精度アップを図る。

何度も何度も
水面蹴りの繰り返し練習。

未だ浴びせ蹴りになってしまっている
ジュニアのそれを
誰もやらない水面蹴りへ。

<川の水だぞ、水。その水面だぞ、水面。
 蹴るのではなく、
 水面を切るように水面上を回転して
 最後は相手の膝裏を斬る。
 そのイメージだぞ>と指示する。

<残り時間10秒。
 最後に決めなければ
 判定で負ける局面だ。
 相手は、こちらがハイキックをやってくると
 読んで、ディフェンスに意識がいく。
 そこで一発逆転を期すここぞの場面で
 水面蹴りを出せ。斬れっ!>。


強烈度合いが認められる
十本を連続して行うことで
水面蹴りの練習は終了。

秘密特訓もフィニッシュと相成ったわけである。


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*****



そして注文通り、
ジュニアは風邪をひいた。

既に朝から不調だったが、
練習を終えて帰宅する頃には
喉も痛み、頭痛もする、と。


ここのところの、
まったく不愉快な天候のせいである。

巷では
昨日の寒さと悪天候で体調を崩した人も多いだろう。
コドモならなおさらだ。

しかも
ダービーの日という日曜日に関わらず
この寒さ。このダークスカイ。

これは、ほとほとKY天候である。

今年は異様にもほどがある天候である。
春はなく、冬がずっと続いたと思ったら
五月の最高のシーズンに差し掛かったものの
日本ダービーの頃合いにまた
最悪の天候。

徹底的におかしい。天候がおかしい。

どうやら今年の夏は、寒いらしい。
そして雨が多いらしい。

梅雨が長いのだろう。

富士山との対峙もまた、今年に関しては
悪天候という悪魔も襲いかかる懸念は
十二分に想定されるだろう。


ダモシはリアルに
陰鬱なダークスカイが嫌いなのである。
そして季節外れに寒いのが
これまた大嫌いなのである。

コドモも体調を崩すのはしょうがない。

そして体調が悪ければ
気分も悪かろう。


ジュニアは今宵眠る前に呟いた。

<明日は、良い日かなぁ…>と。

気持ちはよく分かる。

ダモシにとっても今宵は
<はぁ〜あ…つまんないなぁ…>な一日だったからだ。







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非公開の秘密空手特訓




どうも天気がおかしい。
<日本ダービー>の項でも記載したが、
天気がおかしい。

しかも明日の悪天候は東京を中心とする
首都圏(関東)だけのようだ。

わざわざ日本ダービーの頃合いに
寒くなってダークスカイになる必要性は
どこにもないはずなのに、この有様。

今年は春もほとんどなく、
ダークスカイ&寒いという様相だったが、
逆にいえば温暖化よどこへ往った?
と問いたくなる。

ダークスカイの様相は、
金曜日にまた銀座へ行ってしまったことが
起因しているのか。


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ダークな面持ちは東銀座。
歌舞伎座は本格的な取り壊しを待っている。

この後、雨は降ってきた。
いつものことである。
毎度毎度、銀座はこの様相だ。


今宵、土曜日。

ワイフのバースデイも近づいていることで
銀座へ出て
ニューヨーク時代に親しんでいたForever-21の、
先頃オープンした銀座店へ行こうと考えていたが、

雨を嫌い、田園都市線内で近場へのお散歩に避けた。

ダモシのリアル・ホームにほど近い
世田谷は上野毛にある
五島美術館。


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東急のドン五島慶太氏が集めた美術品を
エキシビットする瀟洒な美術館である。

広大な敷地には庭園もあり、
深い森の中を散策すると初夏の頃合いは
心地よい。

否。日本ダービーの頃合いは本来、
そういった深い森の中のお散歩が最適な
シーズンのはずなのだ。


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敷地面積は2万平方メートル。

菖蒲園、茶室、池、地蔵様、古墳、
皇太子御手植の松、
都の天然記念物であるこぶしの老木、
大日如来像、洞などなどが点在する庭園空間と、

寝殿造りの意匠建築が施された本館。

この美術館の目玉は、
なんといっても国宝の源氏物語絵巻、紫式部日記絵巻。


名古屋にある徳川美術館でも
大学生時代に観賞したことがあるが、
同美術館所蔵の国宝源氏物語絵巻と
この五島美術館所蔵のそれが
一堂に会した<国宝源氏物語展>が
今年の秋に開催されるのもポイントか。


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深い森を散策して、
庭園の中の最も高い位置に出れば
二子玉川の街並が視界に入る。


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この写真の森の向こうに見える
上部が赤い建物が、
二子玉川の象徴の一つである
玉川高島屋である。


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玉川高島屋というのは不思議な存在だ。

百貨店は百貨店でも、
高島屋は高島屋でも、
良い意味でかなり奇異な存在である。

<玉川高島屋>という独立した世界観を
構築しているからだ。

それは場所が二子玉川であることは大きいだろう。


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玉川高島屋のルーフトップ。

これもまた"百貨店の屋上"という
ティピカルな様子ともまた異なる。


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いつもダモフィーロが走る
R-246も視界に入る。



玉川高島屋は、

ニッポン史上初の
郊外型ショッピング・センターというヴァリューと
二子玉川というエリア・ヴァリューが重なって
より高い付加価値を生んでいる。

当然、客層もそれなりで、
レストラン関係も、基本的に価格設定は高い。

高いか安いかの基準は個人差があろう。

だが、
ファミリーでウィークエンドに食するランチで
ひとり2,000円は
ダモシ国ではスペンドすることはできない。

ダモシ軍は玉川高島屋のそれを避けて
二子玉川の旧風情残る裏通りにある"食堂"で
490円の鮪丼、690円の海鮮丼を食した。

それこそこれも美味であり、廉価だ。
ネタはすべて銚子のレベルの高い材だ。

北の某で食せば
同じこれで2,800〜3,000円はとられるだろう。
築地市場内で先般見てみると1,500〜2,500円程度か。



玉川高島屋内には、
先般、川崎についての掲載の際に取り上げた
クリスピー・クリームが入っている。

さすがに二子玉川。
川崎のそれとは客層が異なり、
外国人のヤングレディ軍団も普通にいて
英語で注文している。

ダモシ軍もディナー用に購入。


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レギュラーのドーナツは
注文時に焼きたてを一つサービスで
食べさせてくれた。

これがまた、旨い。

ディナーは、ドーナツと
むろんワイフ手づくりの
ミネストローネ・スープと大好きなパスタ。


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*****



負傷から明日で五週間。

今週、当初出向いた総合病院へ
松葉杖を返却し、保証金一万円を取り戻した。

牛歩だが、確実に良化はしているのだが、
心身の調子は当然、負傷以来、悪い。

身体的にも右脚をかばうことで
各所に歪みが来ていることと、
眠くてしょうがない。

右脚がまともではないだけで
心身双方の疲労感が、通常時よりも増すのだ。


<しょうがないことですが、
 左脚もかなり張っていますね…>とドクター。

今朝は、良化していた負傷箇所の右脚患部も
痛みと張りが酷く、夕刻、整骨院へ出向いた。


それには原因がある。

空手だ。

金曜の晩、
ジュニアの練習が佳境に入り
最後の時間で行われる
スパーリングに間に合った。

ここのところジュニアの技の精度が
上がっていないこともあり、
視察及び緊張感を生むために出向いたのである。

スパーリングを見ていて
腸が煮えくり返りそうになり
その場で鉄拳制裁をせんばかりの状態になったが、
他のママ&パパや代表もいる手前、
それは慎んだ。

不機嫌ダモシは顔がさらに怖くなる。

そもそもヤクザと思しき風体で
ママ&パパたちは緊張しているわけだが、
それを喜んでいる代表(館長)は、

来週、ジュニアが一騎当千で乗り込む
他流試合の大会へ行くわけだが、

<やはりダモシさん、ヤクザというか、
 怖いですわ…。絶対にスーツで行きましょう>

と己のことをタナに上げて
ダモシのことを
<怖い、怖い>と言って笑うと同時に、

他流のその大会で
強面で相手を脅そうと提案してきたわけである。

<先生だって、人のこと言えないじゃないですか。
 ボクより、よっぽどヤクザですよ>

と笑うダモシだが、

内心、
<俺と館長の二人がいれば百人力だからな>
とほくそ笑む。

それこそ単身ジュニアの後押しは、
ダモシと館長という
強面恐怖の二人組が現場で睨みをきかせる
ことが最適である。

そう言われてしまっては仕方ない。

<よし。スーツで行きましょう!>
とダモシは快諾した。


その、スパーリングでのジュニアの様子に
怒ったダモシは、

帰宅後、即席で実戦練習を施した。

蹴りの基本的な動態を
己が実技で示したわけだが、

これがもう興奮しているものだから
そんな蹴りなんぞ出せる状態ではないのに
やってしまったわけである。

膝から上がっていって
ピーンといって蹴り上げるんだぞ?
と実演したから悪かった。

右脚は張り、大いに痛みを感じた今宵、
電車に乗ったり
庭園を歩いたりとしたことで
悪化したわけだ。

<マズいぞ、これ。良くない状態だ。
 行ってくるわ>と整骨院へ駆け込んだわけである。


<ほんと、無理しないでくださいよ?
 空手とか本気でやってないでしょうね?
 ダメですよ?蹴りとかそういうの>

とまたドクターに叱られるダモシ。

何度言っても分からないダモシに
柔道出身のドクターは怒ったのか
今宵の治療は

<うがぁっ!>とダモシが悲鳴をあげるほど
絞り上げられた。

まさに逆片エビ固めといっても良いほど
うつ伏せ状態にさせられている際に
右脚を逆にひねり上げられたわけである。

<ちょ、ちょっとぉ。痛い痛いっ!>
と懇願するダモシ。

冷酷な目になったドクターは、
無視して絞りあげ続けた。

痛みに耐えるダモシはそれでも、
己が耳に入ってきた
隣のカーテンの向こうからの
女子高生的な声に興味を示した。

そして一緒に行って
ダモシの治療を見ているジュニアに
小声で指示を出した。

<カーテンをちょっとめくってくれ>。

ジュニアがカーテンをめくると
治療台にうつ伏せになって
ミニスカート姿で
紺のハイソックスをはいた膝下と
白くムチムチした太腿を露にした、

沢尻エリカのたわわ尻よりも
エッチなポスチャーの
女子高生がいた。


(<おぉ…。これなら痛みに耐えられるぞ…>)
とダモシが凝視すると、

ドクターは即座にカーテンを閉めた。


怒ったダモシは、ならばと反撃し、
<明日は明日で、個別特訓ですから
 キックができるように
 どうせならば、してくださいよ>と怒る。



さふ。

怒っているダモシは、
ワイフに
<市民会館でもどこでもいいから
 場所をとれ。
 個別に三時間くらい俺が特訓する!>と
指示していたから、

ワイフが、
港北エリアにある公民館みたいな施設の
運動スペースたる貸し大広間を予約したのだ。


明日のAMは9時から三時間、

ジュニアの通常の道場通いとは別に、
みっちりとダモシが鬼と化して
ジュニアへ特訓を施すわけである。

明日でどこまで技の精度を上げられるか。

来週土曜の大会まで時間がない。

来週の水、木、金の三日間の道場での練習は
それこそ競馬でいえば
最終追い切りの世界である。

その前に、明日、どこまで精度を上げられるか。
そして、どういう戦略を授けて
ジュニアがそれをどこまで己のものとできるか。

このあたりが大会での趨勢に
少なからず影響を与えるであろう。

館長にも内緒の、秘密練習である。

他のコドモたちが揃って出た
先般の大会では
いずれも敗北した。

ジュニアもまた負けるわけにはいかない。

大会のレベル的に
厳しい試合になることは想定済みだが、
少なからずも優勝したわけだから
そのプライドを持って臨まなければならない。

同時に、いつものことだが、
勝ち負けだけではない。

最大のポイントは、
力を出せずに負けることを
絶対に避けること、である。

現状では技の精度が落ちている。
負けるならば惨敗の可能性がある。

だからこそやるのだ。

精度を上げて、戦略をさらに構築し、
彼自身が己の持てるものを出せるような
状態に持っていくことが
最も重要なことである。

それができれば、結果はおのずとついてくる。
それができれば、無様に負けることは
そうそうないレベルにはあるはずだ。


脚は、良くなってはいたのだが、
昨日でいささか劣化してしまった。

それでも明日はやらねばならない。

それをやった上でもなお、
全治六週間というところで
来週の日曜日には全治といきたいところだが、
今の状態ではそれは、ほぼ無理だ。

ダモシに関しては、
己が言い出した富士登拝(七月中旬)には
マストで全治及び全開という
ところまで持ち込むことが
ミッションとなる。

少なくともダノンシャンティのような
アグリーな様態
(直前になっての骨折判明〜出走取消)
になることは、

絶対に避けなければならないのである。


まあ、全治せずとも、全開ならずとも、
ダモシは出走するが。



*****



拙宅至近の東急ストア。

そこでは先般、
母の日にかけて
ジュニアがマミーを描いた絵が陳列されたが、

今度は父の日にかけて
ダモシのことを描いた絵が展示されていた。


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ジュニアも
己が描いた絵が展示されていることは
喜ばしいことだろう。

むろんダモシも嬉しい。

絵を見つけてはその場にしばし佇み、
聞かれてもいないのに
店員をつかまえては

<コレ。ウチのコの描いた絵ですよ。
 写真を撮ってもいいですか?うっふっふ>

と声がけする始末だ。





さあ。

ダノンシャンティが取消となって
ものすごく残念で怒ったダモシだが、

それでも未だ
かつてないほどの豪華メンバーが揃って
ワクワク感が高い日本ダービーだ。

馬券をいつもの新横浜へ買いに行くならば
かなり早起きしなければならない。

なにせ9AMからは空手の特訓があるからだ。

新横浜までダモフィーロでひとっ走り。
その後は
新横浜から10分程度の港北エリアの
ファシリティを占拠して
ダモシ、ワイフ、ジュニア三人での
非公開の秘密特訓だ。

起きられなかったら、
馬券購入はあきらめよう。



最後に、久しぶりにダモシ最近影を。

今宵の、
五島美術館の庭園から。



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posted by damoshi at 01:13| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

日本ダービー



いよいよ明日、
"移動祝祭日"たる日本ダービー。

今年は史上最高のダービーとも言われているが、
その豪華キャストの一角である
ダノンシャンティが出走取消という、

せっかくの空気を台無しにしかねない所作。

さらには天気が悪い東京。
今宵なんぞはもう<え?二月くらい?>
と思える肌寒さに雨。

ダービー=晴れ

という望むべく図式が壊れた中での
明日のレースとなる。

ダモシ主宰のケイバ・タイムスも
春シーズンはこのダービーを含めて三戦。

当欄では今宵まず以下に
ケイタイでのダモシ寄稿文から
出張掲載。

今回の日本ダービーの本紙馬柱も
当欄にも特別掲載。


http://www.246material.me/keitai2010.html
(ダービー馬柱はページ最下部)

以下、ケイタイからのダモシ予想コラム。



*****



<ダービーと天気>:::::


コドモの頃、
遠足や運動会の日に雨だとイヤな気分になった。

ネガティヴな性質の人間だから
そもそもそういったイベントに対しても
ネガティヴで、行きたくないな、面倒だなと
感じていたところに輪をかけての、雨。

陰鬱な天気が大嫌いだ。
且つアトモスフィアを壊すような悪天候。
これもイヤだ。

雨なら雨で、雨に似合うタイミングがあり、
逆にいえば
晴れるべき日というものもあるのだ。


晴れるべき日。

少年期におけるそれはプロ野球観戦日。
せっかくお父さんと一緒に出かけるプロ野球。
雨だと中止になるばかりではなく
事前のワクワクがぶち壊しになる。

青年期におけるデート。
それが豊島園や多摩テックなどであれば
これはもう晴れなければならない。


"移動祝祭日"日本ダービー。

願う最大のことは、
絶好のサニースカイの空の下、
良馬場で闘わせてあげたいということ。

ダービーの日は晴れ。

これがダモシのトラウマであると同時に、
日本のお祭りの一つである
ダービーの日は
晴れなければならないという観念を
持っているからだ。

有馬記念は雪でも雨でも良い。
そもそも照明的に暗い印象があるからだ。

だがダービーの雨は
記憶に新しい昨年、そしてミホノブルボンが勝った年
など事例はあるが、

やはり競馬体験黎明期の、
日本競馬ブーム頂点の日の天気
(90年/アイネスフウジン)が
強烈なイメージを残しているからだ。

原初期のダービー
(88年メリーナイス、89年サクラチヨノオー)は
それほど絶好のサニースカイだったイメージがないが、
90年のそれと、翌91年トウカイテイオーのダービー。

この二つが鮮烈なトラウマとなっているのだ。

だが、今宵は既に雨。
明日も、絶好のサニースカイとはいかないか。
馬場も渋れば、それぞれ絶好の馬場での力比べとは
いささか趣も変わってしまう。

史上最高のダービーと言われる今回、
天気が邪魔をして大凡戦になる可能性も
出てきてしまうから、忌憚なく"イヤ"だ。

やはり物事、アトモスフィアは重要。
天気もまたそれを読まなければKY天気となる。

運動会の日やダービーの日は、
晴れなければならないのである。

空も、もうすこし配慮が欲しい。

今年のダービーは、KY天気か。
そろそろ府中の馬場も痛んでくる頃合いで、
しかも二週続けての雨。

とくれば、
2,400m距離不安のあったミホノブルボンが
勝ち切ったと同じく
"よいしょっよいしょっ"ダービーか。

"わっせわっせ"と
重い馬場を粘って走って前残り。
そのイメージがある。

あるいは、"どすんどすん"。

カミソリの切れ味が封印されて
ナタの切れ味とタフネスさがポイントか。

逃げ・先行馬をフォーカスすると共に、

この天気状況は、
ヴィクトワールピサの二冠をも後押しするか。
気負いの岩田を、雨が和らげる。

陣営にとっては願ってもない天気の味方。


まずは天気。

雨というダークサイドは、
かえって日向を歩き続けてきた
ヴィクトワールピサの背中をさらに押す

という皮肉。




<史上最高のダービー、崩れる>:::::


今年のダービーは、
どの路上でも語られるところでは
史上最高、史上最強のダービー。

それは豊富なタレントが
いずれも万全の態勢で出揃い
好勝負が期待されるからである。

ところが、
まずは天気が雨という点で
史上最高のダービーという意味付けは
消滅する。

そして大外枠に入った
ダノンシャンティが
直前になって骨折〜出走取り消し
というトラジェディーに見舞われた。

これは
史上最高のダービーという冠から
一枚飛車角が消えることとなり
盛り上がりを10%欠くことになる。


当初、
トゥザグローリーを除き、
キーポイントの馬として
ダノンシャンティを筆頭に考えていた。

・ペルーサは、タフなレース経験がないから
 着外の可能性もあり

・ヴィクトワールピサは、鞍上の岩田の
 メンタル面が負の方に向かうことと
 晴れの良馬場ダービーでカミソリのキレを
 持たない脚色からも内に包まれて惨敗

と読んでいたのだが、

そういう意味では
後方から最後の直線勝負での最速の上がり
に一本かぶりで賭ける
というシンプルな、且つ展開に左右されない
ダノンシャンティを
内々では推していたのだ。

さらには、
ダモシが推す推さないに関わらず
ダノンシャンティという
芝1,600mの日本レコードを先般出した馬が
ダービーに出てくるということでの影響力。

これを鑑みれば、
ダノンシャンティがいるかいないかでは
他の馬の一角、二角、三角、四角そして
最後の直線それぞれでの位置取り、展開所作に
大きな差が生まれるであろう、と。

だからこそ、特にこの筆頭格の一頭である
ダノンシャンティが出走取り消しになった
という報を、今宵の出先の駅売店に並ぶ
新聞の見出しを見た瞬間、

"がっかり"したのである。


"あぁ…。結局こうして最高のメンバーが
欠けてゆくのだな…"と。


これに関しては
厳しいようだが、松元国師の管理ミスを問いたい。

なにをしとるのか、と。

ダモシがオーナーなら激怒ものである。

馬、調教師、オーナー、騎手。
その他を含めた関係者だけの問題ではなく、
ファンあってのプロスポーツであることを
前提にいえば、

日本ダービーという舞台に
有力馬(五番人気以内の馬)として出走を
目指していて、馬柱も確定した後に
骨折判明〜取り消し
という作法は、忌憚なく言って調教師失格である。

NHKマイルC→ダービー
という変則二冠のローテーションを
新たに確立させた松元師の手腕は評価するが、

そのローテーション自体にそもそも無理があるのは
承知の上で結果を出すに当たり、
それ相応のケアと微細細心の戦略設定があるはずだ。

それをどこかで実績があることから
驕りが生じていたのではないのか。

厳しいローテーションとこの変則二冠の作法は
馬に相当な負担がかかることは明白だ。
それを超えたところで、
例えば今回に関しても調教後のコメントを見ても
強気一辺倒だったわけだ。

それがこの有様だ。
詐欺といっても良いだろう。

松元師と関係者は、大いに反省してもらいたい。
ダノンシャンティはもう復権しない可能性もある。
普天間問題に端を発した一連の事案で
罷免された福島瑞穂だ。

少なくとも
<史上最高のダービー>を楽しみにしていた
ファンを、全員ではなくとも、
少なくともダモシのことは失望させたわけだ。


<史上最高の〜〜>
<史上最強の〜〜>というものは
こうして常に、直前になって、
メンバーが揃わない等が起こり、

結局は
<普通の〜〜>に収まる。

これは良くない。



・雨
・ダノンシャンティの取り消し


この二点は、
今のこのご時世にあって
久しぶりに<祭り>的盛り上がりを享受し得た
日本ダービーを、

"史上最高"から"普通"へと劣化させかねない失態である。

ダモシはきっちりと
富士登拝には、脚を万全に調整して出走する。

松元国師は反面教師である。

ダノンシャンティが取り消しということになり、
またこれ
ヴィクトワールピサの背中を押すことになる。

ヴィクトワールピサには、
何か目に見えないラックが取り憑いているのか。




<取捨選択:まずはケシの馬>:::::


前走で大敗した馬は迷わずケシ。

プラス、
前走が直近(京都新聞杯など)で
好走したものの、

その前に皐月賞に出ていて惨敗していた馬。

これもケシ。

それに該当するのが、
ゲシュタルト
レーヴドリアン
サンディエゴシチー
シャイン
ハンソデバンド
トーセンアレス

これプラス、取り消しの
ダノンシャンティ。

ここで残るは十一頭。
十一頭から六頭を選ぶことになる。

ゲシュタルトとレーヴドリアンは
メンバー的に華のない京都新聞杯で
それぞれ一着、三着と好走したものの、

その前の皐月賞で七着、九着と破れている。

もう皐月賞〜京都新聞杯という
ローテーション自体、厳しい。
走り過ぎである。
ダービーでは馬群に沈む危険性が高い。

皐月賞で好走してから
ダービーに直行してくる組には
どう考えても及ばないだろう。

ただ、同じ京都新聞杯好走組でも
その前のレースが皐月賞ではない場合は
イキとなる。

コスモファントム
(京都新聞杯二着←その前は四ヶ月半休養)
がその典型例だ。


取捨選択上に存在しない馬
すなわち、そもそもからしてピックアップ
するべき馬。

それはヴィクトワールピサ。

一冠目の皐月賞の覇者であり
六戦五勝(二着1回)という連対率100%。

外す理由はない。

ヴィクトワールピサに加えて
あと五頭を選んでいく。




<豪華キャスト陣の取捨選択は?>:::::


ダノンシャンティが取り消しになり
豪華キャストから一頭消えたが、

既にピックアップされた
ヴィクトワールピサ以外の
豪華キャストの取捨はどうするか。


その面々は、

A. 二歳王者ローズキングダム
B. キャリア四戦無敗で青葉賞を勝ったペルーサ
C. 前哨戦を勝った超良血ルーラーシップ
D. キャリア三戦二勝二着1回のトゥザグローリー
E. 皐月賞二着のヒルノダムール
F. これまた良血リルダヴァル


この中から、
ダノンシャンティに等しく
前走をNHKマイルCと選択して
そこで激走して勝ち負けした馬は外す。

対象はリルダヴァル。

ダノンシャンティが潰れたのである。
そのNHKマイルCが狙い目(休養明け三戦目)だった
リルダヴァルも、もはやOD状態であり、
タフなダービーの2,400mは乗り切れないだろう。
無事に走れば御の字ではないか。
これで、Fは消える。


Bのペルーサ。
青葉賞を一番人気で一着。強い勝ち方。
青葉賞を勝った馬はダービーで勝ったことはないが、
二着は過去十年で三回ある。
十分に争覇圏でイキ。

Cのルーラーシップ。
こちらも別路線組で前走はプリンシパルS(一着)。
プリンシパルSからダービーに向かった馬が
ダービーで勝った試しはない。
しかも二頭が三着したのが最高で
その他は四着以下。

馬券対象とは異なるが、
ルーラーシップは三着はあり得るのでイキ。


皐月賞二着ヒルノダムール
二歳王者で皐月賞四着のローズキングダムは
いずれもイキ。

トゥザグローリーはデータ的には
ダービーで三着以内に入るのはほぼ苦しいだろうが、
キャリア三戦で望んでくることで
やらかす危険性は残るため、イキ。


豪華キャスト陣からはリルダヴァルのみが消え、
ウィクトワールピサ以下
ペルーサ
ルーラーシップ
ヒルノダムール
ローズキングダム
トゥザグローリーの六頭がここで生き残った。



<その他の伏兵は?>:::::


既にイキのコスモファントム以外、
生き残っている伏兵は
メイショウウズシオ。抽選で出場なったラックを持つ。

しかし重賞勝ち経験はおろか
オープンですら勝っていない経験のなさは
大きく割り引かざるを得ず、消し。


残るはアリゼオとエイシンフラッシュ。

前者は重賞の勝利経験(スプリングS)がある上、
ローテーション的にも過不足のない
前走は皐月賞(五着)。

勝つ可能性を残している点と
雨のダービー前残りを考慮すればイキとなる。

後者も重賞勝ちの経験(京成杯)があり、
前走は皐月賞(三着)で好感が持てる。イキ。


ここで

ヴィクトワールピサ
ペルーサ
ヒルノダムール
トゥザグローリー
ルーラーシップ
ローズキングダム
コスモファントム
アリゼオ
エイシンフラッシュ

この九頭がイキ残ったわけである。



<6/9>:::::

九分の六。
ここから三頭をカットアウトするとなると

・雨&寒いという皐月賞的天候性装い
・ダークグレイな映像的アトモスフィア
・ダノンシャンティ不在(直線一気を警戒せずに済む)

という要素にプラス

・力関係

が考察材料として出てくる。


皐月賞二着のヒルノダムールは
豪華キャストのダービーゆえに
人気を実力以下に落すのではないか。

だが、昨年末のラジオNIKKEI杯で
ヴィクトワールピサには破れたが
(ヴィクトワールには皐月賞でも破れた)、

今年に入って
ルーラーシップを退け、
ペルーサとの直接対決でも
破れたものの半馬身差。

展開優位&枠順優位になるアリゼオは、
そのヒルノダムールを昨年差し切っている上、
勝った今年のスプリングSでは
既に消したが京都新聞杯を勝ったゲシュタルトと
ここでイキているローズキングダムを封印している。

ヒルノダムールとアリゼオは
皐月賞だけで見れば前者はエッジだが、
アリゼオは大外からの競馬に関わらず
前で生き残って五着したパワーがある。

力量的には
ペルーサ
>ヒルノダムール=アリゼオ
>ローズキングダム=ルーラーシップ

という構図が描かれる。

そして
昨年末のラジオNIKKEI杯にいたもう一頭。
コスモファントム。

この取扱いが、ペルーサの取扱い同様に
予想におけるKSFの一つになりそうだ。

コスモファントムはそのNIKKEI杯で
ヴィクトワールピサの二着。
四ヶ月半の休養明けで
京都新聞杯に出てきて二着。
常に好位で先行して粘り
1,700m以上ではすべて連対。

しかもダート勝ちもあり、雨にも対応。

ゲシュタルトやリルダヴァル、
レーブドリアンらとの明らかな違いは、
ローテーション的にも
ダービーに標準を合わせてきている点。

好感度大である。


ペルーサ
コスモファントム
ヒルノダムール
アリゼオ。

これはイキで取り上げたい。


ローズキングダムは二歳王者だが
三歳になって伸び悩みか
あるいはバッドラックか結果が出ない。
大崩れせずにキープしている点は認めるが、
勝ち味に遅れている感がある。

そして最大の致命傷はバッドラックだ。
サニースカイ&猛暑のパンパンの良馬場であれば
これに重い印をと思っていたが、
これがまたよりによって雨。

さらに、体重減少が止まらない。
肉体的に見映えせず
タフなダービーは厳しいと読む。

消すのは怖いが、消し。


エイシンフラッシュ
ルーラーシップ
トゥザグローリーをどうするか。


ルーラーシップは超良血には違いないが
ここ二戦での出遅れ癖が気になる。
馬場もパンパンでないとなれば
キレ味が殺される懸念が高い。
枠順も内側で、毎日杯のように
内側で"何をしとるのか"状態に陥る危険性は
否定できない。

数の論理で、消さざるを得ない。

調教タイムがかなり良く
消すには怖いエイシンフラッシュはイキ。


ヴィクトワールピサ
ペルーサ
ヒルノダムール
コスモファントム
アリゼオ
エイシンフラッシュ

でもう六頭。

トゥザグローリーをどうするかが
最後のポイントになる。
比較対象がペルーサしかなく、
且つ"やらかす"可能性は否定できず
消すことができない。



<結論は…>:::::


雨。やはり
ダモシはどう足掻いてもこれは無視できない。

天気と地域(場所)。
これは闘いにおいては大きな影響力を持っている。

勝負の分水嶺に関わる重要タスクである
"アトモスフィア"を支配しかねないからだ。

巷の本命ヴィクトワールピサは
そのアドバンテージを受けるものの
東京府中の左回りで勝ち負けするという
部分におけるアイディアが劣る。

これまでの王道路線での勝利は
実力もさることながら
武豊、岩田というそれぞれの騎手の
勝利へのアイディアが奏功している部分もある。

初の東京府中。左回りでそれが成される
イメージが沸かないのと
陣営がアイディアを描いているかが疑問
(力だけで勝てると踏んでいたら危険)なので、
一枚割り引く。


天気のアトモスフィアから
本命と対抗には
ヒルノダムールとアリゼオを
まずは◎と〇のツートップに推したい。


ペルーサは東京で勝利するイメージは
十分出来ている。
勝ち方も強いのは分かっている。

だが青葉賞の衝撃は、
相手関係上、比較対象外だと感じる。
途上にあり素質だけで走っている
トゥザグローリーを除いて
相手はすべて二流。

楽な競馬の中での好タイムは参考外
という厳しい見方をしたい。

ペルーサを、
歴戦の激闘をくぐり抜けてきた
ヴィクトワールピサの上に置くことはできないし
ヴィクトワールに失礼だ。

且つ、アンチ精神がダモシにあるからだ。
そもそもネガティヴなダモシである。

<横山典がデキすぎ:やることなすことうまくいく>
=勝てば三週連続でのGI優勝とダービー連覇という快挙
<藤沢和師、悲願のダービー制覇>
=三度目の正直で遂に藤沢師
<父の無念を晴らす>
=勝てば父ゼンノロブロイ(二着)の雪辱

というデキすぎのストーリーで大団円が
用意されている。

これはまさにフェイク・ファイトあるいは
ブックに類する事案だ。

それこそ世の中そんなに甘くない
という結果がもたらされることを
ネガティヴ性格のダモシとしては願うこともあり、

勝利する可能性が最も高いであろうペルーサの
評価印を思いきって注まで落すことにする。

あまりにデキすぎなペルーサを取り巻く環境構図。
雨がそれを阻止せんと降り始めたわけである。

普通に圧勝すればしたでしょうがない。
あぁ勝っちゃうのね…と割り切るしかない。
ペルーサは馬群に沈むとあえて読むのも、ありぜよ。


▲は、勿論、勝ち負け分水嶺にある存在の
筆頭格としてヴィクトワールピサを。
これは皐月賞馬であることと
これまでの歴戦での勝利へ敬意を表して。



二つの△。

ここを
トゥザグローリー
エイシンフラッシュ
コスモファントム
で争う。

勝ち負けは厳しいだろうが、
一発ある(連絡み)存在筆頭として
コスモファントムは無視できない。

やはりヴィクトワールピサに
クビ差二着という実績や
ダートを大勝しているという所作が
明日の雨中のダービーのイメージに合致する。
前残りの所作もぷんぷんだ。

コスモファントムを△。


やはりここでも最後は
エイシンフラッシュと
トゥザグローリーで悩むことになる。

素質は後者。状態は前者。

悩みに悩むが、
いくら状態が良いとはいっても
それは伝聞で、自身で見たわけではないため
信用が置けない。三味線の可能性は十分ある。

一番枠と初の東京、ダービーでの興奮。
状態の良さが入れ込みへとつながり
内にもまれて馬群に沈む感もありあり。

ここは素質に賭ける部分と大きな身体であること、
さらには母親がダートで強かった点からも
△にトゥザグローリーを選択する。




締めは、◎と〇の選択。

ヒルノダムールかアリゼオか。


ここはやはり東京は立会川にいる
坂本龍馬さんに聞いてみやふ。

アリゼオ絡みでいう言葉なら
こちらの台詞ではないか。



arizeo.jpg


<アリゼオの一着、ありぜよ>。




◎アリゼオ
〇ヒルノダムール
▲ヴィクトワールピサ
△コスモファントム
△トゥザグローリー
注ペルーサ





posted by damoshi at 20:42| スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

×=サッカー・龍馬・デカイ子供



昨晩のこと。
帰宅してすぐテレビに向かって
<今日、サッカーやっているでしょ>と言い、
チャンネルを変えるダモシ。

ジュニアは言う。

<サッカー嫌いなのに観るの?>。

ワイフも
<ね。嫌いなのに>と訝しがる。

<日韓戦だからね。
 負けるところを観たいのだよ>と、

サッカーになると
"ものすごく性格の悪い"非国民になるダモシ。

ちょうどハーフタイム。
0-1で負けていることを知り、
<よし>とほくそ笑むダモシ。

食事をしながら三人で観る。

コドモだからジュニアは無邪気に
ニッポンを応援するが、
さっぱり攻められない青を見て
"うっしっし"とダモシ。

終了間際、韓国がPKを決めれば
静かに<よし>とまた呟く。

そして注文通りの惨敗。

<よしよし。注文通りというやつだ>と
ダモシはご機嫌になってバスルームへと向かった。


いずれにせよ
やっているのは選手であり
仕切っているのは監督である。

外野がとやかく言うのは簡単。

言うは易し行うは難し、である。

ただ、関係者はモノを言えるだろう。
セルジオ氏などは相変わらず元気なモノ言いだが、
問題はそれがただのうるさいおじさんになっていて
選手などには反映されていないであろう点か。

"天下のオレオレ"本田も
しょんぼりするような内容で
まあ"オレオレ"もそうそう世界では
うまくはいかんよ、といったところである。

世界に住めば分かるさ。
そうそう"オレオレ"だけではうまくはいかぬ。
本田君のあの勢いはいずこへ?とまた、ほくそ笑む。

いずれにせよ
先述の通り、言うは易し行いは難しであるからして
"サッカー・ファン"や"スポーツ・ファン"、
"サッカー日本代表ファン"などは、

応援するか、負けることを楽しむか、で良いだろう。

むろんダモシは
サッカー日本代表がW杯で全敗することを
大いに期待しているクチである。

性格が悪いのだから致し方なかろう。


逆に、
近現代では
今回ほどアグリーな様相や
まったく期待されていないサッカー日本代表も
ないのだから、

こういうときこそ勝ってしまって
決勝トーナメントなどに進んでしまったら、
それはそれで面白くもあるが。


黙って観て負けるのを楽しみにしている
ダモシが唯一、"スポーツ"そして"闘い"
という目線から言えるとすれば、

サッカー日本代表には
以前からそうだが
チームワークというものが一つの感じられぬし、

同時にまたこれが致命傷なのだが
<勝つぞ>というパッションがまったく見えてこない。

組織としてもトンチンカンなものになっているが、
逆にいえばそれは日本の企業組織にも似ていて
愉快でもある。

組織力というかチームワーク。
これが、基本的に外国に劣っているのは
今にはじまったことではない。

野球ではそれはあるのに、
なぜなのか。

不思議である。

多くの解釈はあろうが、
一つにはサッカー的性格というか
"オレオレ性"がより強いからともいえようか。

まあ、オレが主役的観念はすばらいしいことだが、
サッカーもまたチームスポーツであることを
忘れてはならないのだろう。


まあ、いい。

わざわざ語らずとも
サッカーを語る人はわんさか、いよう。

ただ、ひたすら今後も
本番での全敗を楽しみにしやふ。



*****


サッカーではないが、
いま、猫も杓子も興味津々のゼネラル・インタレスト
の一つが、坂本龍馬であろう。

それは何も、高知や長崎だけのことではない。

サッカーに等しく、
龍馬もまた嫌いな部類に入るアイコンである。


0525ryo.jpg


東京にある坂本龍馬スタチュ。

これもまた
オトナの遠足&お散歩で別途
取り上げるものになるのだが、

坂本龍馬である。

便乗商法は花盛り。

今後はさらに横須賀などが
エリアでいえば"盛り上がる"こと請け合い。

この坂本龍馬スタチュがある都内もまた
そのエリアとつながる京浜急行ライン。

京浜急行は今はチャンスだろう。
多くの乗客を電車へ誘い電車賃収入を増やす好機は、
<京急x龍馬〜京急で行く龍馬めぐり>
というキャンペーンにもよく表れている。


とはいっても、所詮といっては何だが、
いかんせん野暮ったい。

この路線が、である。

むろん横浜を過ぎれば
海の世界観へ化身するが、

都内の
青物横丁、鮫洲、立会川、平和島、梅屋敷
そして蒲田などのエリアは、
それはそれで昭和的世界観といってしまえば
それまでで済むが、

いくらなんでも的な様相で、錆びている。

善し悪しではなく、
そのエリアの女性もやはり大味で
こう、なんというか、ローカル丸出しである。

中学時代に
新日本プロレス観戦で大田区体育館へ
出かけたことがあるが、
梅屋敷で降りてからの道中が
なんとも居心地が悪かったものである。

怖いとかではなく、
何とも言えぬローカルチックな
柄の悪さが町全体に漂っていた記憶が鮮明だ。

足立や葛飾などの荒川的世界観や、
この京浜エリアは、
とりわけドン臭さが際立っていて、

それは昔っぽくて良いだの昭和的だのという
きれいごとではなく、
リアルに田舎くさい。

なぜなのか。実に不思議である。


懸命に坂本龍馬を媒介にして
盛り上げを図るエリアだが、
いささか無理強いの感は否めないわけである。

だって、その商店街は閑散とし、
あらゆる器材が錆ついているのだもの…。



525ryo1.jpg

せっかくの"龍馬の街"。
錆びたアーケード。


525ryo2.jpg

よからぬものを排して切り取れば
冒頭のスタチュのように見えるが、
まあ大変である。排するのが。

錆びた鉄骨に緩んだ電線、
そして無造作に干されるタオル…。

どうせならば、
もうすこし"ちゃんと"すれば良いのに
と感じずにはいられない。



*****



新団体が旗揚げされてから
最初の他流試合の大会が
先週末にあった。

ジュニアは運動会だったために
参戦しなかったが、

メンバー全員参戦。

だが、
一人の三回戦進出を除き
いずれも一回戦、二回戦での敗退
という惨敗に終わったようである。

それこそ
他流試合の大会でも
団体内大会でも常勝を誇っていた
旧特殊部隊員たちである。

例の騒動と新団体旗揚げなどで
しばしの動揺があったのか。

或る関係者によればしかし、
肉体的な差が出てきているとのこと。

つまり、新団体にきた
旧特殊部隊員の面々は
学年及び年齢別で見て平均的な体重より
軽いコドモが多いのが特徴だが、

ここにきて
小学二年生以上になってくると
体格差が如実に結果にも影響しているという。

見ていてそれは顕著だ、と。

ジュニアは参戦しなかったその大会での
小学一年生クラスでは
なんと体重が38kgのコドモも出ていたという。

小学一年生の平均体重は、
今から四年前のデータだが
文部科学省の調査によれば21.6kg。

ジュニアは現在19kgで
平均より軽いウェイトになっている。

仮に19kgのジュニアが38kgのコと闘う場合、
当然ながら大きなハンデとなる。
格闘技であるがゆえ、如実である。

フライ級とヘビー級の闘いとまではいかずとも
幼児の中でのその体重差は、
相当なハンデになることは明白だ。

大会に出たメンバーはいずれも
体格差とりわけ体重差に泣かされたようだ。


だが、そうもいっていられない。

いずれはそういう体格で大きく
上回る相手と闘わなければならない時が来る。
幼稚園時代も
平均より軽いジュニアは
ほとんどの大会で自身より大きな選手との
闘いを余儀なくされた。

その差の幅がより広がるというわけだ。


来週、ジュニアは、
三月の優勝以来となる大会に参戦する。
いわばディフェンディング・チャンピオンである。

あのとき負けたコドモも
雪辱を期して出てくる者もいるだろう。

いま、来週末に向けて
対ヘビー級用の戦闘戦略を
ジュニアにスパーリングしながら
実践で授けている日々である。

当然、一撃必殺/一発逆転の秘技を伝授し、
それを可能な限り
本番までに精度を上げることと、

戦略上の身体アクションの反復練習である。


他流のガチンコのフルコンタクトである。
そのルールであれば
体格が同じコドモにはもう、そうそう負けないだろう。

問題なのは、
本人も精神的に未だ弱い部分がある
<対自分より大きくて重い相手>との闘いである。


メンバーの惨敗の借りも返さなくてはならない。
全員負けたわけだ。

そして、たまたま
来週のその大会にはジュニアだけが
新団体から乗り込むわけだ。

ここは、大いに見どころとなろう。


当然ダモシもセコンドで、

これは一騎当千でアウェイに乗り込む
ジュニアを後押しすべく

いつも以上の強面で臨むであろう。

あと10日あるが、
既にダモシは臨戦態勢にある。

万が一に備えて、
脚をさらに良化させておかなくてはならない。


未だ脚は、固まっている。

未だ、ほぐれず、

今宵も
<まだダメですよ、無理は。
 いまはまだ切れる可能性がありますよ>
と釘を刺されたところであるが、

それはそれとして、

いずれにせよ

コドモのくせに"デカイ"者が
とりわけ
サッカーや龍馬に等しく嫌いなダモシである。


コドモのくせにデカイ子供が相手になれば、
ほとほとエキサイティングな様相になろうか。







posted by damoshi at 02:12| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月23日

Primary Days-後編



大相撲、夏の東京場所は
横綱・白鵬の二場所連続全勝優勝で幕を閉じた。
これで白鵬は6回目の全勝優勝と32連勝。

"巨人・大鵬・卵焼き"の大鵬の持つ
最多全勝優勝記録(8回)到達を射程圏に。

連勝記録は、双葉山の異次元の69連勝や、
記憶に残っている千代の富士の53連勝が金字塔だが、

それらへ迫るなら横綱としてピークにある
25歳の今か。


一方、間もなく38歳になるアラフォー魁皇。

両国国技館を埋めた大観衆の
エモーショナルな歓声を受けて
見事に今場所千秋楽で通算1,000勝目を挙げ
マイルストーンに到達した。

万雷の拍手鳴り止まず。

千代の富士の持つ最多勝記録(1,045勝)に
届くか否か。


ゴールドのまわしに黄金の左。
白鵬は、往年の横綱・輪島を彷彿とさせる。

白鵬の黄金の左に対して、魁皇は必殺の右。

今もなお、右上手をとれば勝てる。
そんな必殺技を持つ魁皇だからこそ
1,000勝を成し得たのではないか。

いずれも左右、それを獲った瞬間の
<獲った!>的な興奮は、もはや様式美。

満身創痍の魁皇にとっての右は、望みの綱。
横綱・白鵬にとっての左は、王道。

いずれ劣らず、印籠的納得。


白鵬の、黄金の"綱"はまた
現代にあって妙に昭和的で、ダモシ的印象は良い。



競馬に目を転じれば、
三歳クラシックの牝馬最大のレース、オークス。

雨の東京競馬場で、
GI史上初となる一着同着というドラマが起こった。
アパパネはこれで二冠。牝馬三冠へ権利を得た。

そして来週はいよいよ東京優駿、日本ダービー。

今年のダービーは稀に見るタレント揃いで
顔ぶれ的には史上最高のダービーとも
目されている。

近代日本競馬最高峰のレースを期待したい。

久しぶりにワクワクする競馬で
今からもう楽しみでしょうがない。




*****



サンデーは、スポーツの特異日だ。

だが今宵は雨。
昨日の運動会は、晴れ。

根本的な、ジュニアの晴れ男ぶりが
今年も証明されたが、

<運動会>というスポーツ・イベントは、
今は5月か10月という体裁になっている。

たまたまジュニアが行っている小学校が
5月開催なだけで、
10月開催という昭和的世界観(体育の日が運動会)を
キープしている小学校も多いだろう。


学校によって異なるのは、
運動会におけるランチの様相もあるか。

事情によって父母や保護者が来られない
コドモもいよう。

だからランチはコドモは教室で
という学校もあるようだ。

その昔は、それこそ昭和的世界観では、
仮にそういうコがいても
他の父母は大勢いるわけで
<一緒に食べよう>と声がけしたり
普通に行われていただろう。

今では、他のコに気軽に声がけも出来なかったり
モンスターがいたりと
不都合が生じるから、
事前の繊細な気配りが求められたりする。
過剰な気配りともいえようが。

だがそれでも、
ファミリーで出かける休日の公園などに等しく、
<手づくりのお弁当>というものの構成は、

基本的に昭和も今も変わりはない気がする。

"巨人・大鵬・卵焼き"の時代ではないが、
それでも卵焼きは定番メニューとして
どのファミリーのそれを見ても入っている。

おにぎり、おいなりさん、サンドウィッチ。
これらが昨日のダモシ軍のお弁当のメインだが、
おかず類はチキンナゲット、里芋のにっころがし、
さつまあげ、ウィンナー、卵焼きなどの
これまたティピカルな
ニッポンの手づくり屋外用お弁当。

いずこのファミリーも
それらに果物(りんごだのみかんだの)が加わり、
そしてお菓子類がそれぞれのファミリーから
他のファミリーに配られる。

<どうぞ>と。

卵焼きにしてもサンドウィッチにしても
<どうぞ>と。

これが、良さだろう。


基本的には、変わらない良さ。

それが運動会の基軸ではないか。



damotsuna20.jpg


玉入れ。
運動会の競技として親和性の高さでは群を抜く。

写真をセピア色にいじってみれば、
これが昭和40年代のものといっても
何ら不思議はない。

それだけ逆にいえば色褪せない存在といえよう。


運動会としての親和性と普遍性。

これを体現しているものが、
そういった玉入れや手づくりお弁当
だったりするわけだが、

綱引きもまた、その一つである。

運動会以外における
コンペティションとしての綱引きではなく、

あくまでも
<運動会の競技としての綱引き>も
多くのことを示唆する
考察事案の一つになる。

昨日も、綱引き後、
共に参戦したお父さんのいるファミリーと
<綱引き論>で語り合ったが、

根本的に綱引きというものは、
原初的な意味でコンペティティヴな競技である
ということだ。

コンペティティヴ。
すなわち競争的なもの。
相手との闘い。

しかし
相手と肉体を合わせる格闘や
野球などのボールゲーム、
あるいは体操やフィギュアスケートなどの
個人競技、

さらには
相手はいるが直接肉体は触れ合わずに
速さや高さや遠さを競う陸上競技など
と根本的に異なるのは、


<綱>という存在があるがゆえ。


幼稚園での運動会もそうだったが、
綱を手にした瞬間の高揚感は異様でもある。

綱が野太いからそうなるともいえるのだが、

太くてダークな土色をした綱という
原始的なツールは
ふだん目にしたり手にしたりしないものである。

都会で暮らし、近現代的な日常を送る人々にとって、
そういった綱という存在を目の前にして、
そして手に握った時点で
既に非日常的な世界観へ入り込む。


これぞ、横綱ならぬ、綱の風格といえよう。


tsuna.jpg



*****



PTA役員による綱引き。

お父さんが唯一、出番となる舞台。

コドモたちが着席して見守る中、
参戦者が少ないからか
役員女性陣も参戦。

ワイフは、
ダモシが参戦するということで
写真撮影のミッションがあるため観戦。

右脚負傷を抱える中、ダモシは綱へ歩を進めた。



二試合のバトルだ。

当然、出るからには二連勝
すなわち全勝を目指す。


damotsuna1.jpg

一戦目は
たまたまママたちが多く、
そのママたちの
<怖いわ…。お願いしますね>という甘え声に
機嫌を良くしたダモシが、

<任しとき>と快諾。

共に、観戦するコドモを探して談笑。

右脚にはブラックの
特製ボンテージが巻かれている。


この時点では、
ドクターの指示である

<右脚を地面につけずに宙にあげて綱を引く>
<巻き込まれないようにしてください>
<最後尾に位置してください>

を遵守しようと心がけてはいるのだが、

グラウンドに歩を進めた時点で
既にアドレナリンが噴出してきていたことと
女性陣が多いこともあり、

<よし俺が>となってしまい、

結局は前の方へと出てしまったわけである。

もはや
<巻き込まれないように>という指示に対して
<勝てば巻き込まれることはないわけで>
という強気に転じ、

<右脚を地面につけずに宙に浮かせて>
という指示に対しては
<勝とうと思えばそれは出来ん。
 両脚での踏ん張りがやはり必要だ>
という強気に転じている。


さらに綱を手にして、試合が始まればもう、
それどころではなく、

ただただガムシャラに勝つべく全力を出す
という有様に転嫁した。


damotsuna6.jpg


そもそも女性陣のことは
綱引きにおいては戦力とは考えていない
ダモシである。

これでは負ける場合、
巻き込まれる危険性は高い。

ならば
巻き込まれないようにするためには
自分が全力で頑張るしかない。

右脚も地面につけ、
綱引きの鉄則であるポスチャーをとり
懸命に綱を引く
(紺のTシャツ&黒のボンテージ姿がダモシ)。


途中で既に完全にこちら側が
綱を引き寄せていることを実感し快勝。

ダモシですら
勝利の決定アナウンスの直後、
万歳して快哉を挙げるほど全力を出して
勝ちにいった。


こうなれば連勝を狙うしかない。

今度はさらに自発的に最前部まで出たダモシ。
そして一戦目と異なり
男性陣も加勢に来た。
面子を確認していざ闘いに臨む。


damotsuna2.jpg


<よし勝つぜ>と。

<声がけして、バランス良くいこう>と。


ジュニアが属する白組の優勝に
少しでも貢献すべく奮闘。

今度は男たちも少々混じって
一進一退の攻防が繰り広げられた。


<よいしょっ!よいしょっ!よいしょっ!>
という声がけが
奇妙なほどのチームワークを生む。

いずれも初めてチームを組むわけだが、
これがまた
運動会における綱引きの特徴で、

己がコドモを前にして
奇妙な一致団結を見るわけである。



damotsuna4.jpg


そしてまた、これが、楽しい。

実に楽しいから不思議である。


damotsuna3.jpg


楽しいのだが、ムキになる。

綱引きのもたらす心理的影響。

それが、
<綱を持って闘いはじめて最初にかかる負荷>
に対する抵抗心である。

それまでは笑顔だったりする。
気軽にやろうなどと思ってもいる。
たいてい。

しかし綱引きが始まって、
己が持った綱と己自身が
相手によって引っ張られていくと、

急激にムキになる。

なにくそ、と。

これが綱引きの、
もしかしたら最大のポイントか。

相手に引っ張られると
無意識というか
人間の本能なのか
引っ張り返そうとする。

引っ張られてたまるものかとなる。

そういった心理的な構造が、
綱引きを熱を帯びた競技とする。

しかも、それは運動会における綱引きである。
目の前ではコドモが見ている。

コドモが見ている前で
無様に相手に引っ張られて負ける姿なんぞ
見せるわけにはいかない。

そういった根本的な
コンペティティヴ・スピリットを生む
背景要因が折り重なっているのが

<運動会における綱引き>の妙といえよう。


かくしてダモシが二連勝。

<勝ったぜ>と誇らしげに
他の仲間ファミリーもいるシートへ戻り、

綱引き論を語りはじめたダモシだが、

後で知らされたところでは、
ダモシが参加した側が
白組ではなく赤組であったようで、

ダモシは綱引きの二試合とも
赤組の勝利に貢献してしまったわけである。


<なにをしとるのかぁ…>と嘆いたものの、

そんなことはどうでも良くって、
ジュニアにとっては
<ダディが勝った>ということでの喜びが
あったから、

ダモシも笑顔満面と相成った次第である。



かくして、

ジュニアは新馬戦で先行逃げ切り勝ち
ダモシは綱引き二連勝

という最高の結果に終わったわけだが、

運動会という括りでみれば
これもまた昭和から変わらぬ良さとして
存在していた紅白対抗という図式。

その意味では、紅白歌合戦同様に
赤組が勝つのか
白組が勝つのか
という明確なテーマがあったこともまた

運動会が盛り上がる基盤なわけだが、

その観点でいえば、
我々が属した白組は赤組に負けて
優勝は赤組になった点が唯一の無念か。



damotsuna10.jpg



とまれ。運動会。

己が小学生だった頃、
こんなに楽しかった記憶がないのだが、

それでもあの頃(昭和)と変わらぬ世界観の
この運動会というイベントを

不惑の大きな五歳になっている今、

己がジュニアと共に
存分に楽しめるという構図は
おおいに嬉しいところである。



運動会は、楽しい。そして、面白い。








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Primary Days-前編




基本的に、
知らないコドモの親と
学校という空間で逢うと、腹が立つのだが、
それはなぜなのか。

学校というコドモが主役の場にいる
知人ではない男親に
妙にネガティヴな感覚を抱くのは、なぜなのか。

一つ考えられる心理は、
対抗心ではないか、と。


2010UN12.jpg


男親。

それは家庭、ファミリーという
世界観の中では
権限や存在感を発揮することができる。

たいてい、
"会社"などのリングでは
そうはいかない。

己が主権、ということは
たいていの男親は
ビジネスのリングでは難しい。

だが、ファミリーという土壌においては
決定権や父権が
未だキープされている。

だから
どの男親も
己がコドモと同じ土俵の、
コドモ主体のリングにおいては
堂々としていられるわけだ。

しかしそのポスチャーが
実際のビジネスや社会人としてのリングでの
それと比例していないから、

歪に見えるのだ。

ダモシの目には。

<イキがっているぞ?>だの
<この場だからだろ?>だの、と思えてしまうのだ。

どの男親も虚勢を張る場。

それが己がコドモ主体の場である
学校を舞台とした
運動会や授業参観や学芸会や何やら

といった世界になる、と。

ワイフやジュニア自身が仲が良かったり
何らかの付き合いのあるファミリーだったりすれば
話は別だが、

まったく関係性のないファミリーの、
特に男親となると、
見ていると腹立たしくなるのである。

それは向こうもそうだろう。

根底にあるのは、対抗心だ。

己がコドモを前にすれば
どんなに弱い男親でも虚勢を張って
対抗心も発露させて頑張る。

そういうものだ。

だが、運動会などという場には
幼稚園時代からそうだが、
オトナのくせに
己がコドモに夢中になるがあまり

<己のプライドがルール>
という根本を守れない輩も大勢
登場するから厄介になる。

たいていダモシは、
運動会などにおいて一度は怒る。

これもまたルーティン。


今宵、ジュニアが小学校に入学して
最初の運動会。

のっけから怒声が飛ぶことになる。



*****


一年生だけでも
40人x5クラスだから、
六年生まで入れればたいへんな数になる。

田園都市エリアは少子化など
どこ吹く風だ。

大盛況の小学校。

親、そして祖父母。
これらが集まれば
それこそ大きなスポーツイベントの大会場
のような世界観になる。

ゆえに、

・場所取り禁止

・着席なし=オール立ち見

・お昼のお弁当食事場所は、
 体育館か学校敷地内か裏の公園

という構図が前提だ。

いわゆる徹夜や朝っぱらから並ぶなどという
ハレンチなポスチャーが続出するような
アグリー極まりない世界観を排除する意味では、

場所取り禁止は、賢明な処置だ。


そういう構図の中で、しかし、ランチ場所の確保は
必要になってくる。

ワイフと二人で学校に到着してすぐ
校庭の一部に場所を探すべく
立ち止まってキョロキョロしていた。

と、ワイフが
<あ、後ろに人が>と
ダモシにどくように指示を出した。

<ん?>と振り返ると、

そこにはダモシより若干歳上と思える
おそらく高学年のコドモの男親が
じっと立ち止まって
まさしくダモシがどくのを
何も言わずに
いやみったらしく待っている。

<あ、すみません>と言い、
ダモシはそっと横にそれるが、

輩は何も言わずに、
それでもいやみったらしい顔つきで
ダモシの横を通過して
ダモシが立ち止まっていたすぐ前の
場所取りしてあったと思われる
シートの上に腰掛けようとした。


一連のその男親の佇まいと態度に
怒ったダモシは、口を開いて注意した。


<何か言ったらどうだ?ああ?>。

男親は?といった表情を向けるが、
ダモシは始まったら止まらない。

<どいたのだから、ありがとうだの、
 すみませんだの、何かないのか?言うことは。
 そもそも、人の横や後ろから通りたいなら
 すみませんだのという言葉が出ないか?
 何をいやみったらしくしているのだ、ああ?>

男親は
"何だこの野郎"と顔に描きながらも
シートを指差し
<ココだから>とワケの分からぬことを言う。

ダモシが真剣に真摯に言っているのに、
こういう輩の特徴だが、
逃げるようにニヤニヤしはじめた。

これが始まると、ダモシをよけい怒らせる。


<アホか、お前。
 エクスキューズ・ミーと言えないのか?
 と聞いている。
 お前はコドモにもそういう教育していないのか?>

と、畳み掛けるダモシは完全に怒っているから
確信犯技である
世界一性格の悪い男へと化身した。


<それから、何がおかしいのか言ってみろ。
 何をニヤニヤしているんだ、ああ?
 笑うところじゃないぞ、お前。
 人の横などを通る際に何と言うのだ?
 どう教えられた?
 その態度、欧米でやってみろ。
 セイ・エクスキューズミー!>。


ダモシも、
その男親のコドモがそこにいれば
ここまでは言わない。

威厳を保たせて差し上げるために。

男親は逃げて、その場で座り、
視線をそらし、相手にしない素振りをした。

そこへワイフが止めを刺す。


<ほっときな!
 こういうチキンの無反応男なんか>

と。


分かった、と。


<次、すれ違ったら
 ブロンクス連れていくぞ>という

優しい言葉を輩に差し出して、
その場を立ち去ったダモシ。


結局、場所は、
その後タイミング良く逢った
知り合いファミリーなどで
グループで体育館裏に確保して、

最後までその場所をベースとして
ワイワイガヤガヤということで
落ち着いたわけであるが、

その場でもワイフは
<今日も早速、怒ってましたからね>と
顛末を他の夫婦に語り、

話題を振りまいていた。




*****



己がコドモが出場する競技の
ビデオ撮影や写真撮影にしても
親どもは
いささか興奮し過ぎているきらいがあり、

他人のことを意に介さない所作が多い。

敬老席という
祖父母専用の着席エリアがあるのだが、
そこは観賞するにも絶好の場所。

だから
その敬老席の後ろの立ち見は超満員
となるのだが、

わざわざ敬老席ということで
特別指定席の世界でイスがあるのに
元気なシニアは
己が孫に対して立ち上がって嬌声をあげる。

各所でモメごとが起こる。

ダモシはシニアには敬意を表して
声を荒げたりすることはあり得ないが、

その分、確信犯技で
これまた世界一性格の悪い男に化身する。

望遠レンズは長く、硬く、大きい。

それを夢中になって撮っているフリをして、

興奮して立ち上がっていることで
己の頭が
我々立ち見客の写真撮影を阻害していることに
気づかないシニアの頭部に対して、

望遠レンズをゴツンとやるのだ。

<着席指定席を用意してもらっているのに
 立っている方が、悪い>

という通奏低音があるから、
ダモシが悪いということにならないから
面白い。


都合三度、ゴツンとやった。

本来なら、
シニア以外の親の頭が邪魔ならば

その頭を、ポカリとやりたいところである。
何度やりそうになったか。
ポカリ、と。


その一方で、
真面目ぶった親も大勢いて、
その真面目ぶって人間的あるいは人間性が優れた人
的な装いをするのもまた

コドモ主体の場

にいる親の特性だが、

たいして人間的にデキていないくせに
"人間的"、"道徳的"ですよ的に虚勢を張るから
それがまたカンに触るわけだが、

おしゃべりに興じているシニアに、
背後から
人間的にデキている風情を装った
教育ママ的ヒステリー女が叫ぶ。

<校長先生が話をしているのだから
 おしゃべりしていないで
 黙って聞いたらどうですか!>

と。

シニアは一瞬、<ごめんなさい>と言うものの、
歳下のママに叱られて
カチンときたのだろう。

<そうやって怒ることないでしょっ!
 怒ることないわよっ!
 なによっ!>

と何度も何度もしつこく、ブツブツ言う。

険悪なムード漂う空間。


そうかと思えば、
ダモシ的には親和性の高い
ワルっぽいお父さんや
よゐこ的ではないと明らかに分かるお父さんも
いる。

面白いことに、

ダモシと同じく
右脚の膝下にテーピングやギブスをしたり
松葉杖をしたお父さんが

at least 五人いたから笑えるのだ。


互いに、知らぬ仲でも、
足下を見て共鳴できることがある。

しまいには、

それがたまたまジュニアと同じクラスのコドモの
父親であって、

母親同士も
ワイフとその母親も挨拶を交わしはじめたのだが、

慣れていないから
最初は重々しく他人行儀だった
母親同士の会話の中に

ダモシから進んで入っていって

<ご主人、松葉杖。ウッフッフ。筋断裂ですか?
 私も、ほら>

と声がけすれば、

<私はアキレス腱で…>となり、

挙げ句の果てには
フィールドアスレチックの話になる始末。

やはり年齢的に多いのか?

と思わざるを得ない光景が
繰り広げられたわけである。




*****




運動会後のこれまた<夫婦><ファミリー>
というティピカルな共通ストーリーで
愉快だと思われたのが、

<カレーライス>論争である。


ジュニアの幼稚園時代からの恋仲である女子の
両親とも同じスペースで過ごしたのだが、

その家の今晩のディナーはカレーライス。

他のファミリーも、カレーライスが圧倒的。

経験者ならばもうお分かりだろうが、
運動会はほとほと疲れる。

そんな日のディナーは、
母親はもう手づくりして手間ひまかける
余裕はない。

だからカレーライスということになる。

ワイフも
<冷やし中華にしようか、と>思っていたという。

いずれにせよ
手間のかからないカレーライスか何か。



あるファミリー。

帰宅後、
ご主人に<今晩のご飯は何?>と聞かれた。

奥さんは言う。
<カレーライスよ>。

ご主人はあからさまに不満を表明。
<カレーかよ…>と。

それこそ社食でしょっちゅう食べているよ、と。

ムカッとする奥さん。
なら自分で食べたいもの作れば?
と言いたくなる。

察したご主人。

<俺は、つけ麺が食べたいのだ。
 だから買ってきて自分で作るよ>

と言いスーパーマーケットへ出かけたという。



ダモシはといえば、
そもそもママ軍団にはウケが良いのだが、

今宵もサービス精神発揮で、

ワイフと他のママたちが
話をしている輪に普通に入っていって
面白話を披露する。

キャッキャッキャッと笑うママたち。

<で、私は思いますよ。
 ワイフも、ひとりじかんが必要だ、と。
 だから私はよくコドモとね
 "散歩行こうか"と言って二人で出かけるのですよ>

と言うと、大人気になった。

デキたご主人だわぁ〜と。

調子に乗ったダモシは、
ワイフとの昔の<納豆論争>から始まった
大げんかの顛末を語り、笑いの渦に巻き込む。

ハニームーン時代、
或る日、ワイフが食事に納豆を出した。

見れば賞味期限が切れている。

<賞味期限が切れているよ、これ>
とダモシが言うと、

ワイフは
<納豆はもともと腐っているのよ>と怒り、

それに対してダモシも怒り、

納豆を発端にして
しまいには
生卵や皿を投げ合う空中戦が勃発し
食卓もひっくり返るわなんだかで

たいへんな騒動になったという話だ。

それに対しては
99.9%のママたちが

<それは奥様の方に同意しますわ>と言い、

反ダモシになったが、

それはどうこうなくて
そんな話で楽しく場が構成されることが
重要なのであり、

そんな中から
<ウチもカレーライスよ>という
一つの考察に値する素材が生まれるわけだが、

その過程でダモシが
<今日は俺はピザが食べたいな、久しぶりに>
と言えば、

じゃあ宅配だと
日本のピザは小さいくせに高いから
合理的ではないから
ファミリーレストランに行こうか

ということになり、

近所のジョナサンへ馳せ参じたわけだが、

その店でもまた
他の知り合いの親子と出逢う。

ジュニアと同じクラスの男のコと
その父親の二人組がいたわけだ。

<ああ、どうも>と相成るわけだが、

そこでワイフが
<お母さんは?>と相手のコに聞けば、

ストレートな物言いをする
小学一年生の頃合いだから
親の都合は顧みずに言う。


<ママはご機嫌ナナメでウチにいるよ>

と。

お父さんは照れながら
<こら、言わないの>と言い恐縮するが、
ご機嫌ナナメの理由は
そりゃあすぐに分かるさ

と自分たちのテーブルに行って
ヒソヒソ話をするダモシとワイフ。


<きっとカレーライスだと言ったら、
 お父さんが文句を言ったのだな。
 その文句に腹を立てた奥さんが、
 アタシは疲れたのよ!と怒って、
 なら自分の好きなもの食べればいいでしょ!
 となって、

 男同士親子でファミレスに来た。

 そんなところじゃないか?>


とダモシもニヤニヤ言う。

ワイフも性格が悪いのか
<じゃあ、メールしてみよう>と言って
その奥さんへすぐメールするから
始末が悪い。

だが、その奥さんも奥さんで
メールもほぼ即レス的に返ってきて


<もう疲れ果てたから、
 ソファで寝ているところよ>と。


ママたちはたいへんだ。

コドモのケアをしたり
お弁当を作ったりするのはママたちだ。

一番、たいへんなのだ。


そんな中、お父さんたちは
運動会の出番があれば、そこでのみ
父親の威厳を示すチャンスがやってくる。


が、

小学校の今宵の場合はそれも役員PTAのみ。

ダモシは特性ボンテージをした
右脚をもってして、

綱の前に立った。


その場に立つともうアドレナリンが
噴出してきて
勝ってやるぞコラと
発揮揚々状態になるのだった。




*****



そんなこんなで、
もうこんな、たった一日の運動会
というだけで、

ネタが書ききれないわけで、

一部を殴り書き的に書いたのだが、

そもそも<運動会の一日>という
ストーリーで本一冊分くらいは書けるだろう的な
愉快なことが多々起こるから
それはそれで楽しいわけだが、

もう今はダモシは、

運動会後に駆け込んだ
整骨院で治療も受けたが、

腕はもう筋肉痛だの
上腕の内側は内出血とただれで痛いだの
脚の負傷箇所も痛くて張っているだの
そして
もう疲れて疲れて眠いのだの

といった状態であります。


今宵の運動会のストーリーは、
いま書いている前編と
明日の後編に分けて掲載する所存である。

前編の最後は、主役はジュニア。
後編の主役は、ダモシ。



田園都市競馬場
第9レース牡牝混合
新馬戦 ダート50m
出走馬6頭

ジュニアの徒競走であるが、
レース名でいえば
このような感じであろう。

競馬をご存知であればお分かりだろう。


幼稚園での年長時代の
運動会における徒競走で
ジュニアは一番だった。

小学一年生として最初のレースは
彼にとってもメイン競技である。

全体の前半戦のメインである玉入れを
本人は楽しみにしていたが、
徒競走においては戦前
妙に強気のコメントをしていたジュニア。

<練習でも一番だから>と。

ダモシは半信半疑で<ほぅ?>と
聞いていた戦前。

アントニオ号は四枠4番。
ちょうど真ん中の枠順。

スタート前、緊張感なく欠伸する
アントニオ号。


2010UN6.jpg


ところが
ゲートが開くと表情一変。

スタートダッシュ良く飛び出した
アントニオ号。


2010UN7.jpg


他の親の頭が
邪魔で邪魔でしょうがなくって

ポカリとしたくなります。


逃げ馬の如く飛び出して加速する
アントニオ号。

二番手で追走してくる他馬の
脚色も良い。


2010UN8.jpg


どんどん加速するアントニオ号。

外枠からは誰もついてこない。
追ってくるのは二枠2番。


しかし二枠2番は後半で
急激に脚色が鈍る。

その間、アントニオ号は
上がり33秒台の末脚をさらに見せて
一気に突き放す。


2010UN9.jpg


このまま差を広げて、
最終的には十馬身の差をつけて
一気の逃げ切り勝ち。

幼稚園年長時代に続き連勝と相成った。


ダモシが知らぬ間に、
急激に走る脚が速くなっていた。



2010UN10.jpg


ゴール後、
ワイフを見つけて、キメのポーズはアントニオ号。


各レースの一着馬が集う
ウィナーズ・サークルに向かったジュニア。

皆は列になってきちんとしているのに
調子に乗ってヤンキー座り。


2010UN11.jpg

<ほれ見ろ>といったところなのか。



開会式。

これがまた長かった。

つい
<さっさとしてくれぇ…。話、長いよぉ…>
と校長先生のスローモーな
開会挨拶にブツブツ言うダモシ。

アントニオ号は聞いている風情がない。
開会式に続く準備体操でも
アントニオ号は真面目ではない。


2010UN4.jpg


"よゐこ"ではないから、しょうがないであろう。


不真面目風情は、閉会式でも見られる。
アントニオ号は唯一、
先生に叱られていた。

その叱られ方と、
叱られた後に先生が立ち去った後の
また悪ふざけぶりが、

ダモシの往時を彷彿とさせ、

やはり合わせ鏡なのだなと思わせる。



2010UN1.jpg


この有様だもの…。
他のコドモとの差が顕著だ。

これで、よゐことは言えないだろう。

まあ、
ダモシもダモシで
<真面目にしろ>とは言わないし思わないからして
これで良かろう。

真摯な闘いにおいては
彼は気合いを入れるわけであるし、

要するに、
真面目に真剣に真摯にやるときと
そうではないときの区別は、
こちらもつけさせるし、
プラスα、本人の感性の問題である。

悪ふざけレベルは、男の子である以上、
逆に大いに小さい頃にやっておくべきである。



2010UN2.jpg


これもまあ、ひどい。
お笑い系ともいえよう。

だが逆にダモシは不思議だ。

大勢の、99.99%のコドモが真面目なのが。

きちんと整列し、
きちんと大人しくして、
話を聞いている"フリ"は成されている。

ある意味で、
やはり大きな五歳ダモシよりも
彼らの方がオトナといえようか。


ダモシもまた、オトナの訓示や話を
聞くことができない。

聞いているフリくらいは
少々出来るようにはなったが、

そもそもそういう話はたいてい
くだらない内容で
面白くないからして、

基本、聞くフリで良かろう。

ダモシなら
コドモたちが喜んで聞くような話をするだろう。



2010UN5.jpg


Primary Daysの或る一日だが、

コドモにとっては
最高に楽しい一日だろう。


ダモシもまた、大きな五歳だからして、
かわいいママたちとも
おしゃべりできたし、

コンペティティヴな綱引きも出来たし、

たいへん楽しい一日だったことは
言うまでもない。










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2010年05月22日

治癒への分水嶺:綱引き




hanakoppoi1.jpg


hanakoっぽい写真とでもいいましょうか。
青っぽいというか、
色温度を調節したようなというか。

いずれにせよ昨今、これに似た色合いの写真が多い。

その典型が雑誌hanakoだろう。


不思議系というか
無味乾燥系というか、
ボケッとしているとしか思えないのだが
さも思案げに見せつつ
それがお洒落でクリエイティヴとでもいうのか、

的なオンナが、
映っていれば尚、hanako的といおうか。

今宵ちらっと
そういうタッチで撮ってみた。

羽田沖で。


hanakoppoi2.jpg


横浜の山下公園でも。


これらの色温度では
そう感じないが、今宵は猛暑の30度。

たいそう汗ばんだわけである。



*****



夜。空手道場へ顔出し。

むろん行けば
空手コドモのママたちの目は集まる。

<あ、ダモシさん>だ、と。
登場した、と。

六月には、三月の優勝以来となる
大会出場が二つ控えていることもあり、
ジュニアへ睨みを利かせる目的の他、

新団体となってからの集合写真等の
記念撮影のミッションを担っていたわけである。

当然ボランティアだが、
ダモシ撮影写真と
ちょっとした文を同団体のwebsiteにする、と。


集合写真、師範の写真、黒帯者だけの集合写真
等々を順調に撮影していく。

当然、マニュアルで、
絞りもフォーカスもオートではなく手動である。
夜の道場室内でもフラッシュは使用しない。

三脚使用も、もとより。


代表が言う。

<お母さんたちも入って皆で撮りましょう。
 ダモシさんも>

ということになり、

フォーカスを合わせてタイマー。

ピッピッピッとタイマーが鳴る。


と、思わずダモシ、走ってしまった。

ママたちから
一斉に声が挙がる。

<あぁ〜っ>
<きゃぁ〜っ>
<あ、あしぃっ〜>

ワイフも軽い悲鳴をあげる。

<走ってるっ。きゃぁっ…>

ダモシはそれらの悲鳴で我に返り、
脚が負傷していることを想い出した。

夢中になっていたのである。
写真撮影に。


<あ、そうだった>と言い、
脚をひきずった。


代表は言う。

<前々からアレですけど、
 脚が治ったら、やりませんか?>

と誘う。


さらに新団体ゆえに
師範がいないから、

<師範、やりませんか?>と問う。

その心は、むろん写真用のフェイクなのだが、
今宵ダモシが参上するということで
ダモシに師範役という案があったようだ。

・身体ポスチャー
・顔

この二点で
師範役には打ってつけである、と。

ところがワイフやママ軍団から一斉に

<でも、道着のサイズがないでしょ>
と笑いが起こり、却下となったようで、

まあ、ほとほと、
いない間に、どんな話がされているか
ダモシをどんなふうに言っているのか
たまったものではない。


ジュニアだけが味方か。

ジュニアにとっては、
他の父親は頻繁に来るが
ダモシはピンポイントでしか来ない。

その、来た時に目立ち、
インパクトを残すから
喜んでいるのだが、

今宵も撮影が終わり、
それと同時に練習も終わりとなって
着替える段階になって
ダモシのもとに寄ってきて

<ダディがいっぱい主役で、写真撮って、
 かっこ良かったよ>と言うジュニアは

やはりカワイイ、と。

<そうか>とまたデレデレになって
帰路コンビニエンスストアで
<ガンバライドのアイス買ってやるよ>
と相成ったわけである。


ダモシ直伝の水面蹴りも
ジュニアは実戦練習のスパーリングで出す等
きちんと取り入れて
着実にインプルーヴしてきている。

ワイフによれば
ダモシが道場に来ると
ジュニアのスパーリングでの動きが
劇的に変化するというから、
大会前は可能な限り行くようにして、

拙宅でも相手をすることが賢明だろう。

それを可能とするには
脚もだいぶ回復してきている。

普通に近い形で歩けるようにはなった。

固まりつつあった筋肉は
八割方固まってきている。

それをほぐせば治癒だ。

ちょうど治癒と全治への
ファイナルカウントダウンに差し掛かっている
分水嶺にある。

だからこそ明日の運動会での綱引きが
ポイントになるだろう。


昨日、今日と通院できなかったことが
災いするか。

そして無理して綱引きに参戦することが
禍となるか。

それは明日にならなければ分からない。


明日は小学校へ向かう前に
鉄アレイで筋力トレーニングをし、
十分な脚の事前運動をする算段である。



摂氏30度の今宵、
ヨコハマ風情をまた多く撮った。

それは明日にでも掲載したいところである。



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posted by damoshi at 01:34| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月21日

映えるタワー



春競馬もいよいよ
今週のオークス、来週はダービーと
メインイベントに近づいてきた。

特に今年の日本ダービーは、
稀に見るタレント揃い。

00年代は知らぬが、98年までの時代を顧みても
これだけタレント揃いで
有力馬の多いダービーは記憶にない。

JRAとしても相当な売上増と観客増が
見込まれているのではないか。

別枠のケイバタイムスでも予想に華が咲こう。



*****



脚は着実に復活へ向かっている。

<筋肉が固まってきましたね。
 これを、ほぐしていく段階になりましたよ>

というドクター談。

右脚膝下を触ると
それこそ石とは言わぬまでも
がちがちに固まっているのが分かる。

今週も月〜火は電車に乗った。

むろん勤労者諸氏の流れには乗れないが、
牛歩がday by day、少しずつ速くはなってきている。

ここが肝心。

固まってきている筋肉が
再び今またプチーンとなってしまっては
元の木阿弥である。

だが、明後日の土曜日は運動会での
綱引き参戦。

そこを乗り切れば、といったところか。

現在の脚の具合の想定では
完治はあと二週間程度と読む。


すれば、ちょうど富士登拝の約一ヶ月前。

頃合い的には
冨士に万全の状態で臨むに相応しいか。

逆に綱引きでプチーンときてしまえば
富士は絶望となるだろう。



*****



電車に乗った火曜日。

負傷以来で最も歩いたことになる。

東京タワーへ出向き、
夜は夜で
それこそ外での久しぶりの酒席。

アルコール自体を口にしたのも
そもそも大阪遠征の際に
新世界のコテコテ飲み屋に一人で入って以来。

久しぶりのアルコールだが、
快活に飲むことができたのは
相手が良かったこともあろう。


その東京タワー。

既載のように
いつも雨だったのだが、
それは崩れた。

今宵はまた銀座で
やはり雨だったのだが、

今週出向いた東京タワーは晴れだった。

晴れの明るい東京タワーの絵は
久しぶりである。

絶好のサニースカイではなくとも
天気記号的には晴れ。

そんなとき、やはり東京タワーは
より見映えする。



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<貴婦人のスカート>は健在。


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新緑とクロスするも良し。


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陽気につられて小型飛行機も
展望台付近を通過する。


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これぞティピカルな構図は、
増上寺と東京タワーの組み合わせ。

JR浜松町駅から歩けば、
左に世界貿易センタービル、
芝大門の門をくぐり抜けると

目の前に増上寺の大きな門があり、
この境内に歩を進める。


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外国人観光客にとっても
増上寺と東京タワーの構図は
インスパイアがあるのか。



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JR浜松町駅に近い
世界貿易センター・ビル付近から望む
東京タワー。



東京タワーの色が、
赤ではなく
インターナショナル・オレンジである
ということを知ったのは、

06年のNYからの東京出張時のことだった。

当時携わっていた雑誌で
<TOKYO>特集をしたのだが、
その特集の扉(メイン)で
東京タワーを"普通に"持ってきた。

それだけ今もなお
東京を象徴する存在としては
東京タワーは筆頭格といえるのだろう。


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posted by damoshi at 01:57| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

緑、夕日、三日月




ひとつには、

今週の土曜日にジュニアの小学校の
最初の運動会があるのだが、

ワイフが役員をしていることで
役員の夫君は競技に出るという
マスト・イシューがあり、

ダモシは出なければならない
という事情もある。

まずは綱引きがそのラインナップの一つだが、
出たら出たで手を抜くということは出来ず、
ムキになって闘うであろう。

それはコドモの手前というよりもむしろ、
己が性質であるからして致し方ないというか
事前に読めている。


で、脚はどうなのだ。だいじょうぶなのか?
といったところで、

今宵、負傷以来だから
実に三週間ぶりに電車に乗った。
杖を己が手元から離した。
痛かった。

でも、そうして慣らしていかなくてはならない。

まず、社会の流れというものがあり、
それは例えば"朝夕の通勤ラッシュ"と"駅"
というカテゴリーが最大のものだが、

一般的な五体満足の勤労者諸君の
その時間帯の流れ(ペース)に
当然、ダモシはついていくことができない。

ふだんは
それこそニューヨーク・ペースで
ぴゅっぴゅっとぱぱぱっと歩く方で
いわばペースは速い方だから、

それがスローにならざるを得ないというのは
精神的なストレスになるわけだ。

<ふぅ…。くそぅ…>と
勤労者諸君の闊達な徒歩のペースに
ついていくことができない己に不憫さと
忸怩たる想いを抱く。

帰路の電車内。

乗換駅で降りようとすると、
ダモシの右足(靴の上から)を思い切り
踏みつけている輩がいる。

輩は気づかず、しっかりと己が右足を
ダモシの右足に乗せている。

ただでさえ機敏な動きができない中で、
且つ急いで降りなければならない状況下で
踏まれている右足。

声を荒げず(出さず)に、
囁き声の荒げ声で
<おい!足!>と言い、
あとは顔の怖さでどかせるしかない。


<今は喧嘩や乱闘は出来ないでしょ。勝てないでしょ>
と笑うワイフに、

<闘わずして勝つ。それが顔で勝つということだ>
と悪びれずに言うしかないダモシ。

輩は<あっ、すみませんっ!>と
素っ頓狂な大声を出すから
車内の人々はダモシを見て
<怖いわ…。怒ったのよこの人>的眼差しを送り、

さらにそのダモシが
脚をひきづりながら降りていく背中に
<一般の人じゃないわ…>的空気を浴びせるわけだ。

ダモシは被害者なのに…。


<コドモの運動会があって。
 綱引きにはまず出なければならない>
と言うダモシに、

ドクターは
<出るなと言っても出ますよね?>と言いつつ、

アドヴァイスを授ける。

<右脚は浮かせて綱引きすることですね。
 左脚と腕と、その体重だけでやってください>。

真面目なアドヴァイスなのか
ふざけているのか分からない内容だが、
素直なダモシは<なるほどね>と頷き、

すぐにワイフに告げた。

<私が出ようか?>と
夫君の中にただ一人の妻として
男子プロレスの中に入る
女子プロレスラーへの化身も辞さずと表明したワイフに、

<否。俺が出るだろう。
 条件があるぜ。右脚は浮かせてやれ、と>

と言い、

さらにドクターから告げられたsuggestionを語る。

<一番後ろに位置しろ、ということだ。
 右脚を浮かせてやっていても、
 仮に相手側に負けて
 綱とメンバーもろとも引き寄せられてしまった際に、
 巻き込まれることは致命的らしい。
 ドクターは言っていた。
 "巻き込まれるな"とね>。


そしてワイフに依頼した。

そもそも小学校は大人数だ。
ジュニアの一年生だけでも40名x5クラス。
それが六年生まであり、
その親たちがやってくるから、
運動会の日は
<着席>は不可で全員立ち見が義務づけられている。

そんな状況はダモシには難しい。

役員であるという特権を上手く活用して
ワイフには
<夫は脚を負傷しているので
 特別にイスを>と学校側に述べ、

その代表者綱引きにも参戦するが、
最後方で綱を引かせてくれ、というリクエストを
するように

ダモシは依頼したのである。

それが通れば、
会場内ではダモシだけイスに座り観戦。
出番になれば出ていって最後方で
右脚を宙に浮かせた状態で
腕と体重と左脚だけで闘う、と。

勝てば、
負傷者というハンデながらも勝って
すごいわダモシさん、

負けても、
右脚が使えない状態だから
仕方ないわよダモシさん、

ということになるか、と。


と思っていたら
或る人が
<負けたら、
"負傷者が足を引っ張った"と責められますよ。
 世間とはそういうものです>と言った。


結果は如何に。

やるなら当然、勝利を目指す。

リレーへの出場も辞さない。

そもそも
いくらコドモの運動会とはいっても
自身が時間をスペンドするわけだ。

踊る阿呆に見る阿呆。
同じ阿呆なら踊らにゃ損損。

可能な限り参戦して、勝てば気分も上々
というわけである。


それを前に、そして負傷から三週間(昨日で)を前に、
先週の中盤から
<ん?>と初めて良化を感じた脚。

むろん未だ痛む上、
筋肉は正常に作られていない。

だが、そろそろいいか?
とリハビリも兼ねて週末に調布の深大寺と
神代植物公園を訪れて
ティピカルな"ファミリーの休日"を過ごした。


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絶好のサニースカイと初夏の鮮やかな緑。
最高のシチュエーション。


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芝生広場にサニースカイに
ぽっかりと浮かぶ白い雲。

とくれば、
父と子のキャッチボール。

ダモシが動けない代わりに
ジュニアは
きちんと相手に、相手が捕球できるところへ
投球する練習をすることを可能とした。


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投球のフォームが、
キャッチボールをするたびに良くなってくる。

これだけ肘がしっかり上がることが
羨ましい。

ダモシはもうこんなフォームでは
投げることはできない。


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ジュニアは言う。

<前はサッカーが面白いと思っていたけれど、
 最近は野球が好きになってきた>と。

二年生から野球チームに入って
野球をやってはどうかと思っている。

むろん本人次第だが、
野球は団体スポーツの中では
教育的観点からも
最もやってもらいたいスポーツである。

そして、できればダモシが監督をやりたい。

夢という大げさなものではないが、
昔から、少年野球の監督をやってみたいのである。

反面教師は、
ダモシが入っていた少年野球チームの監督。
アラフォーになってもなお、
未だに反面教師として認めていないその監督の所作。
コドモ時代からずっと忘れていないのだから
少年ダモシが相当頭に来た監督だったのだろう。


神代植物公園の中は、
脚のリハビリで歩くに優しい道だ。

ウッドチップではないが
木屑が敷き詰められた柔らかい道は
脚にソフトな衝撃を与え、

深い砂利道は
脚をじっくりと踏みしめさせ、

これもまた深い緑の芝生は
裸足で歩くに最適。

そうして、ゆっくりと歩行リハビリをしながら
写真を撮って過ごすわけだ。


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光と緑が実に優しい。



神代植物公園では
ちょうど訪れた日から
春のバラ祭りが開催されている。


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シャルル・ド・ゴールだの
レオナルド・ダヴィンチだのという
ゴージャス感を漂わせたいネーミングの
バラの数々が咲き乱れている。


ダモシとジュニア、それぞれがカメラを持ち
競うように撮った。

絵も文章も言葉も、そして写真も。
コドモの切り口は豊かで面白い。

オトナでは出来ない切り口が写真にも表れる。



まずはジュニアの中から、
普通のデジカメで撮った二枚。


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やはりコドモ目線の角度が面白い。

次はダモシの撮ったバラ写真。


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神代植物公園はお薦めだ。

都内では、
新宿御苑はもとより
立川の昭和記念公園も良いが、

深大寺とのセットで
この神代植物公園は秀逸である。

まさに東京都のファシリティとしては唯一の
ボタニカル・ガーデン。

それが、
ジンダイ・ボタニカル・パーク。


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そして拙宅前には既に紫陽花が咲いている。


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紫陽花といえば、高幡不動。
そして定番の鎌倉。

紫陽花は、花の中でも好きな上位の花だから
今年は高幡不動か鎌倉で
紫陽花をしっとり眺めたいところである。


日曜日は
相変わらず競馬が外れたのだが、
そのかわり例の"オールウェイズ246の夕日"を
久しぶりに見ることができた。


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そして今宵は、きれいな三日月。


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posted by damoshi at 01:02| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月16日

ゲゲゲの深大寺




松本清張の<波の塔>。

山梨の下部温泉、富士の裾野の西湖に青木ヶ原樹海、
長野の上諏訪…。

昨年、今年と訪れている地が舞台として登場する。

そして東京は調布の深大寺もまたその舞台。

調布の深大寺といえば、
今やNHK連続テレビ小説の<ゲゲゲの女房>で
ブレイク中の地でもある。

当初(島根)は冴えなかった視聴率も
舞台が調布になってから次第に上昇し、
現在は好視聴率をあげているというニュースも
GW頃から流れている。

GW期間中の5/3などは一日で三万人もの
大勢の人々がやって来たとのこと。

奈良(平城遷都1300年)
岩手の遠野(遠野物語発刊100周年)
高知(NHK大河ドラマ「龍馬伝」)

などと共に、
ドラマやアニバーサリーにちなんだ地は
やはりその集客力は強まるといったところか。


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特に、舞台が調布に移ってからは
・昭和30年代
・東京
という舞台設定を有する<ゲゲゲの女房>への
シンパシィと安心感とノスタルジーは、

ヒットの法則(昭和&東京)に沿っている点も
多くの人の耳目を集める要因にも
なっているのだろう。


また深大寺は、
その門前町や名物、寺のみならず、
神代植物公園という、
武蔵野の自然美を堪能できる
東京都がサーブする唯一のボタニカル・ガーデン
も擁することで、

・カルチュラル
・ヒストリカル
・エンターテイメント

・エデュケーショナル
というファシリティ、ランドマークの
必須事項をすべて備えることで、

多くの人々に
ここに来るモチベーションを享受する。


<オトナの遠足&お散歩>にて
<波の塔>や<ゲゲゲの女房>の舞台でもあり、
東京都内で浅草寺(浅草)に次ぐ古刹・深大寺。


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(門前町から深大寺山門を見る。
 山門は深大寺の中で最も古い建造物)。


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山門は、1695年建造。
山号は、浮岳山。


山門を入ると右手に
都内で三番目に古い梵鐘、
正面センターに常香楼を挟んで本堂がある。


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733年、満功上人の建立。本尊は阿弥陀三尊像。


本堂のある境内の見どころの一つは、
早くも色づきはじめる草木と渡り廊下の
ジャパネスクか。


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シニア女性二人組の会話も弾む。

<渡り廊下。ゲゲゲの鬼太郎で出たわよ>
<そうなの?キレイねぇ>

<あら。あなた観ていない?
 ゲゲゲの女房>
<観ていないわ>

<面白いわよ。調布が舞台だしね>
<そう。観てみるわね>


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薪能などがうってつけの深大寺と思いきや、
来週には夜、薪能が行われるという。

鎌倉もしかりだが、
寺社で夜、薪能を一度観てみたいものである。



渡り廊下の左側、
緩やかな稜線を階段で上がれば
元三大師堂がある。



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境内には
調布にゆかりのある俳人・高浜虚子の
スタチュと、句碑がある。


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遠山に 日の当りたる 枯野かな



元三大師堂から左手を
再び緩やかに登っていくと開山堂。


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暑い夏でもここは涼しいだろう。
高台、緑の木々に囲まれた一角に
ひっそりと佇む堂。


この開山堂の位置が
ちょうど神代植物公園の
深大寺側エントランスとなる。



*****



山門の手前が門前町。


深大寺に入るには、

下界(ストリート・レベル)の
門前町からの場合と、

高台の神代植物公園からの場合がある。


門前町は、門前町らしくジャパネスクの趣豊かに
蕎麦屋、煎餅屋などが軒を連ねている。



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深大寺蕎麦は、
江戸の元禄年間から名物として成り立ち、
武蔵野エリアを愛する文人墨客にも
親しまれてきたという。

調布、武蔵野を代表する郷土名物。


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門前町にて深大寺蕎麦と、そばかりんとうを購入。


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七味、一味、その他各種、
焼きたての煎餅も美味。


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白あん、黒あんが入った
揚げ饅頭と共に買って、
神代植物公園の芝生で食したい。


寺社めぐり、自然堪能、
そしてロケ地めぐりにグルメ。


深大寺と神代植物公園のタッグは絶妙。


京王線の調布駅からは遠く、
概ねバス利用になる。

バス停には多くの人が列をなす。

できれば車で訪れて、
神代植物公園駐車場に車を入れて
じっくりと公園と深大寺を堪能したい。





:::::



<深大寺>


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田園都市エリアから
川崎街道、鶴川街道、府中街道経由で約40分。

京王線調布駅からバス利用で約15分。






posted by damoshi at 16:06| オトナの遠足│お散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

寝る前の、徒然




サッカーW杯日本代表に
「カズがいたら、いいな」という発想は
なにもこれみよがしに
キムタクなんぞが出てきて言うまでもなく、

そもそも
ハナから誰もが思っていた/思っていることであり、
且つ
発想力がなくとも
誰でもが普通に着想できることであり、

どうだっていい。


肝心要の

中畑や堀内がどうだ
庄野がどうだ、
挙げ句の果てには谷がどうだだの、

i-Padだのは、どうだっていい。


そんなことよりも、
ジュニアの運動会も来週末に迫っている中で、

ダモシ国の中枢であり心臓部の一つでもある
その御御脚(おみあし)の具合の悪さに
指をくわえているようでは許さんぞっ

といったところで、

整骨院へ転院してから
"具体的な"治療を施していることで
牛歩ではあるが、
day by day、脚は良くなってきている
(と、思いたい)。

未だ電車には乗れず、松葉杖活用ではあるが。



*****


今宵、小さな、未だ小学一年生の
ジュニアにとっては
長く、怖い、一つの冒険だっただろう。

登下校時、
途中まで彼はマミーと一緒だ。

登校時は途中から一人で行き、

下校時は途中まで
オトモダチと帰ってきたり
一人で帰ってくる。

マミーと一緒の道程は4割。
残りの6割は一人。

しかし近隣とはいえ、
その4割でもマミーと一緒というところに
少なからずの安心感があろう。

今宵、
いつもより早く授業が終わったという。

そのイレギュラーに際して、
彼は他の子同様に学校を出て
帰路へ向かった。

いつもならば、
マミーが迎えに来てくれている
途中の公園に行ってみるが、

そこには当然、マミーの姿はない。

マミーは、
学校が早く終わり
既にジュニアが帰路についていることを
知らないから、いるわけがない。

ここからリアルに、
ジュニアは覚悟を決めて
一人で家までの道のりを歩きはじめただろう。

実際には、猛ダッシュしたようだ。

猛ダッシュして、
一刻も早く
自分一人で外を歩いているという
時間を終えたいと願っただろう。


<そろそろ迎えに出ようか>

と思って身支度をしていたワイフ。


と、玄関のドアのノブを
激しく動かす音が聞こえた。

すぐにジュニアだと察したという。

<〇〇?>と声をかけるが応答はない。

それでも分かっているから
ドアを開けたワイフ。

ジュニアは汗びっしょりになった頭と顔を向け、
己がマミーの顔を見た瞬間に、

号泣したという。


よほどのことだったのだろう。

彼にとっては、
大きな冒険だったことだろう。

アパートメントに着いても
エレベーターを用いずに
階段を猛ダッシュして帰って来たという。

極度の緊張が、
マミーの顔を見た瞬間に切れたのだろう。

その号泣はしばし止まらず、
ずっとマミーに甘えていたという。

しまいには頭痛を発症して
そのまま眠りに落ちて
夕方から夜7時までずっと眠っていたという。

よほど疲れたのだろう。


ワイフが、帰宅したダモシに
それを語る横で
恥ずかしそうな顔をして
文字通りハニかんで聞いているジュニア。

お昼寝したから、眠くないのか、
今宵は夜も10時半頃まで起きていて
楽しそうにおしゃべりしていた。


初めて、一人で学校から自宅までを
コンプリートしたわけだが、

やがてそれも平気になって、

そしてやがて一人で電車に乗って
どこかへ出かけたりを
普通にするようになるのだが、

それは勿論良いことだが、

こうして
見方を変えれば、

オトナにとっては
どうってことのない
どうでもいいことや道、道程、時間が

コドモにとっては

まったく異なるマインドで接しているという
事実に、

改めて突き当たると、

オトナとして
己を省みることもあるな、と思えてくるわけである。


描画ひとつをとっても、
発する言葉やその組み立てにしても、

コドモは時に、
オトナをドキッとさせることがある。

絵、ひとつをとっても
オトナは何かを見て描くが、
コドモは見ないでぱぱぱっと
思うがままにストレートに描く。

そこに巧拙の操作を働かせようという感覚は
皆無だからだ。

そして、そういった絵や、
色がついていない言葉は、

時として巧拙を超えた力を持っている、と。


オトナは、否、大きな五歳児ダモシもそうだが、
得てして考えすぎることがある。

考えすぎずに、
基軸の一つである"感じたら動き出せ"的な
イズムを忘れずにいることが大事だろう。

コドモはそう教えてくれるわけである。




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<母の日>へ向けて
ジュニアが描いたマミーの絵が
東急ストアに展示された。



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こちらはダモシが、
エンピツと色鉛筆で最近描いた中の一つの
秩父夜祭の景。

最近、
文章を書くことや絵を描くことで
ジュニアを見習って
<エンピツ>に回帰しているところである。


案外、コンピュータを用いるよりも、
オフィシャルな書く・描くにおいては
原点回帰でエンピツというものは
たいへん良いと再確認している次第である。

モノも、PC画面ではなく
原稿用紙やノートだったりすると尚、
その良さは再認識する。



いずれにせよ、
コドモの絵や書(筆)、レターは
多くのことを甦らせてくれるから、

たいへん有益であり、

己自体が反面教師として存在していることを
戒めて、

原点回帰も得られるから
大きなプラスである。


それにひきかえ、オトナはイヤだ。

特に
選挙になると自己顕示欲と名誉欲が
筆頭になって露出が増えるので
非常に忌々しい。

そしてまたぞろ必ず述べられる
出馬表明者たちからの異口同音な

<以前から政治には興味があった>云々。


これって、
ブームだからといって
坂本龍馬絡みの地へ出かけていって
感涙にむせびながら

<昔から龍馬は好きだったから>云々と

宣うのと同じではないか、と。


そんなエクスキューズを、なぜオトナはするのか。



田村で金、谷で金、ママで金、
そして今度は国会議員で金。


<以前から政治に興味があった>云々よりはまだ

マシか。



オトナはアグリーだと、つくづく思うこの頃である。

夢とかそういうものを
利用しているような気がするが、

まあ、それもこれも他人のことであり、
どうこうないだろう。


要するに、己自身がきちんと
大きな五歳でいられることをキープし、
挑戦をあきらめないことが

最重要であるのだから。


そうすれば、ジュニアにも負けないだろう。


親にとって、
もしかしたら最大のライヴァルは、

己が直系遺伝子やもしれぬ。







posted by damoshi at 02:34| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月08日

ダモシ、整骨院で戒められる




<痛みへの耐性がある人や
 根性のある人は、

 安静にしていられずに
 動いてしまうものです>。


整骨院のドクターの言である。



*****


ドクターを代えて
今宵、拙宅から通常であれば徒歩二分の位置にある
整骨院へ出かけたダモシ。

ジュニアがセコンドで一緒に来てくれたが、
やはり専門は専門であることを
改めて認識した次第である。

むろん
総合病院の整形外科が悪いというわけではないが、
ある意味で総花的になりかねずに
よりディープな専門的治療はなく
予後観察的な世界観に埋没することがある。

整骨院、接骨院はさすがに
その道の専門。

予後観察ではなく、具体的な治療を施してくれる。

と同時に
ディテールに渡る解説や
ディープな説明がある。

<ほぅ>となるわけだ。


専門ドクターによれば、
ダモシの今回の負傷は重傷である、と。

平易な言い方での種類としては
肉離れになるのだが、
肉離れと言った場合においても
それは重度の肉離れである、と。

そして筋断裂の箇所が
当初の総合病院での診断で下された
ところだけではなく、

広範囲に渡っている、と。

ゆえに
その広範囲の筋肉、筋繊維が復旧されるには
より長い時間を要するというわけだ。


<全治三週間と言われましたので、
 なら全治五日だと思っていたわけですが…>

と述べるダモシを、

<病院が言う全治三週間というのは、
 完全安静を続けた場合においての期間ですね、
 この状態ならば>

と戒めるドクター。


<軽い場合、もしくはこのケースでも
 治癒に向かっている場合は、
 こぶのような筋肉の塊が患部周辺に
 少しでも出来るのですが、
 それもまだ出来ていない。

 ですから、まだ相当かかるでしょう>

と付け加える。

ダモシは正直に、

<安静のレベルは分かりませんが、
 完全安静していなかったのは確かです。
 負傷した二日後には仕事で車を運転して
 出かけて歩いていますし、
 GW中もちょっぴり出かけたり
 昨日も仕事で出ていまして銀座などを
 無理して歩いていたら、また痛みが増してきた>

と説明すると、

<いけませんね、それは。
 本来は、じっと、完全に安静ですよ>

とまた戒める。


そして、冒頭の台詞に至るわけだ。

・ペインへの耐性
・根性

これがある人は、得てしてそういう所作に陥る、と。


一部だがこれまでの怪我や負傷のケースを
掲載した先般の通り、

怪我や負傷は平均的な数よりも多いだろうダモシ。

それこそ生死の分水嶺もあったわけで、
そういう中で
いわゆる外傷や肉体的な故障、負傷には
強いというか、慣れているところがある。

そういう類いの症例における痛みには、
耐性があるのだ。

それに加えて、
やはり昭和とニッポンを生きてきたことで
自然と備わっている

<これくらいのことで、くじけるな>的な
観念がどこかにあるのだろう。

"痛みに耐えてよく頑張った"的、な。


もうすこしオトナになって、
合理的に物事を考えて、
且つクールになって、
米流になれば良いと思うこと、しばし。

オフィシャルもプライベートも
こうなってしまった暁には
それこそ大げさと言われようが
完全安静にするべきなのである。

<大げさ>に思われることを嫌うフシも
当然あろう。



*****



一つ、日米の大きな違いの話だが、

ニューヨーク時代の或る時期、
所属していたオフィスは
レキシントン・アベニューと
マディソン・アベニューの間にあった。

マディソン・アベニューに出れば
向こうを見ると
グランド・セントラル駅の大駅舎ビルヂングが
鎮座している世界観だが、

その巨大駅舎を見る左手にFedEX店舗があり、
そこへは度々ビジネス書類の送付依頼で
出かけていた。

いつも顔馴染みの黒人女性の店員が
応対する。

<これ、頼むよ>と荷物を差し出すダモシに、

<ハウ・アー・ユー>と挨拶する黒人女性。

ダモシは
<ファイン!>と応える。

これが通例。

在る日のこと。

いつものように
声がけが黒人女性から投げかけられたのだが、
ダモシの顔を見て微妙に言葉を変えてきた。

<アー・ユー・オーケー?>と
声がけしてきた。

ダモシは一瞬戸惑うものの
<イャァ、アイム・オーケー>と応えたのだが、

女性はダモシの顔を覗き込み
即座に、

<アー・ユー・シュア?>と忌憚なく言ってきた。

見透かされたような気分になったダモシは
一瞬言葉に詰まったが、

<ソー・ソー...>と素直に応えた。


この黒人女性が、
<リアリィ?>と聞かずに
<アー・ユー・シュア?>と聞いてきたことに

あぁ、アメリカ人はこういうところが上手いな
と感じた上に、

この聞き方が一つもイヤな気分にならなかったのだが、

それはさておき、
日本人ならば、こうなるだろう。


<大丈夫ですか?>と聞かれれば
<ええ、大丈夫です>と応える。

これが
ニッポン特有の文化というか習慣だろう。


<大丈夫ですか?>と聞かれて、

<大丈夫ではありません>とは応えることは
あまりないだろう。

本当は、大丈夫なんかではなくとも。


ダモシも昨日、
オフィシャル事案先での関係者複数から
適宜、聞かれた。

<大丈夫ですか?>と。

そして
思わず<大丈夫です>と応えてしまう。

相手も
<アー・ユー・シュア?>と聞き返さない。


日本語とその抑揚のニュアンスで、
米の
<リアリィ?>と<アー・ユー・シュア?>の
微妙な感覚的差異を表すことが
実は難しいのではないかと感じる。

<ほんとう?>
<ほんとうに?>
<マジで?>

いずれもそぐわない。
いずれもイヤな感覚を受ける。

だから
それらの聞き返し日本語が
<アー・ユー・シュア?>の微妙な触感に
合致し得ない。


且つ、やはりこれは米国人と日本人の
エスプリや感性、その他の機微の
微妙な違いであると思うが、

黒人の、肥えた、顔の相の良い、
声もユーモラスで、
でもそれでも真摯な顔つきの人が言う、

相手が本当は元気もなければ調子も悪い場合に
言う、

<アー・ユー・シュア?>の
絶妙なタイミング、スピード、その際の目つき
などなどは

かなわない、と。

日本人では、無理だ、と。

そう思うわけだが、

そうなると今度は
ダモシが意図的に、応えてみるのである。


<大丈夫ですか?>とまた聞かれた際に、

今度は
<大丈夫、じゃ、ない、ですっ!>と応える。

その際、
これがリアルな言い方ではなく
どこかに笑いを含んだユーモラスな
ものでなければならないわけだが、

このように、

日本語という抑揚の少ない言語の場合は、
言葉ひとつひとつで強調したり、笑いを挟んだりして
"切っていく"作法になる。


とまあ、諸々のことを考えさせるのだが。




*****




整骨院では、
具体的な治療も施された。

さすが、だ。

明日も、明後日もその後も
連続して通院しての治療が必要なようだ。

電流やその他を流したり、あてたりして、
プロの手で軽くマッサージしたり。

そしてテーピング。

これも専門ならではの施術で施される。

なにせ五輪出場アスリートの
専属トレーナーであるからして、
プロフェッショナルだ。

筋肉に関する解説も、分かりやすい。


<で、これは治癒するまで
 どれくらいかかりますかね?
 想定で>

と問うと、


<今から一ヶ月以上はかかるでしょう>
ということである。

となると、六月中旬か。

そう考えれば全治はだいたい六週間となり、
最初に下された想定と同じになる。


これはやはり富士登拝へのシグナルが
黄色になるか。


<七月に富士山に登るのですが、
 大丈夫ですよね?>

とjust in caseで問うダモシ。


ドクターは言う。
<おそらく違和感は残っているでしょう>と。

<登山中にプチッとなることもあり得ますか?>
とダモシ。

<あり得ますね>
とドクター。

<でも登る自体は可能ですよね>とダモシ。

<登る行為はダメとは言えませんからね…。
 登る自体は、登ることはOKでしょうが>
とドクター。


ただまずは懸念は、
今後、新たに確定した全治六週間という
期間で、

きちんと治癒するかどうかであり、

その途上で再発したらアウトということである。

<先ほど言いましたように、
 まだ筋肉が修復されつつあることを表す
 こぶができていませんから、危ないですね。
 十分な注意が必要です。
 とにかく無理はしてはいけないということです>

と念押しするドクター。


一つには、地道な通院治療が必要か。

これまで採っていた
対総合病院における予後観察的な
具体性を伴わない治療から、

具体的な治療へチェンジといったところである。


<無理をしたことで、
 筋肉自体が弱まっているところへ
 さらに輪をかけて筋肉が弱まってしまった。
 それにより治癒への期間も
 時間がかかるといった状況です>

とクールに解説するドクターに、

真面目に耳を傾けるダモシを尻目に、

ジュニアは
同じく親の通院についてきた
女児と

なにやらイチャイチャと遊んで
院内を走り回っていた。



*****



最後に、

先述したFedEXの黒人女性。

ダモシの
<ソー・ソー…>発言の後、イキな台詞を吐いて
ダモシを元気づけた。


<分かるわよ。アタイには。

 いつもあなたの顔を見ているからね。

 あなたの顔、アタイは好きなのよ>。


そう言われて悪い気はしないわけで、
沈んでいたダモシの顔が
即座にニヤリとしたことは

言うまでもない。


ダモシも負けじと、

お世辞ではなく
それがダモシの好きなタイプの
黒人女性の顔だったので、

言い返した。


<オレも、あなたの顔が好きだよ>。







posted by damoshi at 16:03| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やはり銀座は、けふも雨だった



<銀座は、けふも雨だった>は
本当なのか。

探ってみた。

まずは
同じく雨の関係性が色濃い
東京タワー。

今年訪れた、

3/25(木)雨
4/12(月)雨
4/22(木)雨

すべて一日中、雨。
雨量も13〜25mmだから
リアルな雨である。

これは
<ダモシx東京タワー=雨>
の方程式が成り立っていると認められる。

では、銀座はどうか。

本当に
<銀座は、けふも雨だった>のか。

今年に限って
そこへオフィシャル事案で行った日の
天気を紐解いてみると以下のようになる。


1/12(火)雨
1/18(月)はれ
1/22(金)くもり
1/29(金)くもり
2/1(月) 雨(大雨)
2/3(水) 雨
2/9(火) くもり
2/12(金)ゆき→くもり
2/16(火)くもり
2/25(木)くもり
3/4(木) 雨
3/9(火) 雨
3/12(金)くもり→はれ
3/18(木)くもり
3/24(水)雨(大雨)
4/2(金) 雨
4/28(水)雨(大雨)
5/7(金) 雨

一日だけ
はれマークがある。

サニースカイという空をこそ<はれ>と認める
ダモシからすれば、
絶好のそれは一日もなかったと記憶しているが、

公式な天気では
この間、二日<はれ>が登場している。

そのうちの前者は
<銀座は、けふは晴れだった>
というタイトルで掲載した日だろう。

すべてが雨ではないが、
ここまで雨が多ければ立派にこれは
ダモシが銀座にオフィシャル事案で行く日は
"雨の特異日"といえ、

<ダモシx銀座=雨>という法則を
成立させても良いだろう。



そして、今宵。

雨予報は夕方から。

意図して雨の降る予報が出ている日を狙って
銀座へ出ているわけではないが、

今宵は"操作"してみた。

要するに
雨の予報は夕方からだから
それより前に(午後早めに)銀座へ出れば、
雨に遭遇することはないだろう

という操作である。


それでも雨が降ってくれば、
立派にもう雨の特異日ということになる。


かくして、
雨はしっかりと
ダモシが銀座に着いた途端に降り出した。

それは見事なまでに
計ったかのような降りはじめだった。


<あぁ、やっぱり降ってきたか>と
ダモシはひとりごちて、ニヤリとした。



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降り出した雨に、
傘をさしはじめた人の姿が見える。



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願わくば、
これが女性だったならば、と。

残念である。




そして歌舞伎座。まさにそれは、宴のあと。


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すべての装飾は取り払われた。

素の歌舞伎座がここに在る。

取り壊しを待っている。



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今宵、歌舞伎座を眺めていて、感じた。

装飾を取り払ったこの姿はまるで
巨大なる霊柩車ではないか、と。

或いは、荘厳なる教会。


装飾が虚飾であり、
それを排した素の
この姿こそが、それ自体が既に、

装飾になっていたのだ、と。

装飾のない絢爛は、
巨大なる霊柩車もしくは、教会。

かくして歌舞伎座はロールを終えて、
天国に凱旋した。



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050710a.jpg





降り出した雨は、
宵の口を待たずに本降りとなり、

帰路につく
R-246を走るダモフィーロの視界を遮った。


銀座は、けふも雨だった。



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posted by damoshi at 00:08| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月06日

富士へ、黄信号か




強がって言うとすれば
<空馬に怪我なし>となろう。


しかし空馬であっても
転ばぬ先の杖を持っていたとしても、
Danger is the next neighbor to security。

ノーマークの
なんてことない安全な場所の
すぐ隣にこそ、危険は在る、と。


だから
せめてそうなってしまった後は、
解釈の仕方一つで

<人間万事塞翁が馬>の"福"の方に
己を準えるしかない。

要するに、
怪我をしていたせいで
兵役を免れて生き残り得た塞翁の子息の世界。


人生、
怪我という禍ひとつとっても
それは福にも転じ得る。

それこそ、禍福倚伏の世界。
禍は福の倚るところ、福は禍の伏するところ也。


<さふ考えるようにしよう>
と言ってしまえば、
ダモシの嫌いな"ポジティヴ・シンキング"
に陥ってしまう。

それはアグリーだ。シャビーだ。

そもそも"ポジティヴ・シンキング"
という考え方の構造自体、
胡散臭く、他人のことを考えていない、
他人の痛みを感じない利己的な考え方はない
と思っている。

お前に何が分かる!

そうなるのがオチである。


実際、
禍にある場合、禍に遭遇した場合、
そう考えること(ポジティヴ〜〜)は、ほぼ無理だ。

異性にフられたという禍もしかり。
近親者の死に際したケースも同様。
近しい人の病、己が病、等々。

そうそう
簡単にはポジティヴに
物事を考えることは不可能である。

せめて生死に関わらぬところでの事象
(怪我等)において
<不幸中の幸い>とする考え方くらいだろう。

且つ、そもそも、
禍というものは
そう容易く福には転じないし、

そうなった試しも実際、多くない。


幼児期から青少年期においても
怪我の類いの禍は多い。

歩行者として自動車には二回轢かれている。
初回は幼稚園時代で
タクシーと素で激突して顔面でそれを受けている。
自転車乗車でも自動車に轢かれている。

墓石に激突して頭部流血や
スパナでの頭部流血等、流血の事件は数知れず。

バイクでの事故も複数回だ。

大流血のまま大学最後の追々試会場に
現れた事件のみならず、

社会人になってからも
吉野家に目がくらんで
トラックに弾き飛ばされて
"走馬灯"を見た。

左肘は複雑骨折の憂き目にも遭い、
当時、術後の経過芳しくなく
切断の危機に陥った。

鉄が肘に入れられて、
抜糸と鉄棒を腕から取り出し
その後からリハビリ。

全治半年を要した。

水疱瘡も成人して社会人になってから
発症して散々な目に遭った。

米での保険のないシチュエーションでの
ER行き(キドニー・ストーンズ)。

キドニー・ストーンズは、
東京、ニューヨーク、サツホロと
三ヶ所で発症している。

タイムラグ的に見て、そろそろ四度目か。

90年代中期の浅草では
合羽橋商店街金属片落下テロ事件に遭い、
敵の完全なる殺意の前に無力に陥るも
命だけは取り留めたが、

当時の愛車ダモーヴァは破壊された。


家族、親類、友人、近しい人、
そしてペット。

その死もまた、しかり。

まだまだ数えきれないが、
小さな禍も入れれば
とんでもない数になる。

要するに、禍の方が多いということである。


むろん一年というスパンで見た場合、
エブリデイ禍では困るし、
そんなことはなく、
かといって、では、禍がない日は
エポック・メイキングな
幸せな出来事があるのか?
といえば、

そうでもない。

淡々と、ささやかな幸せが、
ああ、今日もまた平和に終わったな
という日々があるだけだ。

たいてい、そうだろう。


そういう意味での幸せと、
己が充足感という意味での幸せはまた
異なるものである。

"ハリ"といっても良いだろう。

"ハリ"がなくても、

ささやかな幸せの日々を
粛々と、微笑みながら、過ごすことでも良いわけだ。


だから
そういった意味合いでの幸せを入れれば、
一年365日で見れば

<禍>の日数よりは、多いだろう。

だが、
得てしてそういったささやかな幸せは
忘れがちになり
有り難みを感じなくなってしまい、

とかく人は禍がもたらす印象度と
エクスポージャーに苛まれてしまい、

俺は不幸だ、俺は悩んでいるんだ云々、
たいへんでしょ?俺は、などなどと
角度の違う自己顕示欲に取り囲まれてしまい、

己が露出方法を誤ってしまうわけである。


ほらこんなに不幸だよ、たいへんでしょ?
とまでは言わずとも、

しかし一方では、
禍を冒頭記載のように
これもまた胡散臭いったりゃありゃしない
例の"ポジティヴ・シンキング"だの何だのと
振りかぶられてしまうと、

厄介になる。

うるさいよ、と。暑苦しいよ、と。
そうなるわけだ。


そのあたりも含め合わせて、
怪我、負傷という禍と対峙して
未だそれがよろしくないシチュエーションにある中で、

やはり様々な思案も生まれるわけである。
懸念といっても良いだろう。


そもそも"前向き"や"ポジティヴ"思考ではないのが
ダモシである。

決してネガティヴでもないが、

どちらかといえば
ベースがネガティヴで、

でもって
その
"そもそもネガティヴ"(=どうせ〜〜だろう)
という感覚が根底にありつつも、

その中で、では、どうするか?

ということに楽しみを見出すスタイルであり、
それが
一つのストロング・スタイルでもあるのだが、

まあ、良くわからなくなりそうなので
このあたりでやめておくとして、

とどのつまり、

脚の負傷が芳しくないシチュエーションが
続いているということである。




*****



痛い。

ペインが、なかなかひかない。

平易にいえば肉離れだが、
それにもレベルがあり、
筋繊維が断裂した重度のものだから
そうそう簡単には治らないのだろう。

それは分かっている。分かっているのだが…。

腫れは、収まってきている。

内出血も、ある一部を除いて収まりつつある。

だが、痛い。

そして、歩くことができない。


今宵、ワイフとジュニアの空手道場。

ワイフが代表に、
ダモシの負傷を報告したという。

すると
その代表(50代)、3-4年前に
自らも
ダモシと同じ箇所の同じそれに陥ったという。

ヒザ蹴りをした際に
やはりサウンドを伴いながらも
"バットで殴られたような痛みが走り"ダウン。

<ご主人もこういうふうに、
 右脚を引き摺っていませんか?>と

実演した。

その実演が、
まさにダモシと完璧に同じだったようで
ワイフはそれを見て爆笑し、

<さすがですね。経験しているからだ>

と褒め讃えたという。

<ご主人はデカいから、
 おそらく普通のそれより大変はなずですよ>

と経験者は述べたという。

氏は数ヶ月を要したという。

<え、数ヶ月…?俺もそうだとマズいぞ…>
と焦るダモシ。


だが、今の状態を鑑みるに
それはあながち
おかしな話ではない気がしてきている。


たたでさえヘビー級。

力士を見れば分かるだろうが、
ヘビー級の場合の脚にかかる負担は、
平均的な身体ポスチャーよりも大きい。

且つ
松葉杖で歩くことでの負担も増す。

さらに無事な方の脚への負担も加わる。

良いことがないわけだ。

右脚をまったく地面につけずに
歩くことこそできないから
歪なポスチャーで
負担のかからない最善の所作で歩くわけだが、

少しでもタイミングやバランスを間違えれば、

即座にビリッ!とくる。
そして他の箇所へのペインが走る。


これは明らかだが、
負傷した翌々日に無理して
オフィシャル事案で銀座へ出たことと、

GW中の一日だけとはいっても
競馬場に出かけたことの、

この二つがマズかった。

<がっちり固定しておけば、
 足首だけは動かせるから運転は大丈夫>と

調子に乗って車を運転したのが
マズかった。



本来であれば初動一週間は
ある意味で
リアルに静養しなければならなかったろう。

ドクター、ワイフの言う通りだったのだ。

そこで途中、無理をしたことで悪化、
あるいは治癒を遅らせていると考えられ、
素直に己がフォールトを認めるしかない。


"一進一退"なのが、不思議なのである。

これまでの経験値から、
対怪我戦線においては
ある意味で
day by day、手にとるように分かるレベルで
治癒していくものである

という認識を持っていたが、

今回は、
年齢的な回復力の減退という推論はさておき、

day by dayで次第に治っていく様相が
まるで感じられないのである。

たしかに腫れや内出血は
<減少>と<移動>をday by day経ているものの、

・具体的なペインの減少
・具体的に歩けるようになってきている

という事象がない。

これが、ないのだ。

さっぱり歩けるようにならない。
どうしたのか。

忌憚なく、電車に乗るのは無理である。
そしてヘルプ(杖)付きの牛歩である。

まったくもって"普通に"歩くことができない。

痛い。

今宵も室内で杖なしで歩いた際に
バランスを崩して、"空あし"を踏んだ。

この"空あし"(膝が抜けた感じになる/外れた感)が
いただけないのである。

これにより
メインの患部(脹脛内側)以外の、
脚の膝と足首の間部分(脹脛)の
センターライン全般に、

注射針を刺したようなペインが走り始め、

今もなお、<ふぅ…。痛いぞぉ…>と
うんざりしているところである。

野球の肝であるセンターライン。
要するに二遊間と中堅。
このラインがしっかりしていれば、
ディフェンスにおけるアドバンテージは得る。

肝心要のセンターラインは脚でも同様だ。

脹脛内側や
ここ数日激しく痛むアキレス腱のみならず、
センターラインまで痛み出すと
心が折れてしまうのである。

<はぁ…>と。



筋が断裂して中で出血しているわけだが、
内出血のその血が繊維と化して凝固される、と。

凝固されたそれは次第に
瘢痕組織(傷を癒す過程の組織)を構成。

その組織力によって
裂傷した筋肉の組織が修復されるというのだが、

瘢痕組織が筋肉の組織に入れ替わるのに
数ヶ月を要するというわけだ。

調べてみたところ、

この入れ替わる期間は
筋肉自体のあらゆる能力は劣っているから、
裂傷の再発の危険性があるという。

その危険性のあるピリオドは、約三ヶ月だという。

プロのスポーツ選手が
再起へ向けてトレーニング中に怪我を再発させて
さらに長期欠場を余儀なくされるケースがあるが、

それはこういう事情から起こり得るのだろう。

そして再発した場合、
初回の裂傷時よりもさらに多くの(広い)
瘢痕組織が必要になってくるから、

そのための時間がすなわち
より回復を遅延させることになるわけである。



そして、思ったのだ。

三ヶ月といえば、
富士山がマズいぞ?

と。


富士登拝予定は七月中旬。

現在は五月初旬。
負傷したのは、四月下旬。

富士登拝まで三ヶ月もない。


ダモシの想定は、
そもそも今回も五日で治癒、
一週間あれば(GW明けは)問題ない、
というものだったから、

まったくアテにはならぬが、

現時点でのダモシの想定では、

六月初旬から中旬には
普通の歩行は可能になると読んでいる。

となると
富士登拝までは一ヶ月。

その一ヶ月の間に、特に要注意なのが再発。

且つ、
この想定がハズれて
普通歩行可能という意味での治癒が
遅延すればするほど、

今年の富士との闘いが、

たいへん危険なものとなってくる。

五体満足、心身絶好調でさえ
富士はあれほどの恐怖を与えてきた。

リアル根性を出さざるを得ないほどの
難敵・富士。

そんな相手に、この状態は、
<黄信号>点滅といって良いだろう。



そろそろこれは、
総合病院ではなく
整骨院?接骨院?へ行った方が良いのでは?

と思えてきた。


そう思って今、就寝中のワイフに声がけした。


<ちょっと、こう、
 整骨院とか接骨院に行った方が
 良いかもしれないぜ…>。


するとワイフは
暗闇の中から半身を起こして、叱った。


<(何を今頃)。
 だから先週言ったでしょ。
 
 そこの商店街にあるよ、行ったら?
 って先週言ったでしょ!>


怒られたダモシは、

<失礼しましたっ!>と述べて

己がデスクに戻ったとさ。






posted by damoshi at 23:38| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

<こどもの日>の、記憶




今宵は、こどもの日。

全国で男児を祝うイベントや
家庭内行事が執り行われていることだろう。

ジュニアも"こどもの日"としては、

ニューヨークで三度
北の某で二度
そして
ニッポンで迎える二度、

都合七度目のチルドレンズ・デイ。

現在、六歳七ヶ月。

こどもの日といえば
やはりニッポンのものであるからして、
実質的には二度目のそれとなる。

脚の問題があり
遠くへは出かけられないが、
せめてものところで
新横浜までダモフィーロを走らせて

こどもの日にどこも連れていけない代わりに
玩具を買い、ランチをファミリーで食して
戻ってきた次第である。


ダモシが六歳(及び六歳七ヶ月)の頃といえば、1972年。

小学校一年〜二年を
兵庫県尼崎市武庫之荘で過ごしていた。

それ以前の記憶
(大阪万博等)もいくつか残っているが、

この武庫之荘にいた頃合いから
記憶の蓄積は増えてくる。
映像を伴って
メモリーズの鮮明度が増してくる。


近隣の歳下のカワイイ女の子に
目の前にあった砂をかけてS的に虐めた映像、

団地街の坂道の下り坂で
補助輪なしで自転車にようやく
乗ることができた瞬間の映像、

ウルトラの父が
運動会前にどこかの公園で
ダモシとオトモダチの二人に
徒競走の特訓をしている映像、

そして尼崎の武庫之荘から
北の某国サツホロに移住するにあたり
その引越の日の映像は
朝から一連の流れを記憶している。

サツホロへは兵庫から直接行かずに、
<本妻>東京へ新幹線で出て
親戚の家に立ち寄って
それから羽田から千歳へと飛んだ際の映像…。


阿久悠の名詩の数々ではないが、
"壁際に寝返りうって背中で聞いている"的な、

<映像>としてのメモリーズが
鮮明に残っているのである。



ジュニアが生まれて以降、
ジュニアを見ていると同時に
ダモシは己自身をも見ているのだ。

ジュニアの年齢経過や
その時代のアイコン
(今の時代、立派にアイコン足り得るものはないが)、
アトモスフィア、ポスチャーなどを見ながら、

己が同じ年齢の頃の
ニッポンをやはり投影しているわけである。




*****



前述した
個人的なメモリーズの映像ではなく、

では
1972年のニッポンは、
ダモシが今のジュニアの歳の頃合いは
どんなことがあったのか。

それを
<覚えている>レベル度の印をつけながら
振り返ってみたい。


◎鮮明/印象度高い/記憶にしっかり残っているし観ていた
〇朧げに覚えている/観たという記憶はある
▲覚えていない/この年のことだったのか程度/観ていない


まずはスポーツ。


相撲では高見山が
史上初めて外国人として優勝した=◎

巨人が日本シリーズで阪急を下して日本一。
王貞治が分水嶺でサヨナラ本塁打を放つ=▲

ミュンヘン五輪で、
ゲリラによってイスラエル選手団が殺害された=〇

札幌五輪の70m級ジャンプで
笠谷・青地・今野による金銀銅独占=◎

なんといっても札幌五輪のジャンプでの
日の丸飛行隊、金銀銅独占。
これが鮮明に記憶に残っている。

だから、おそらく
その後、サツホロへ移住することに
違和感を覚えなかったのかもしれない。
いわば、既視感である。



音楽はどうか。
むろん未だ六歳。レコードを自分で買うことはない。
主にテレビから流れてきていた
当時のヒット曲に
どれだけ残っているものがあるか、ということである。


さそり座の女(美川憲一)=▲
ひなげしの花(アグネス・チャン)=◎
そして神戸(前川洋とクールファイブ)=▲
喝采(ちあきなおみ)=◎
男の子、女の子(郷ひろみ)=◎
せんせい(森昌子)=◎
どうにもとまらない(山本リンダ)=▲
ひとりじゃないの(天地真理)=◎
瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)=◎


喝采に関しては
ブラウン管の中で唄うちあきなおみが怖くて、
登場する度にいつもビクビクしていた記憶がある。

最も映像的なメモリーズで残っているのは
瀬戸の花嫁だ。

仙台の祖父母の家に遊びに行って
そこで聞いていた記憶がはっきり残る。

当時ダモシはバスの運転手ごっこが好きで
叔父の学習デスクの椅子を裏返しにして
台座の部分をハンドルに見立てて
一人で遊んでいたものだが、

その頃合いに、
その仙台の祖父母の家で頻繁に
<瀬戸の花嫁>を聴いた記憶である。



そのテレビはどうか。

<飛び出せ!青春>=▲。

知っているし観たことはあるが
おそらくリアルタイムではないだろう。
だから▲だ。

<太陽にほえる!>=▲。

これも鮮明な記憶は、サツホロ時代。
だから小学校三年〜五年生時代がピークとなる。

その点では、
<ありがとう>=▲も同様。
この番組の鮮明な記憶は、サツホロ時代である。

この年、
科学忍者隊ガッチャマン、マジンガーZなどが
放送されているが、記憶にない。
興味はなかったのだろう。

テレビ番組で最も鮮明なのは、<パパと呼ばないで>=◎。
石立鉄男と杉田かおる。これは鮮明だ。

この頃だろう。

この武庫之荘の頃だろう。


ダモシは
ディナーでサーブされた食事の中で
どうしても<目玉焼きの黄身>が食べられなかった。

しかし、毎日のように出される。

ウルトラの母が
洗い物などをするべく
流し台へ背を向けるほんの一瞬の間に、

食卓の横にあった冷蔵庫の裏側の死角へ、

その黄身部分だけを手でとって
投げ捨てていたダモシ。

或る日、学校から帰ったダモシは
大掃除してそれを発見したウルトラの母に
雷を落されるわけだが、

そういった行為と音楽、テレビというものが
映像で結びつくわけである。

言葉も音も匂いも、
ある意味でその時々の映像と共に
どれだけインパクトを伴って残っているか。

それが記憶の鮮明さの度合いに影響を及ぼすのだろう。


その年から
<ドカベン>や<野球狂の詩>が連載スタートし、
<ぴあ>が創刊されたものの、

それらはまだ後になるまで邂逅しないから
まったく記憶の中には存在しないのである。



*****



では、社会の空気感。
すなわち当時のニッポンのアトモスフィアを
どれだけダモシが掴み
記憶に残っているのか。

そのフォーカスは、社会事象(現象/流行等)と出来事である。

まだまだ現代と異なり、
リアルな意味での重大ニュースが多かった
激動の時代ニッポン。


・日中国交の正常化=▲
・沖縄、返還=▲
・元日本兵、横井庄一さん発見〜帰国=◎
・大阪千日デパート、火災=◎
・田中角栄<日本列島改造論>=◎
・電卓、登場=◎
・お菓子、いちごみるく登場=◎
・パンダ、上野動物園に登場=◎
・山陽新幹線、開通=◎
・川端康成、自殺=〇
・光化学スモッグ問題=◎
・浅間山荘事件=▲
・コインロッカーベイビー=◎


ニッポンにとっては大きな
日中国交正常化や沖縄返還に関しては
まったく記憶にない。
興味がない事項だったのだろう。

一方で、
ちょっとこう非日常的な事柄には
テレビ映像という意味での映像的衝撃があって
鮮明に残っているのだろう。

いずれもカウチで観ていた自身の姿と
その時に抱いた感覚はすぐに甦る。

それはグアムで発見された旧日本兵の帰国、
大阪千日デパート火災と
コインロッカー・ベイビーだ。

横井庄一氏の帰国は、
完全に<キョトン>とした面持ちで観ていた。

デパート火災と
コインロッカー(に嬰児を遺棄する事件が相次いだ)は、
己がそういう目に遭ったら怖い
という気持ちを抱いて
真剣に映像に見入っていた。


本来であれば衝撃的な浅間山荘事件だが、
幼児には分かりづらかったという部分と
その時期が二月であったことで
未だ五歳だったという年齢も影響していて
記憶に残っていないのであろう。


それらを超えて、
田中角栄というアイコンと
"日本列島改造論"というコピーは
鮮明に残っている要因は、

田中角栄というアイコンの強烈な存在感と、
日本列島改造論という
扇情的にしてファンタジックな言葉の持つ力の
成せる業といえまいか。

田中角栄はそれだけ
複雑怪奇な永田町と霞ヶ関の世界観を
ダイナミズムへ化身させた上で
誰もがイメージしやすい(映像化して想像しやすい)
ものとして、

非日常を日常の路上へとうまくパワフルに転嫁して
国民に見せていたのだと考えられる。


パンダと山陽新幹線に関しては
己がそれに関わったから残っているわけだ。

パンダは上野動物園へ観に行って、
出来立ての山陽新幹線にも乗って
岡山の後楽園へ観光に出かけているからである。


電卓にしても
ウルトラの父が会社から帰ってきてすぐに
<これが電卓だ>といって
我々ファミリー全員に見せてくれた
夜の記憶が、やはり映像化できる。

新たな発明品ともいえる
そういった代物のヴァリューが
未だに残っていて、

それらが<家にやってきた>時の興奮。

これは鮮明だ。

だからそれより昔の
テレビや冷蔵庫、ステレオなどが
<家にやってきた>時代の興奮は、

いかほどかと、なるわけだ。


むろん、この夏のミュンヘン五輪は
ゲリラによる暴挙は残っていないが、
武庫之荘の家の二階の部屋で観た記憶として
残っている。

蜂を虐めた後、その二階の部屋で昼寝に落ちたダモシ。

うたた寝の中で
寝返りをうって手を動かすと
その瞬間、強烈な注射針を刺されたような
ペインが襲いかかってきた。

蜂の復讐だった。

ダモシの手は膨れ上がり、号泣。

ウルトラの母に連れられて病院へ行った。

手に包帯をぐるぐる巻きにされた状態で
岡山の後楽園で記念写真を撮っている。


鮮明なそれらはすべて映像としても
記憶に残っているわけである。


光化学スモッグ問題も、印象に残る。

学校の体育館で、
その問題を扱った
エデュケーショナル素材用映画を観た。

これが鮮明な映像としての記憶。
自身は半ズボン姿だった。

映画のタイトルも歌の題名も
まったく記憶にないが、

その映画は近隣の大阪が舞台で
工場地帯が出てきたはずだ。

その映画のラストで
"しらなかったよ〜 空がこんなに青いと〜は〜"
という歌が流れた。

この歌(出だしだけだが)とメロディもまた、
鮮明な記憶である。





*****



ジュニアの記憶は、

何が、そしてどの頃合いからのものが
鮮明に残るだろうか。


現代では、ホームビデオもある
デジタルカメラもある。

本人が鮮明な記憶として
心の中に残っていない事柄も、

それらを観ることで
再確認したり、記憶を甦らせることもできよう。


ベイビー期で想像すれば、
<ナイアガラの滝>は
彼が三歳になる直前の秋だが、

ダモシが幼児期に遭遇した
どんな衝撃的なものよりも
スケール感が際立っているものだから、

それは残るはずだ、残って欲しい
という感覚をダモシは抱いている。


ダモシが四歳の春に観て
衝撃を受けた大阪万博での<太陽の塔>が、

ジュニアにとっての
三歳前夜に米国で観た<ナイアガラの滝>に
成り得よう。




いずれにせよ小学一年生〜二年生の頃合いは、
映像を伴っての
鮮明なメモリーズの残存が増えていく
最初の萌芽期であるからして、

提供する側としては、
可能な限り後世に残るものを教示したい
と想う、


こどもの日である。









posted by damoshi at 13:43| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月04日

ヨーゼフと、戯れる



昨日は、
新聞と煙草を買うために
新聞販売店とコンビニエンス・ストアへ
出かけた以外は歩かず、静養していた。

今宵も
ワイフから外出禁止令が出ている。

ワイフとジュニアは
たまプラーザ駅前にある
イトーヨーカドーで、

競馬で得たジュニア自身の300円を
一回(100円)ずつ使って
ガンバライドとダイスオーと大怪獣バトルをして、

空手の道場に行く前のルーティンでもある
その店内フードコートで
ランチとアイスクリームを食して

帰ってきた。


今宵も二人は、
ジュニアの靴が小さくなったため
新しい瞬足を買いに行ったところ
それよりも速く走れるという
"特急"スニーカーがあったというので
それを買ってきて戻ってきた。

これからオヤツの時間を経てから
公園に遊びに行くという。


ダモシも一緒に行って
キャッチボールをしたいところだが
外出禁止令が出ている。

<じゃあ今日もおとなしくしているから
 明日は出かけてもいいだろう>

と懇願するが、

その後に
<じゃあ今日は部屋のレイアウト変更と
 掃除をするかな>と述べたら、

調子に乗らずにおとなしくしていろと
ピシャリと叱られた次第である。


困ったものである。

負傷して離脱したプロ・スポーツ選手の
気持ちが、少しだけでも今回理解出来た。

<焦るだろうな…>と。

復帰を焦るだろう。
レギュラーの座を奪われたら困る。
だから早く復帰したい。焦る。

焦って動けば悪化させて
さらに全治期間は延びてしまう。

WBCでの村田もそうだったが
車椅子で現れるほどの負傷だったが
早期に戦線復帰したのがアダとなり、
シーズン中にも再発した。

病院で<車椅子をご用意しましょうか?>
と係員に言われたダモシだが、

<結構です>と即座に断ったのは、

己が車椅子に乗ることを拒否しているからであろう。

全治三週間、六週間と言われれば
五日で、十日で治してやる、
自分の肉体なら治るだろう、という過信。

思いのほか、己の肉体が往時とは異なり、
消耗を経ていることで
否応無しに回復力も落ちてきていることは
否定出来ず、

おとなしく、静養して、
<アルプスの少女ハイジ>を
ジュニアと共に観るか、

ヨーゼフのぬいぐるみと戯れるくらいの、

心のゆとりを
持つべきであることもまた分かっているが、

苦言を呈するワイフにも

<おとなしくしているということが、
 俺は出来ないんだよ…。

 せめて、ならば、
 部屋のレイアウト替えと掃除くらいは
 やらなければ、

 それこそ心の充足が得られんよ>

と憎まれ口を叩く始末である。


<Always三丁目の夕日>あたりのDVDでも
レンタルしてきて、
ジュニアが寝静まった夜にでも
二人で観たいのだが、

ジュニアが眠る21時には、
寝かしつけるワイフも
ジュニアと一緒に眠りにおちてしまい、

たいてい21時以降は
ダモシ一人で、

そのダモシに今度は猫たちが勢揃いで甘えてきて、
すこしでもダモシが動こうものならば、

猫のくせに
<メエメエ!>とヤギのような鳴き声で
"ごはん、ちょうだい"と
うるさくてしょうがないぞ?

といった案配で、

さっさと食事をサーブして、
静かになったところで
"じぶんじかん"といったところになるわけだ。




*****




コドモの頃、

<世界名作劇場>または
その前身にあったアニメーション・ドラマは
ご覧になられていましたか?

または、
一度でもご覧になられたことはありましたか?


<世界名作劇場>というタイトルにおいては、
NIPPON ANIMATIONという会社のHPによれば
1975年放送の<フランダースの犬>が
エントランスとなっている。

その<フランダースの犬>から数えて
主に初期の
<母をたずねて三千里>(76年)
<あらいぐまラスカル>(77年)が
一般ゼネラルにおいては、

印象に残る作品となっている。

視聴率においても
70年代後期のその三作のみが
20%を超えるヒット。


しかしこの系統のテレビ・シリーズの萌芽は、
ダモシ三歳時の1969年に放送された
<ムーミン>に見る。

74年には、最大のヒットともいえる
<アルプスの少女ハイジ>が放送されて、

その流れで
<フランダースの犬>へと入っていく。

今もなお、
東京首都圏では
東京MXテレビで
<アルプスの少女ハイジ>と
<フランダースの犬>は
毎週土日にレギュラー放送されているほど、

マニアックなアニメーション世界ではない
"世界"(外国)を舞台としたそれらは
今も尚、

コドモたちには好まれている。


実はジュニアは幼稚園に入る前から、
すなわち
ニューヨーク時代から

<くまのプーさん>作品と
<ディズニー>作品同様に、

<世界名作劇場>系の
とりわけ
<アルプスの少女ハイジ>
<フランダースの犬>
<あらいぐまラスカル>を好み、

本やビデオ、ぬいぐるみを持っていて、

己が"じぶんじかん"で、
ジュニアは

ヒーロー系での遊戯以外にも
それらを視聴したり
パズルを行ったり
ぬいぐるみで遊んだりといった

時間も多く持っている。



昨夏も
二子玉川の高島屋での
夏休みイベントとして開催された
<あらいぐまラスカルと世界名作劇場展>
にワイフと出かけて遊んできた。

そして
ラスカルのパズルとぬいぐるみを
買ってもらって喜んでいた。


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ビデオやDVDも
ニューヨーク時代から多く持っていて、

今もヒーロー系との比率で3:7の割合で
視聴したり読んだりしている。


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小さい頃の記憶には当然、
ダモシもあるが
レギュラー的にテレビ放送を視聴していたわけではない。

だが、知っている。
そして、観たことはある。

70年代に入った(69年から)
<ムーミン>以降だから、

ちょうど今のダモシ世代が
幼稚園から小学生時代が、

前述した作品群が放送されていた頃合いだから、

アラフォーとダモシ世代以降の
現在三十代くらいまでが
全盛期を観たことになるから、

たいていのその世代ならば
男女の別問わずに、
"知っている" "一度は観たことがある"だろう。

それでも
きっちりと観たことはなかったから、
ジュニアが生まれてから
逆にいえば
きっちりと観ることになる。

そうして、ちゃんと観てみると
あれだけヒットした理由や、
その後も、今もなお、今週も来週も
放送されていることの理由が、

分かってくるのだ。

メルヘンやファンタジーとか
そういった類いのことではなく、

しっかりストーリーになっていて
良い意味でのフェイクのファンタジーの
エクスポージャーがしっかりと作られているのだ。

戦隊ヒーロー・ショーでの
失敗ケースの典型である
<パンチとキックが当たっていない>
<ヒーローなのに動きが悪い>
のとは異なり、

けっこう、ちゃんと観る者を
"入り込ませる"技術を伴っているのである。

そして、
ダモシですら
恥ずかしながら真剣になって入り込んでしまい、

登場人物は皆、フェイクで作り物の世界であり、
且つ既にストーリーは知っているにも関わらず、
ハラハラしたり
悲しんだり
喜んだり


ジュニアと一緒にしてしまうのである。

コドモが真剣に観るのは、頷けるわけである。




*****



今宵、
<旅>カテゴリーとして包含して掲載するのは、

甲斐国の
まさに文字通りアルプスの山々を望む
高台にある

<ハイジの村>。


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もとは
山梨県立のフラワー・センターとして
生まれたが、

やがてハイジの村に化身。

ハイジの殿堂的世界観で、
ハイジの世界を屋外で疑似体験すると同時に
ハイジ・ミュージアム的な装いも併せ持つ
ファシリティ。


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かわいいハイジがお出迎え。


幼児にとっては
夢の世界だろうが、

コドモと一緒にやってくる親とても
それを許容し得る世界観。


ファンタジーがファンタジーとして
活きるのは、

作り物がシャビーでないケースである。

ディズニーランドや
ユニバーサル・スタジオも
同じくファンタジーの世界だが、

作り物やその空間力が
きちんとしているから、
常に多くの人々を招き入れるわけだ。

例えば"北の某国"がなぜダメなのか
ということを当時記載していたが、

作り物が、完璧な作り物に見えてしまう
その全体的なシャビー感と枯れた感が
眼前に露呈されてしまっているからである。


それは動物園や水族館でも同じで、
生き物というリアルがある中でしかし
その空間はファンタジーであり
フェイクなのである。

それをいかにシャビーにならずに
きちんと見せられるか。

ここに成功のカギはあるのだ。


例えば同じバスケットボールでも
NBAとBJリーグを双方とも生で観れば
誰でもその違いは分かる。


それと同じことである。

特にテーマパークやイベント、展覧会は、
それが重要になってくる。

いかにシャビーではなく、
きちんと見せるか。

作り物を、作り物みたいに見えることを
いかに回避して、

ファンタジーの教示を提供することができるか。

それが、
KSF(成功のカギ)である。


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山梨県という土地と
北杜市というロケーションを考えれば、

ややもすれば
シャビーになりかねない。

おそらく
花のテーマパークとしては当時、
シャビーだったのではないか。

ロケーション、アクセス的ディスアドバンテージを、

<アルプス>という
切り札を活用して
"アルプスの少女ハイジ"と絡ませることで、
全体アトモスフィアの成立を見たのだろう。

"アルプスの少女〜"のアトモスフィアを
演出するには、
清水や熱海、横浜や渋谷ではないだろう。

逆にそれをやってしまうと
嘘くさくなり、シャビーで中途半端な
アトモスフィアに陥ってしまい失敗する。

山梨と北杜という
ロケーションのディスアドバンテージを、

アルプスという存在があることで
持ち得ているアドバンテージに変えて、

<長所を伸ばす>という
シンプルな作法を採ったわけだ。

プラス、それを可能とする敷地面積の広さ。

一つの"テーマパーク"としては、
アトラクションの少なさがマイナスとなり
高い評価にはならないが、

テーマパークというよりもここは、
ある意味でミュージアムという観点で良いだろう。

屋外にあるミュージアムゆえ、
その主眼となっている対象(ハイジ)の世界観は
もとよりだが、

元来のテーマであった"花"も享受できる点で、

ファミリーの
休日に訪れる
ちょっとした日帰りスポットとしては
プラスになる、というところである。

しかも料金はオトナ500円。

後述するパーク内レストランも
価格、アトモスフィア、味いずれも
高い評価となり、

総合的にはGOODとなるファシリティ。


それが、<ハイジの村>といえようか。



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(日本一長いバラ回廊や
 元来のフラワーパーク的装いで、
 時節的には夏が最高になるだろう)。



要するに、
コドモ自身が
幼児が、

それを見て、接して、歩いて
<嘘くさい>
<シャビーだ>と感じるような施設はダメだ
ということである。

オトナもまたそれは感じるわけで、
白けてくる。

オトナは既に"ブック"(シナリオ/脚本/筋書き)を
分かっている。

いずれのファシリティに関しても
オトナは己が経験値で
既にその中身の筋書きは概ね分かっている。

そんな中でも、楽しむことができるか否か。

それが、
作り物という前提の中で
いかにして作り物っぽくなくするか

という見せる側のKSFの実現度合いによって
大きく違いが出るということである。


コドモも喜び、
オトナもまた楽しむことができる。

それがまずは
テーマパークやファシリティ、興行、ショーなどの
大きなポイントになる。



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結婚式場もある。



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パーク内には、
<アルプスの少女ハイジ・ミュージアム>的な
ファシリティがある。

外国の原書や書籍、アニメのポジフィルム、
ジオラマ、登場人物紹介コーナーその他
楽しむことができる。

グッズ・ショップもパーク内複数箇所にあり、
いずれも豊富なグッズで満載だ。



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ペーター。


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ハイジ列車でパーク内を周遊。



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パーク内にある
欧州風レストランが、なかなか秀逸だ。

パスタ、オムライスやハンバーグから
フィッシュ or ビーフのコース料理まで
洋食がサーブされるが、

パークにありがちな法外価格ではない。

レストランのアトモスフィアも良く、
味も良いながらも
価格が安いのである。

お子様ランチも秀逸で、
ここはvery goodである。


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*****



<ハイジの村>のポイントの
もう一つは、

ヨーゼフである。

ヨーゼフがここにいる。


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アルプスの少女ハイジの
ヨーゼフと、
フランダースの犬の
パトラッシュが似ていたのは別として、

ここにはヨーゼフがいるのである。


そして今、そのコドモたちが生まれたばかりだ。

ヨーゼフの子犬たちと
戯れることができる。


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思わず
このまま持ち帰ってしまいたくなるほど
人なつっこいヨーゼフ。


ヨーゼフの存在は、
<アルプスの少女ハイジ>の世界観を

<ハイジの村>で体感できるものとして、

作り物を超えたファンタジーを教示する
大きなポイントになっている。



このGWに訪れたファミリーも多いだろう。

初夏から夏休みが
ハイジの村の最高の季節になるだろう。

デスティネーションではなく、
旅のエクスカージョンとしてお薦めである。




*****



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あまたあるグッズの中から
ジュニアが選んだのは、

ラスカルの二子玉川同様に、

ぬいぐるみ(ヨーゼフ)とパズルだった。



:::::


<ハイジの村>


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中央フリーウェイ/韮崎ICを降りて
清里方面へ上がり約15分。

田園都市からは
東京IC〜環八〜甲州街道を経て
中央フリーウェイ利用で、
空いていれば約2時間〜2時間15分。

入園料500円。




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ハイジの村へ行く途中、
佇むダモフィーロとアルプスの山々。




■TOKYO MXテレビ


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http://www.mxtv.co.jp/haidi/

flandersban.jpg

http://www.mxtv.co.jp/flanders/






posted by damoshi at 14:48| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

松本を、歩く



長野県松本市。

行かれたことはありますか?

山梨県の甲府市ともども
著名な街だが
行くことは案外、少ないと思われる。

そんな街にカテゴライズされようか。

甲府市が山梨県の県庁所在地。
人口は20万弱。

松本市は長野県の県庁所在地ではないが
(県庁所在地は長野市)、
長野を代表する都市で
その人口は24万人。

ほぼサイズ的には同じと見て良いだろう。

前者は武田信玄を基軸とする
ヒストリカルな観光ランドマークで
歴女を招き入れ、

後者もまた国宝・松本城、
国重要文化財・旧開智学校を筆頭に
城下町としての装いで
これまた歴女を誘う点でも、

類似している。

しかし、街の全体アトモスフィアには
大きな相違がある。

枯れ果てた感のある甲府に比べて
松本は城下町という切り札を持つことで
"やりよう"があり、

それゆえにオールドファッションドなスタイルで
"もうすこし頑張れば"
不倫ユーザー的な、隠れ家:エルミタージュ、
しっぽり系的な風情を演出し得るまでには
一応、成っている。

その点で、ただのローカルでは済まない
見どころはあるわけだ。


<旅カテゴリー>未掲載分から、
今年の初春に訪れた松本を。

松本総集編的に、<松本を歩く>をお届けする所存である。


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長野県といっても
アルプスを軸とする
アウトドア、山岳、高原などといった系統での
切り口は、松本には似合わない。

だからウッドを用いた
ウェルカム・ボードには違和感を覚える。


長野は長野でも、山岳系やアウトドア系、高原系といった
<さわやか満載>に迎合してはいけない街。

それが松本の感覚である。




*****



松本を大きくカテゴライズ分けしてみると
以下のようになる。

A. "一応" 駅前の繁華街
B. "ヒストリック松本" (松本城と旧開智学校)
C. 現代的にリニューされた女性向けコーナー(中町)

駅前の"一応"繁華街は別として、

ポイントは
市街地中心部を流れる女鳥羽川を
分水嶺として、

川向こうの北側のB、南側のCで
旅歩きの根本は大別される。


女鳥羽川と
そこに架かるいくつかの橋のポスチャーは
なかなか優れている。

甲府と同じように
四方を大きな山々に囲まれてはいるが、

甲府は狭さを感じずに
感覚的に広さを覚えるのに対して、

松本はこじんまりとしている点と
夜の様相に甲府よりも
グッドルッキング(枯れていない)ことが
アドバンテージなのだが、

女鳥羽川と複数の橋の交錯があることが、
城下町風情を演出し得る背景要因として
有効ポイントとなっているわけである。


しかも川沿いの北側には
復興著しいノスタルジックな
縄手通り商店街があることが、

さらに
オールドファッションド松本の
構成を彩るわけである。


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女鳥羽川と向こうに見えるアルプス。


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橋の左手に並ぶ
オールドファッションドな小さな建物群。

これが縄手通り商店街の店舗群。


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夜もまた、粋な姿を見せる。


大きなカエルの大明神がある。

はじめ目にした時には
カエル嫌いのダモシもワイフも
ギョッとした。

カエルの妙にリアルなオブジェが
街の真ん中にあるからだ。

<なぜ、カエルが…>と
己が天敵と、松本あたりで邂逅する不遇を
嘆くダモシ。


かつて栄えていたこのエリア。
カエルも大勢いた、と。

カエルは激減。
同時に、このエリアの商売は衰退。

枯れ果てていくエリアを再興せんと
2001年にリビルドされたという。

同時にかつていたカエルに商売繁盛を賭けて
奉ったというわけだ。


なんでも、ここでは毎年、
六月には<カエルまつり>が開催され、
全国からカエル好きが集まってくるという。



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焼き鳥屋、ラーメン屋台、
手打ち蕎麦屋、喫茶店、映画館、
古本屋、ショー倶楽部等々が並ぶ。

むろん"なんでも屋"や雑貨店もあり
所狭しとカエル・グッズが並んでいるから
たまらない。


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だが、カエルとは別の世界で、
ここはちょっとした
オールドファッションド・ストリート。

早朝、朝陽を浴びて水面を光らせる川沿いを歩き、
ここにやってきて
肌寒い中を歩けば、

"しっぽり旅"の翌朝といった世界観を
享受し得よう。




*****



松本駅周りを見てみる。

松本は前述の通り
こじんまりとしているから、

いずれのランドマークも徒歩圏である。

松本駅から松本城、中町いずれも
簡単にアクセスすることができる。

女鳥羽川を分水嶺として目算すればワケない。

ヒストリカル・ランドマークはいずれも
車がなければ徒歩では無理な
甲府との違いでもある。


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女鳥羽川から南西側へ行けば駅周り。
いわゆる"一応繁華街"である。


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主軸はPARCO。

山交百貨店が主軸の
甲府よりも一歩リードか。


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松本駅。

駅前ロータリーと
駅舎のポスチャーは、

"北の某国"のクッシロ駅に相通じるものを
感じさせる。

甲府駅周りよりも
広々とはしている感覚である。

駅乗降人員数で見ても
松本が約16,000人で
甲府が約14,000人だから、

やはり松本と甲府は一つの相対指標になる。



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閑散とする改札口。

この様相はまた、
ローカル共通のものであり
もの哀しさを覚えさせるに値する。


男と女の、"もつれ"や"ほつれ"がありそうだ。

少なくとも
アウトドア系の明るさはない。

だが、甲府や松本はこれで良いのだ。




*****



女鳥羽川から南。

駅側へ行かない
一つのエリアが、イマドキの女が喜びそうな
中町である。


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蔵造りの店が立ち並ぶ小路。

オールドファッションドな建物が、
"やど"や"酒屋"、"カレー屋"、"喫茶"になっているという
フェイクが、

現代性への迎合を感じさせるが、

これがあることで
ヤングレディをも招き入れるであろう。

しかし逆に
いささか明るいことで
"しっぽり"には不向きになってしまう
二律背反がある。


ここが松本の、一つには苦渋の選択ともいえるか。

いずれかに徹することができない弱み。



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これらをオトナのフォーカスで、
瀟酒&エルミタージュとして
切ることは可能だ。

"いいところどり"すれば良いからだ。

だが、ここにヤングボーイ&ヤングガールが
来てしまう実態の絵柄は、
格落ちさせるわけである。

本来であれば、
もっと徹底的に城下町にする方が
クリアであると思われる。


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*****




女鳥羽川の北側。

ヒストリック松本。

その二大エースが、
国宝・松本城と
国重要文化財・旧開智学校。

前者は当欄で既載。


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既に詳細は掲載したが、
国宝及び現存天守というヴァリューと
赤い欄干の橋と
ブラック&ホワイトの城の交錯が美しい。


そして、旧開智学校。



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ティピカルな明治建築の旧制小学校。

<ニッポン最古の疑洋風学校建築>
というから、そのヴァリューは高い。

"学都"松本のシンボルともいえよう。


当然、学校内も見ることができる。


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未だダモシが
小学生の低学年だった頃合いは、

こういったウッドのデスクだった気がする。


驚くのはこの学校の成り立ちである。

校内にあった説明をもとに記してみる。


<明治初年、学校の創設や維持の費用は
 すべて住民の負担で賄われていました。
 当時の学校経費は主として、
 学校元資金(住民の提出金)と
 寄付金などによりました。

 元資金として集められた金額を預金し、
 その利子1割2分から5分を
 学校経費に充てました>

ということである。



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証書。

右端に記載のある箇所は、

1,266円余の元資金に対して
1割2分の利子を加えて返納しました、という記しである。



現在の開智学校は、
この旧開智学校の隣にあり、
幼稚園も存在する。


ダモシはここで
絵はがきと
当時の学童たちを描いた手ぬぐいを買った。


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手ぬぐいに描かれている
学童の絵が気に入っている。
かわいい。

校内にあるヒストリカルな展示の数々の中には
当時の授業や学童の写真もあるが、
手ぬぐいに描かれたものと同じ服だった。

そして皆、学童はガリガリに痩せていた。

昔は、たいていコドモはガリガリだった。

今のコドモは
妙にデカくて太っている小学生がいて、

これが実に、かわいげがない。



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旧開智学校と松本城の間は
さほど遠くはない。

幼児を抱えていても
十二分に歩いてお散歩の範疇である。

その間に、松本神社がある。




*****



最後に、長野:信濃国といえば、
欠かせない存在が、

やはり甲府との絡みで
武田信玄である。


長野県の県庁所在地である長野市が
あの善光寺の門前町だが、

こちら松本も信玄とは無縁ではない。


<敵に塩を送る>という言葉があろう。


1500年代中期の松本は
武田信玄はの支配下にあった。

当時の信玄の敵は、今川・北条。

今川&北条タッグは
太平洋岸の塩(南塩)の輸送ルートを封じた。

それによって
甲州と信州の民衆は困窮に陥った。

事態を知ったのは、
武田信玄と
戦国名勝負数え唄を繰り広げた
永遠のライヴァル・上杉謙信。


越後の武将・謙信は義侠心を発揮。

敵である信玄方に
己が日本海岸の塩(北塩)を
送ることにした。

謙信が用意した塩は牛車に積まれた。

牛車は
新潟県糸魚川を経由して松本方面へと運ばれた。

その牛車が到着した地。
それが<牛つなぎの石>がある場所。


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女鳥羽川から南西側へ
松本駅方面へ向かう
メイン・ストリート沿いに、

不意に現れる<牛つなぎの石>。




松本は、
東京方面から進めば
中央フリーウェイをひた走る。

途中、甲斐国の甲府以下、
主要なエリアを通過して、

諏訪湖を過ぎて岡谷JCTで
中央フリーウェイ(ここから名古屋方面)と分かれ、
長野自動車道へ連結して進むと到着する。

やがてそれは
上信越自動車道へ連なり、

長野市を経てから北陸道へ入って

糸魚川へと辿り着く。

現代のハイウェイ利用でその距離所要は約二時間。




:::::



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そして、松本のみならず
長野といえば、蕎麦。

彼の地でやはり
ディナーに食したが、

蕎麦は旨かった。






<松本>

田園都市からの所要時間は約三時間。

東京ICから環八〜甲州街道を経て
中央フリーウェイ利用。






posted by damoshi at 17:50| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京競馬場探訪諸々長文記



GWの
分かり切っている大渋滞高速道路。

今宵、
ニュースで以下のような事件があったと知った。

車中、コドモがトイレを長時間我慢していた。
秩序通り並んでいて
ようやくSAに入ることができるその時、

本線から割り込んできた車があった。

それにブチ切れたドライバーは、
割り込んできた車のタイヤを
ドライバーで刺してパンクさせた。

被害者もまた、
コドモが具合が悪くなったため
休憩しようとSAに入るべく
割り込んでしまった、と。


だから言わんこっちゃない
というのが心境である。

大渋滞は分かり切っているGWに
高速道路に乗る阿呆こそ自業自得よ、と。

こちとら
田園都市から府中まで
すすいのす〜いで30分で
東京競馬場へ。

加害者として逮捕された50代ドライバーの
気持ちもよく分かる。

タイヤをパンクさせた行為は
一般的には悪いが、

そもそも割り込んだ方が悪い。

そういう秩序破りをすれば
そういう目に遭っても仕方がないのである。

ただ、
ドライバーでタイヤをパンクさせる
という所作もまた、アグリーであり、
姑息である。

怒りがあるならば、直接ぶつければ良い。

昨日か一昨日か忘れたが
拙宅近隣の道路でも
信号と横断歩道の直近に
路上停車している若僧がいて、

奴は運転席にのこのこ鎮座していたから、

ブチ切れたダモシにシメられた。

調子に乗るなよ、と。
俺にそういう所作は通用せんぞ?と。
若僧は、優しいダモシにシメられたわけである。

だがそれもその若僧のためになる。

タイヤをパンクさせられるよりも
直接シメられて泣かされて
その場をドカされる方が
後々、為になる。


そういうことである。


GW。

大渋滞になる上、
ふだん運転しない輩が大挙として
ハンドルを握るから
高速道路を避けることこそが、

賢者の知恵である。




***東京競馬場へ***


GWらしい、五月らしい、
サニースカイと今年一番の暑さのサンデー。

絶好の、
まさに<五月の東京競馬場>という
最高のシチュエーションをもってして
痛い脚を引きづりながら乗り込んだ
ダモシ軍。

川崎街道、府中街道。
快適ドライビングで、読み通りに
8時40分には競馬場周囲に到着。

今回は
なんとしても競馬場周囲の駐車場を
確保したいと目論んでいた。

脚の状態を鑑みれば
競馬場に至近の駐車場こそ
ベストであることは言うまでもない。

しかし、軒並み、
巨大複数駐車場にも関わらず
オールウェイズ満車のココ。

満車が続く。

最後に東門へ。
よふやく空きがあり、
一日2,000円の駐車料金で停める。

歩いて、通常であれば
2-3分で入場門。


開門前でも既に大勢の人。

母と子のタッグが目立つ。
やはり
戦隊ヒーロー・ショーがあるからか。


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駐車場を出て東門へ向かう。


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東のエントランスへ。
この明るいシチュエーションが
東京競馬場の持ち味だ。


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特にこの五月開催。
これが最高だ。

新緑の頃合い、
サニースカイと鮮やかな緑に府中の大欅。

青葉賞から日本ダービーまで。

この一連の期間の
東京GI連戦の時節が
東京の初夏を彩る風物詩である。

それが終われば、忌まわしい梅雨になるわけだ。




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場内へ。巨大スタヂアムが見えてくる。

<俺は牛歩だから、先に行っていいよ。
 とにかく誰よりも早く行って
 整理券をもらうことだ>

と指令を出したダモシ。

徒歩もままならない己を放置で良いから
ワイフとジュニアに
馬場内のパークへ先に行くように促した。



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今宵の
"お父さんたちが競馬場に来るエクスキューズ"
である

戦隊ヒーローのゴセイジャー・ショーの
ショー終了後の握手会の整理券をもらうためだ。

ショーは全員観られるが、
その後の握手会は順番だ。

ショーが開催される場合はいずこにおいても
同様だが、

ちゃんと順番で整理しないと
とんでもないことになり、
モメごとも各所で起こる。

そして整理券ナンバーが
後になればなるほどに
どんどん遅くなってしまい
時間的スペンドが過大になる。

<Aを取れ(一番を取れ)>ということである。


巨大スタヂアムを眺めながら
牛歩で馬場内パークへ向かうダモシの
携帯電話がなる。


<整理券はもらったよ。Aだよ。
 〇〇のあたりにいるから>と

確保した場所を伝えてくるワイフ。

芝生内、ベンチのある場所という
最高のロケーションに
シートを敷いて場所を確保した。

ベンチは、ダモシのためだ。

ベンチの目の前の芝生スペースを得れば
ベンチ共々、活用できる。

場所取りの鉄則でもある。



ダモシが到着する頃にはもう
馬場内パークは満員御礼。


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050210u.jpg


アベック皆無。
ほぼ100%、ファミリーの場所。

ファミリー同士の友人軍団から
単独ファミリー、
三世代ファミリーが占拠する場でもある。



その昔(94年頃まで)は、いた。
知っている。
その頃まではアベックが多かったのだ。

この馬場パークは。

実際、ダモシは過去
(交際しているわけではない)
複数の異なる女性と
東京競馬場には行っているが、

そのほとんどが80年代後期〜90年代中期まで。

そして、当時、
この馬場パークで
女性と腰掛けていたのである。


それがどうだ、この有様は。

もはやパーフェクトにファミリーである。



そして、この馬場内。
広大なココがすべて
人、人、人で埋め尽くされたのが
あの中野コールの日本ダービー(1990年)である。

異常大観衆19万人強を飲み込んだ
世界最高入場者数記録のダービーの日である。


今宵も、
GI開催日ではないことを鑑みれば
相当多い観客が来ていたが、

あの頃を知る者としては
"こんなもの"人が多いとは言えない。



<時代は変わったな…>と想いを馳せながら、

ダモシは
競馬新聞を広げて
ベンチに腰掛け、脚を投げ出した。




***オグリ世代が、今、親になっている***


ワイフも言う。

<こんなだったかな?>と。

ワイフとも当然、
90年代にココに来ているが、

アベック全盛だった当時と
ファミリー主流の今では
その様相はガラッと変わっている。


そして様相の変化は、
コドモも一緒になって
馬券を購入している点である。

その昔もあったものの
未だおおっぴらにはしていなかった。

だが今や、
コドモも競馬新聞を読み
予想をして
馬券を買って
己が手で払い戻しをしている。


この趨勢をどう解釈するか。

仮面ライダーやウルトラマン、
戦隊ヒーローと同じ装いに帰結する。


要するに、
ダモシ世代はバブル世代。

そして高度経済成長を経ている
過程にあるニッポンを
幼児期に過ごした世代である。

ここに世代の特性が出る。


要するに
ダモシが生まれた年に
ウルトラマンが放送開始した。

そしてダモシ世代が幼児期に
仮面ライダーが登場した。

そういったヒーロー系が続々と登場して
活況を呈する夜明けの世代なのである。

今、その当時の幼児が
親になっている。

いわゆるアラフォーである。

アラサーを除く三十代中盤世代も含む。

それらが親になっている。

仮面ライダーなどのヒーロー系に対して
最もノスタルジーと共に
己がコドモと共有するに値する
パッションを持っている世代ゆえに、

ヒーロー系が活況を呈しているわけだ。


そして、競馬。

ダモシ世代が小学生中期の頃、
その親たちが
ハイセイコーという社会現象に絡む
サラブレッドに熱狂していた。

ダモシ世代はやがて大学生になる。
すると
オグリキャップが現れた。

空前の競馬ブームがやってきて、
遂にはそのピークとして
社会人一年生の五月の日本ダービーで
あの、もはや破れれることはない
19万人強という巨大観衆を集めることになる。

日本競馬ブーム、頂点の日である。

武豊が登場して若さを武器に
ある意味でプライムタイムにあった頃でもある。


武豊、オグリキャップ。ぬいぐるみ。
ダモシら大学生を中心に
競馬場に大挙として押し掛け、

往年の競馬ファン(オヤジたち)に
煙たがられた。


そして今、我々は親になっている。


ヒーロー系、そして競馬。

それぞれ
忌憚なく最も良い時代を過ごした我々世代が
親になっている現在、

そのコドモが共に
ヒーロー系や
競馬に絡むことは

必然であるのだ。


そういう考察が、一つには出来るわけである。

要するに<時代考証>である。



ワイフが言う。

<驚いたよ。
 小学生とかが競馬新聞読んで、
 マークシートを塗っているのだもの>。


ダモシもまた払い戻しの機械に
的中馬券を入れて換金している
小学生軍団を見た。


時代は変わったのだ。

彼らの親たちであるダモシたちが
上述したような時代を生きてきた世代だから
こうなるのも、しょうがないのである。


かくいうダモシ、ワイフとて
己が小学一年生のジュニアに
競馬に関わらせているのだから。

幼稚園年長時の昨年、
ダモシが主宰している
ケイバ・タイムスの予想家陣に加入したジュニア。

昨年は一勝も出来ずにビリに終わった。
当然だ。

だが、驚くなかれ。
ちゃんと予想している今年、

今日の天皇賞・春も
最多ポイント印をもってして的中し、

現在、首位とほぼ並ぶ二位に躍進しているのである。

大のオトナが束に掛かっても
未だ一勝もしていない予想家がいるのに、
彼の方が当たっているのである。

ジュニアは5戦3勝。
ダモシと同じ勝利数であり、
獲得ポイントではダモシを上回っている。


彼の予想家ネームは、シンザン。

むろん戦後初の三冠馬にして、
史上初の五冠馬となった
ハイセイコーよりも1ディケード前に
スーパースターとなった馬の名である。


シンザン
ハイセイコー
オグリキャップ。

ここまでだろう。

ディープインパクトとダモシは、
ダモシが在米中の馬だったゆえ
何の絡みもないが、

絡みがないからというわけではなく、

東京五輪、首都高、東京モノレール、
東海道新幹線などのアイコンと共に
その時代に鉈の切れ味で五冠を達成した
シンザンや、

長嶋茂雄、巨人軍V9、
オイルショックとハイセイコー、

そしてバブルとオグリキャップほど、

社会現象、あるいは
ニッポンの"時代"を象徴するアイコンには
ディープインパクトはなり得ていない
とダモシには思えるから、

シンザン、ハイセイコー、オグリキャップと
同列に扱うことは出来ないし、
したくない。



話をジュニアに戻したい。

昨晩、言った。

<明日、自分のお小遣いから100円だけ
 持っていきなさい。
 それを200円にしよう。
 そうすればガンバライドが一枚買えるよ>

と。


<分かった>とジュニア。

ワイフは
<頼むよ?ちゃんと>とダモシに忠告。

<任しておけ。
 狙いの一発。1レースだけ鉄板を狙う>と応えるダモシ。


後輩夫婦が帰宅した後、
深夜ひとりカウチで「日刊競馬」を熟読。



(<よし、これだ>)とフィックスする。


狙いは、未勝利戦。
さほど荒れないからだ。

第2Rをピックアップ。

新聞のsuggestionも
<本命決着>と予想する。

今宵のレースの中で
鉄板と思えるものは
第1Rの5番の馬と、
第2Rの4番と10番くらいしか見当たらない。


まずは腕ならし。

ダモシは第1Rを買う。

一番人気の馬の単勝と
五番人気の馬の複勝。

そして
その馬同士の組み合わせの馬単。

一着は一番人気。
五番人気の馬がダモシの注文通り
二番手でゴールへ。

<よしっ!>。

これで決まれば30倍はつく。

だが長い写真判定の末、
その馬は三着に破れて
一番人気&三番人気で決着してしまい
ダモシの馬単は外れた。

それでも
しっかりとその馬の
複勝を買っているため的中。


<幸先いいぞ>とダモシは自信をもって
ベンチに腰かけ

<よし、次のを買うぞ?>と
ジュニアに言った。



<鉄板だ。迷わず往けよ>と推奨。

ワイフが問う。
<どっちが一番人気の鉄板なの?>と。

ダモシは
<分からん。4番か10番か>。

昨晩からの思案では、
10番の単勝馬券を
ジュニアに購入することを促す予定だった。

ジュニアは新聞を見る。

印の読み方はもう把握している。

<他の印は気にしなくていいぞ。
 このレースは鉄板だぞ>と
ダモシはsuggestionしつつも、

最終的にはジュニアの判断に
任せることにした。

彼には事前に
<本命の複勝に大きく投資する手もあるぞ?>
とは告げていた。

<下手に連にすると危ないぞ?>とも。


ジュニアは決めたようだ。

<10と4の連にするよ>。


ワイフ指導のもと、
マークシートに記入。


<さあ、行こう>と
ダモシと二人で投票所へ行き、
自分でお金とマークカードを
機械に入れさせる。


結果、10と4の馬連で本命決着。

本命決着ゆえ
ほとんど意味をなさない倍率だが、

それでも
ここにジュニア史上、
生涯初の馬券的中という
記念すべき結果と相成ったわけである。

100円を、結果1.5倍の馬連に入れたわけで、
戻ってきたのは150円だが、
それでも
ジュニアが自分の手で的中馬券を
機械に入れて払い戻しを受けたわけである。

おそらく思っただろう。

(<あれ?ダディは200円になるから
 ガンバライドが一枚買えるよ
 って言ってたのに、150円?>)

と。

ダモシは、
<当たったお祝いだ。50円あげるよ>と言い、

ジュニアの配当を200円にしてあげた。

明日その100円で
ワイフと
いつもの
たまプラーザでガンバライドをやるという。



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後々、彼のために。

今宵のプログラムと競馬新聞、
そして入場券をとっておきたい。




***ヒーロー・ショーを考察する***



ニューヨークにいたにも関わらず、
日本の他のコドモ同様に
アンパンマンを経て
三歳頃からヒーロー系へ移行したジュニア。

ニッポンに復帰して以降、
たまプラーザや
東京ドーム、横浜などで
ヒーロー・ショーは観てきた。

ダモシにとっては
親としてそういう体験をするのは
初めてだったわけだが、

何度か行っているうちに
ヒーロー・ショーの
ルーティンのようなものを
把握するようになり、

それぞれのヒーロー・ショーで、
ヒーローは同じだったとしても
主催者や仕切る側、演じる人などの
違いで、

大きな差が出ることも知った。


ルーティンといえば、

ショーの始まりを告げる
<女性司会者>の登場である。MCといっても良い。

これが、たいてい、うるさいのである。

キンキン声で
お決まりの台詞として
コドモたちをこう呼ぶ。

<オトモダチのみんな〜>。


これが結構、癇に障る。

なんでもかんでも
友達呼ばわりするなよ、と。

そして
たいていの母親は冷たい態度だ。


しかも前述した通り、
今の母親(アラフォー)は、

それこそバブル&オグリ世代で
ブイブイ言わせていたから怖い。

馬場パーク内でも
アラフォー・ママたちは
普通に競馬専門紙を手に、

昔とった杵柄か、

予想に勤しんでいる。


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当時、彼女らは
きゃっきゃっ騒いで
<オグちゃん!>とか言っていたろうが、

齢もキャリアも重ね、
出産も経たことで
さらに強靭さを増しているから
怖いものなしである。


要するに、
コドモに、ほだされない。

コドモを可愛がるのは当たり前としても
己が"じぶんじかん"や
好きなこともやるわよ?世代である。

海外にも頻繁に出かけたのも我々世代が
全盛期である。


だから、怖い。
ちょっとのことでは許さない。

キンキン声で
<オドモダチのみんな〜>とかMCが言おうものなら

<また、だ。さっさと終われ。
 コレが毎度毎度、長いのよね>だのと
憎まれ口を叩くのである。

むろん、ダモシも同様。

語りは不要、さっさとショーをやれ、と。

そもそも
スポーツ中継がうるさくなったのも
ダモシ世代の頃合いからだ。

バレーボールを筆頭に
陸上その他、
競技だけ映しとればいいんじゃ!

という世界にも関わらず、

番宣や前振り、煽りが多すぎるテレビ。

ヒーロー・ショーも、
それと同様に傾向があるのだ。


そして幼稚園の年少から年中くらいの
コドモならば
ワケが分からず
素直に<コンニチワ〜>などと応えるが、

幼稚園年長から小学生などはもはや
分かっている。

<さっさとショーをやってくれ>と。


しかも
お父さん、お母さんは
さっさと競馬をしたいのである。

エクスキューズとしての
ヒーロー・ショーなのであり、
これが主役ではないのである。

そこでムダな語りや前振りをされると
腹が立ってくるのである。

さらには暑い最中である上、
ダモシも
脚の状態があるわけだ。

<さっさと、せえよ!>となってしまうのである。



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そして問題なのは、中身(中にいる人)のレベルである。

ゴセイジャーならゴセイジャー
それぞれの中に入っている人の技量。

これが大きく、ショーの盛り上がりに影響する。


今宵、東京競馬場のそれでは
笑いが起こった。

<なんだ、あのイエローは…>と。


異様に身体が小さい上、
動きが鈍く、
キックやパンチもキレがない。

これでは
ジュニア曰く
<出ていってキックを代わりにしようかと>
思ったほど。


さらに
他のブラックやブルーも
メタボとも言って良い体型ポスチャーである上、

動きが鈍くて鈍くてどうにもならない。

一体、どうしたというのか。

むろんGW。
全国各地でショーが行われるだろう。

ある意味で寄せ集めのバイトで
東京競馬場のショーはまかなったのか?
とも思えるほどの動きの緩慢さ。

脚を負傷しているダモシですら
<俺の方がまだマシでは?>と思えるほどだから
致命的だ。


ジュニアが言ってしまった。
核心を。


<なんだかさぁ…。今日のショーね…?
 イエローのパンチもキックも
 怪獣にちゃんと当たっていなかったよ…?>。


ヤバイ、と思った。

コドモは未だ
サンタクロースを信じている。

そして
ヒーローは、フェイクであるとは分かっていても
コドモ特有のピュアさで
ファンタジーの世界への許容性が高いから、

フェイクであったとしても
そこにファンタジー性を求める。

要するに猪木vs.アリ戦の世界なのである。

フェイクが悪いのではない。
リアルが良いのではない。

先般掲載した、
ではあなたの日常、リアルばかりですか?
ということである。

フェイクだのリアルだのを超越したところに
人生は在る。

コドモであってもそれを分かっていることは
先般掲載の通りである。

コドモの空手という
リアル・ファイトの中にも
フェイクがあり、

そのフェイクが本気ではないということにもならない
ということであり、

ひいては
すべての<I Love You>が、では、
リアルですか?

ということである。

ファンタジーの世界=
それはフェイクではない。

人生や物事はすべて、虚実皮膜だから面白い。

それはジュニアですら
既に分かっている。

しかし、そこはコドモである。

ダモシも未だ、そうだが、

フェイクはフェイクでも
ファンタジーを見せて欲しいということである。

だから、
<魅せる要素>がすべての基盤になるのだ。

<魅せる要素>としての技量が劣る場合、
ヒーロー・ショーは
コドモたちに
フェイク&リアル・ファンタジーを
見せることができなくなる。


パンチやキックを
本気でやれということではない。

本気でやるという意味合いのことであり、
ケンカめいた感覚の
パンチやキックをショーでやったら
それこそコドモは引くわけであるし、

テレビ放送も成り立たない。

だが、その中であっても
魅せる要素と技術で
いかにアントニオ猪木のような技を
提示することができるのかということである。

あからさまに当たっていない
パンチやキックで
怪獣が倒れてしまうと、

それは<下手>ということになる。


今宵のショーの、ヒーローの中にいる人の
能力は、著しく下手だった。

ヒーロー・ショーだからといって
侮ってはいけない。


ここには

八百長だのフェイクだのリアルだのを
超越した、

人生の魅せる要素とその技の世界が
すべて詰まっているのである。



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冴えないイエロー。


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真打ちのレッドが
まともだったことが、救いだ。


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お姉さんに罪はない。
己が仕事を粛々とこなしているだけだ。

今宵のヒーローたちの中身の人は
やる気がなく、

ショー後の握手会にも
なかなか出てこなかった。

お姉さんもさぞかし苛立ったであろう。



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ようやく、だらだらと
テントから出てきたゴセイジャーたちと握手会。

整理券Aのおかげで、
何百人いる中で三番目に出来た。

可能な限り最速で
ヒーロー・ショーを終えることができたわけだ。

<よし、戻ろう。さあ馬券だ、馬券>と
ダモシは声がけした。



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***ダモシの勝負は?***


<明日はちょっと勝負だな>。

昨晩、後輩に告げたダモシ。

脚の負傷に対する
見舞金を持参した後輩へ、

<よし。これを元返しできるよう
 頑張ってくるよ>と語っていた。

結果は如何に。

京都などのレースも含めて
このサンデーの戦績は、


15戦4勝。

的中不的中(勝敗)を
ベットした順番に、
勝利を〇、敗北を×とすれば以下のようになる。

〇〇×〇××××××〇××××

相撲でいえば
4勝11敗で場所を終えて
前頭十二枚目に陥落といった感じである。

最終収支はマイナス3,000円。

勝ち負けのバランスを考えれば
3,000円のマイナスで済んでいるのは、
4勝目となった的中で
大きく取り戻したからである。

連敗が重なったのは、
ある意味でショー以降。
ショーという中だるみがよろしくないのは実態だ…。


最後の×は、天皇賞・春。

フォゲッタブルを鉄板と見て流したレースだ。


東京競馬場から急いで帰ってきて
テレビをつければ
ちょうど発走のファンファーレの時。

<はぁ、間に合った>と三人で見入る。

フォゲッタブルはスタートで終わった。
アグリーな出遅れ。

その瞬間ダモシは
<なにをしとるのかぁ…。これで終わったな>
と言った。

最後、六着に来たものの
ああいった出遅れをして
レースを壊しているようでは
どうにもならない。



今年のダモシの、
現時点でのトータルでの競馬勝率は、.206。

野球の打率なら二軍落ちだ。




***閑話休題***


しばし、
東京競馬場から写真を。


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***競馬博物館***


東京競馬場には、
競馬博物館がある。

だが、
欲を言えば
これはもう少し何とかなるだろう。

というよりも

もっともっと
格式高い、収蔵品と展示品の多い
博物館にした方が良いと思える。

競馬はもっとヒストリカルな展示品や
その見せ方があるはずだ。

いささか、不満だ。



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明治時代の馬券。


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第一回有馬記念のトロフィー。



例えば、
<時代とサラブレッド>として

シンザンと東海道新幹線、東京五輪
ハイセイコーとV9巨人、オイルショック
オグリキャップとゴッホとバブル時代

など、時代考証モノのコーナーや、

歴史的なレースにフォーカスをあてた
コーナーや展示など

企画力を伴ったエキシビションがあって良いのだが
何か制約があるのだろうか?


ヒストリカルな展示品にしても
こんなものではないだろう。

もっとあるはずだが、
所有者の関係でそれは困難なのであろうか?

入場料1,000円くらいとっても良いから
それこそ競馬の殿堂にするくらいの意気込みで
競馬博物館を、

鉄道博物館なみに充実させてはどうであろうか。




***競馬場はファミリー・レジャー***


競馬場は今や
ファミリーのレジャーの場である。

どちらが主役か、と見紛う。


公園、遊具、アトラクション、
そして馬場内パークの数々のイベント。

競馬(ギャンブルではなく、"ベット")は、
レジャーである。



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だが、それで良い。

お父さんも、コドモも楽しむことができるからだ。

そして
今のお母さんは、
前述の通りだから
お母さんもまた楽しむことができるからだ。

さらにいえば
馬場内パークの大勢のファミリーは、

手づくりのランチを持ってきている率が
かなり高い。

ダモシ軍は常にそうだが、
おにぎりに卵焼きにソーセージに焼きそばに
といった様相の

ティピカルなレジャーお弁当。

これがまた時代を超えて共通する
世界観として生き残っていることが、

ニッポン人として、嬉しい。


人やサラブレッドはやがて老い、死ぬが、

卵焼きだけは
リアルに永遠に存在し続ける。

昭和の時代と何ら変わらぬ姿で、

卵焼きは

生き続けているのである。


それを改めて確認することができる場は
多々あるが、

競馬場もまたその一つである。




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間もなく、<こどもの日>。

男児の日である。

鯉のぼりと、こどもの日。
これもまた時代を超えて不滅の
ニッポンのアイコンである。

親なら、
誰もが己がコドモに
幸せで楽しいこどもの日を過ごさせてあげたい
と願うであろう。




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***ダモシの脚は、悪化***



そしてダモシの脚は、悪化した。

痛みが増している。
内出血もヒドい。

それに輪をかけて
今宵の陽射しで、あろうことか日焼け。

ボンテージにシップで
ぐるぐる巻きゆえに
ズボンは履けないから
また半ズボンだったわけだが、

脚が露出していることもあり
ボンテージで保護されている箇所以外は
日焼けしてしまい、

そのせいで輪をかけて腫れてきた。

まったく困ったもので、
さらに歩けなくなってしまったわけである。


ダモシは
帰宅後、ワイフに言った。


<これはマズいわ、そろそろ。
 明日は、リアルに静養します>と。


しかも
夕方、昼寝までしてしまった。


こどもの日を前にして、
5/3の月曜日だけでも

ちょっとこう、リアルに静養しよう。

とりあえず、
そう決めたのである。

逆に
一日中、布団でごろごろしていても
良いのではないか?

そういう日があっても
罰は当たらないだろう?

と貧乏性のダモシは思う。


明朝、
スポーツ紙と一般紙を買いに行って
それを手に
横になって、だらだらと読もうと現時点では
考えている。


というよりも
この脚の状態は、

へたをすれば
富士登拝の時期を考えれば、

危険な可能性がある。

最悪、富士断念という図も
可能性ゼロではないだけに、

それは避けたい。


そのあたりも踏まえて、

一日くらい
リアルな静養はしなければならないのは

明白である。



今宵も早く寝ましょう。

でも眠る前に
しばしカウチで読書でもしたい。



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未だ途中の本。

単なる
競馬の本ではなくて

これは洒脱な紀行文。





皆様におかれましても
Have a nice holiday.

and good night.






posted by damoshi at 00:19| オトナの遠足│お散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

(ケイバタイムスより)天皇賞・春



春がく〜れば、想い出す。
遥かな淀、てん のう しょう。

夏がく〜れば、想い出す。
遥かな尾瀬、とおい、そら。


といった感じか。


というよりも、
ゴールデンウィーク目前の
2-3日のウィークデイの勤務日、

天皇賞・春の予想に勤しんだ
広告代理店時代を想い出す。


GW前のワクワク感。
それはむしろレジャーへの楽しみよりも
会社や学校が休みになることへの
高揚感。

そんなマインドを投影する
アイコンとして
天皇賞・春は、あった。

古くは
新日本プロレスのドーム興行も同様。
GWにはドーム興行があったものだ。


舞台は京都・淀。

ということで、
寄稿の前提段階で
先般も掲載したが京都から
未公開画像を。



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良い自画像を撮ることはできましたか?


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舞妓さんはやはり人気。


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京都の、微妙な存在は<京都タワー>。




以下、天皇賞・春-2010-予想コラム:::



***天皇賞・春/概観***


波乱なく普通に走れば
フォゲッタブルが勝ち、

ジャミール
メイショウベルーガ
ジャガーメイルの三頭が
二着争いとなるだろう

と見る。

あとは波乱のお膳立てと
その立役者がいるかどうか。

上記四頭を
印から外す無謀なことは避けるのが
リスクヘッジとして、

残りの二頭をどう解釈するか。

波乱を無視したところで
圏内に入る候補は以下だ。

トウカイトリック
ナムラクレセント
トーセンクラウン
メインストリーム
テイエムアンコール
エアシェイディ
マイネルキッツの七頭。

そして波乱の立役者となり得る
とすれば、怖いのは逃げる馬
ということで

ミッキーペトラ。

この八頭から二頭に絞るわけだが、
そのうち
血統は別として
これまで走ってきた距離からして
天皇賞は天皇賞でも秋向き(2,000m)な気がする
テイエムアンコールは外す。


7分の2から絞り込むことなる。



***フォゲッタブル、中間の不安説?***


いずれにせよ
フォゲッタブルは、

単枠指定といっても良いほど
鉄板と見て良いだろう。

むろん前哨戦の筆頭格である
阪神大賞典を回避したことは
懸念材料ではあるものの、

GI(菊花賞)で勝ち負けしている上、
未だ若く(四歳)、
距離適性もあるとくれば、

今回の二流メンバーの中であれば
ストーリー的に
勝たなければおかしいくらいの
存在である。

そもそも
スーパークリーク
メジロマックイーン
ライスシャワーなど

往年の天皇賞・春の覇者に
共通するポスチャーを
最も持ち合わせているのが
フォゲッタブルであり、

四歳という若さと相まって
今後の古馬王道路線の一番手として
競馬界を牽引していかなければならない
ロール(役割)も
担う存在としても

ここを落すようでは、その資格も消滅しよう。

中間の不安説は、
往年のアントニオ猪木の手法。

シリーズが始まり
中間はガイジンにやられて
シリーズ最終戦の蔵前国技館で
迎えるNWFヘビー級タイトルの防衛戦へ
大いなる不安をファンに感じさせながらも、

最後の最後で逆転して勝ち
ファンは興奮、大団円という
連続ドラマ性。

単枠指定=メインイベンター

という存在が
発露すべき<見せる要素>。

それが、中間の不安説なのである。

問答無用。
フォゲッタブルを絶対本命で良い。



***波乱はあるのか?***


波乱。

それは
アンダードッグが
大方の予想に反して
アップセットを起こすこと。

それが起こるに相応しい
必要な背景要因がある。


・そのお膳立てがあるか否か
・その立役者がいるか否か

前者は、
全体を取り巻くアトモスフィアのことである。

後者は、
そのアトモスフィアに乗って
波乱を演出するに値する存在。

そして波乱には二種類ある。

脚を怪我した貴乃花が優勝決定戦で勝ったり、
もはや往年の力はなくなった
オグリキャップが最後の有馬記念で勝ったり
という類いの<大方の予想を裏切って>は、

好意的な裏切りを軸とする波乱。

競馬でいえば
それこそ古くは
有馬記念でのダイユウサクや
メジロパーマーが勝って"しまう"場合を

<何だよ、こんなときにお前は…>的な
感慨を軸とするネガティヴな波乱。

特にベットという
お金が掛かっている競馬などの場合の
ネガティヴ波乱は、

十万人単位の人々が集まっている
競馬場が一瞬にしてシーンとなってしまうほど
<何だよ、こんなときにお前は…>となる。



今回のメンバーを見て、
前者的な意味合いでの波乱に見合う
馬がいるかといえば、

正直、いない。

実績から見ればマイネルキッツだが、

いくら天皇賞馬といっても
マイネルキッツ自身が
その天皇賞(昨年の春:今回連覇がかかる)を
勝った際の様相自体が既に

<何だよ、こんなときにお前は…>的な
キョトンとしてしまう波乱だっただけに、

信用することができない馬であるからして
ピックアップするのに二の足を踏んでしまう。

そのそも
GIでそういう勝ち方をした馬
(前述したダイユウサクやメジロパーマー等)が
その後、

主役を張った形跡はないのである。

言ってしまえば
マインド的に招かざるGI勝利という波乱を
同じ馬が起こし得るのは、一回キリ。

マイネルキッツが勝つことはない。

だが二着はあり得るから、
イヤなのだ。


今回の天皇賞・春は
メンバー的に、イキママの上記七頭の中で
ミッキーペトラ以外はいずれも
勝ったとしても<波乱>には該当しない。

なぜならば
ある意味でドングリの背比べであり
且つそのドングリがいずれも二流である
という点があるからだ。

一流半のフォゲッタブル以下上位ピック四頭と
二流のドングリ六頭
プラス
逃げ馬一頭とその他同士の競走だから、

端的に言えば、
どれが二着に来ても不思議ではないのである。

だから、ここには波乱はないのだ。



***残り二頭ピックアップ***


マイネルキッツ
そして
逃げ馬&ラッキーガイのミッキーペトラは
まずはイキとしておく。

トウカイトリック
ナムラクレセント
トーセンクラウン
メインストリーム
エアシェイディ
の五頭から見る。

最近4レースすべて3,000m超級のレースで、
且つ結果も残している
(4-1-5-1着)トウカイトリックを
外す勇気は持てない。イキ。

トーセンクラウンは
今年既に四戦しており
走り過ぎの感あり、ケシ。

一昨年の菊花賞(三着)で
超距離適性は示されている
ナムラクレセントは、
休み明け(日経賞八着)を叩いた
上積みが期待されることと、

やはり若さがあることでイキ。

そして波乱の立役者的様相を
メンバー中では最も感じさせる二頭、
メインストリームと
エアシェイディの取捨が難しい。

メインストリームは格落ちはするものの、
緩く流れて
最後のコーナーを曲がってからの勝負
という展開になれば捨て難い。

昨年11月から走りっぱなしだが、
2,000m(上がり33.9)
2,500m(上がり34.6)
2,400m(上がり34.8)
3,400m(上がり34.9)
2,400m(上がり34.6)と
堅実に、鋭い末脚を見せている。

特に前々走の
ダイアモンドSでは
フォゲッタブルの四着に破れたとはいえ
そのフォゲッタブルと同じ
上がり34.9で駆けている。

時に最終コーナー時点で
フォゲッタブルは10番手
メインストリームは13番手。

番手の差がそのまま着順差となって
表れている。

それを踏まえて
手綱に戻る川田騎手は走らせよう。
最近走で
フォゲッタブルと闘っていることで
フォゲッタブルをマークして走り、
あわよくばフォゲッタブルと共に
連絡み入線という目を描くことができまいか。


そしてエアシェイディ。
イヤらしい馬だ。
御年既に九歳といえば
旧表記で十歳。

十歳の馬が天皇賞で勝ち負けの
推測上にイキママで残る自体、
"昔"では考えられない。

だが、常にイヤらしい結果を残すから
ベットする人々泣かせの馬である。
安易にケシとできないからだ。

なにしろ未だダモシが
ニューヨーク生活のプライムタイムにある
2003年から走り続けているのである。

困ったものだ。

36戦して、
六着以内が何と32。

六着以内率は驚異の88.8%。

これはケセない。

勝ち切る波乱の立役者の資格としては、
メインストリーム。

六着以内率の高さから
マイネルキッツよりも
エアシェイディ。

イキママの馬たちを
ケセない怖さでの順列で見れば


メインストリーム
エアシェイディ
トウカイトリック
ナムラクレセント
ミッキーペトラ
マイネルキッツ
トーセンクラウン

既にケシのトーセンクラウン以外には、

コンシステンシーがなく
その日の気分で着順がコロコロ変わる
マイネルキッツをケシ。

上位四頭がいずれもケシづらい。

波乱の立役者の資格ある
メインストリームをまずはピックアップ。

残りは一頭。



***最後の一頭は?***


単に、逃げるから怖い
ミッキーペトラは別として、

エアシェイディ
トウカイトリック
ナムラクレセント

の三頭から一頭だけイキとするのは
非常に難儀だ。

いずれも差はないからだ。

マイネルキッツが前走で勝った
日経賞組は、

勝ち馬のマイネルキッツを外したのだから
イキとするわけにはいかない。
ロジックが成り立たないからだ。

致し方なくエアシェイディはケシ。


残り二頭。

現在の力は上と見るが、
トウカイトリックは
走り過ぎの感がどうしても否めない。

前哨戦の阪神大賞典(3/21)を
勝ったことで人気になるが、
逆に阪神大賞典がピークだったと見て
ケシ。

叩き二戦目での上積みと
菊花賞当時の力を甦らせるならば今回、
と見てナムラクレセントをピックアップ。

怖い逃げ馬ミッキーペトラは
来てしまったら来てしまったで
しょうがないというところでケシ。



***結論***


中間不安説はフェイクとして
フォゲッタブルを
単枠指定並みの鉄板と見て本命。

対抗は、斤量恩恵も加味して
牝馬のメイショウベルーガ。

単穴は、海外でモマれてきた
"裏番"的存在のジャガーメイル。

連下の一番手はジャミール。
二番手にナムラクレセント。

最後の注扱いでメインストリームを。




◎フォゲッタブル
〇メイショウベルーガ
▲ジャガーメイル
△ジャミール
△ナムラクレセント
注メインストリーム





posted by damoshi at 15:21| スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"裏窓"スチュワートになれない、ダモシ




やはり精神年齢が大きな五歳なのか、
脚を負傷して、ペインを感じていても歩けなくても
<裏窓>のジェームズ・スチュワートにはなれない
ダモシ。

水曜日は
オフィシャル事案へ
ドライビングして強行。

昨日の木曜日は
プライベートでジュニア・マターで外出。

明らかに
その二日間のせいで、症状は悪化。

ペインはアキレス腱に及び増幅。

巨大な腫れも足首に移動し
しかも内出血甚だしく、
<5日で治す>という気概が
裏目に出ている状況である。

明日から世間的にはGWに入るということで
病院もクローズになるだろう。
よろしくない現況を鑑み、
明朝一番でやはり病院へ行った方が良い
といったところである。



*****



オフィシャル事案外出を強行した水曜日を受けて、
昨日の木曜日は
ジュニア・マターで川崎へ。

川崎のショッピング・ビルの展示場で
戦隊ヒーロー・モノの展示やイベントがある、と。

よせばいいのに
それを調べあげてしまい
提案してしまったから
<やっぱり痛いからやめよう>とは言えない。

またもやダモフィーロを駆って、
足首ドライビングで川崎へ。


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歴代レンジャーも登場。
ジュニアも喜ぶ。

悪いことに、
スタンプラリーがある。

(<うわぁ。こりゃマズいぞぉ…>)と思うものの
やらないわけにもいかないから
さあ大変。

ビルの各階にスタンプは設置されているから
それを捺印するために
各フロアを歩いて移動。
ダモシは既に這々の体。

完遂して、ゴセイジャーのシールをもらって
ジュニアご機嫌、ダモシ、さらなるダメージ。

北の某国首都・サツホロの定番ラーメンである
"すみれ"の川崎支店で
ランチを食し、一路、帰宅するわけだが、

当初より
今月いっぱいで
なぜかポイントカードが廃止となる
ヤマダ電機のポイントを、

残っているから使わなければもったいない
ということで、

ちょうど1,000ポイント強残っていた分で
ジュニアに
仮面ライダーの新しい人形を買ってあげよう
<帰りにヤマダに寄っていこうね>と
これまた己の首を絞めるような提案を
していたからして、

港北エリアへ。

ところがこの港北エリア。
何度か掲載したが、
夏休みや正月、GWなどのここは
尋常ではない大混雑となる。

そもそも普通のウィークエンドであっても
ここはもう大渋滞&駐車場はオールウェイズ満車となるが、
それに輪をかけて
このエリアの人々は

・遠出しない
・家やファミリーマターにお金をかける
・だからしょっちゅう近場でショッピングする

という構図ゆえ、

とんでもないことになる。

たかだが1エリアの
ヤマダ電機の駐車場に入るためだけに
何百メートルもの車列が出来る。

<やってらんないぞ!>と怒るダモシは、
より拙宅に近いヤマダ電機へ
矛先を変えて行くものの、

そのヤマダ電機はそもそも
玩具の在庫対応がレベル低く
常に商品切れ状態で案の定、
欲しいそれが品切れ。

<まったくここはいつもこうだ。
 やる気というものが全然感じられんぞ!>

とまた怒る。

ここで普通なら諦めて帰宅するのだろうが、
ヤマダ電機にスペンドした
この日の時間を考えると

<何が何でも仮面ライダーの人形を手にするまでは
 帰らんぞっ!>

<よしっ!いったん家に帰ってから
 電車で港北のヤマダに行くぞっ!>

と宣言。

ジュニアと連れ立って
電車で港北エリアへひとっ走り。

事前に電話で問い合わせをしていて
在庫があることを確認していたそれを
ゲットして

ほっと、一安心。

脚を負傷していようが
脚が痛かろうが
ジュニアにとっては
ダモシは強いダディであり、

おかまいなし、だ。

すぐに帰宅しようと思ったら
今度は
マクドナルドでソフトクリームを食べたい、

同エリアにある
大きなペット・ショップで
お魚さんやら犬猫やらは虫類やら鳥やらを見て
遊びたい、と。

這々の体のダモシは
それでも、脚の痛みに耐えてよく頑張った!



水曜と
そういった昨日の所作が
ダメージとなって襲いかかってきたわけである。


ワイフも
オフィシャル関係の人々も

<じっくり静養しなさい>
<ゆっくり休んだ方が良いということですよ>

と進言してくれる。

ワイフは叱る世界だ。

<調子に乗るからよっ>だの
<ほら、こんなに腫れてる。
 もう出かけるのはやめてっ>だの。

挙げ句の果ては
<日曜日の競馬もダメよっ>と言い出す。

<大丈夫だ。行くぜ、ああ>と
ダモシはさっぱり言うことを聞かない。


明晩後輩夫婦が訪れるが、
その席上における酒も
<お酒なんて、とんでもないからねっ!>
<ダメだよ、飲んだら>

と叱る。

なんでも、負傷以来、
ワイフの小学校ママたちの中で
その話題になり、

<ウチの主人も昨年やったわ。
 調子に乗っていたら
 途中でまた酷くして結局一年かかったわ>

だの

<お酒はダメよ。
 そんなときにお酒を飲めば
 痛みが増すばかりか
 血の流れが危ないわよ、心臓とか>

と提言されたという。


それをもってして
<〇〇さんも言ってたわよ>という後押しで
禁酒令が発令されたわけである。

ダモシ国を司るワイフの指令だけに
どうにもならないだろう。

禁酒令を守らなければ
日曜日の競馬はもとより
外出禁止令が発令されるやもしれぬ。


そんなことおかまいなしのダモシは
今宵、

<少しずつ歩いたり。
 痛いのを我慢しながらでも歩かないと。
 要するに耐性だ、耐性>と言いながら、

<今日は俺が〇〇を迎えに行くよ>と、

小学校からの帰路のジュニアを
ワイフがいつも迎えに行っている
通学路の途中まで
ダモシが行くということにしたわけだ。

前夜それをジュニアに告げると
ジュニアも喜ぶ。

ワイフが朝
<ダディは脚がダメだから。いいでしょマミーで>
と言うと、

ジュニアは怒って
<ダディがいい!>と言ったというから

それでまた、ああカワイイなと
脚を引きづり、這ってでも
俺が行くぞ、と出かけたわけだが、

その際にも
<他のお母さんとかもいるから。
 怪しいから、その様子だと。
 怪しい人だと思われるから
 ちゃんと「保護者」タグを首からつけていってよ>

と直言され、

ダモシは<はい>と素直に
「保護者」と書かれたタグを
首からぶら下げて勇躍、通学路に姿を現したのであった。

半ズボンに、特殊ボンテージやシップやらで
ぐるぐる巻きされた
野太い脚をして、

ドンドンとサウンドなびかせて
脚を引きづり引きづり
歪なポスチャーで歩く
異形の男ダモシを、

お母さんたちは
怪訝な顔で眺めていたのは言うまでもない。

それでもダモシは、
「保護者」タグという印籠をぶら下げていることで
堂々としていられたわけである。



話は飛ぶが、
なぜかダモシ自身が
来年のPTA会長になるという話が
小学校の親たちの間で流布されているようで、

<ダモシ、2011年〇〇小学校のPTA会長就任>は
既成事実だという。

なぜそういうことになっているのか。

後日、掲載したい。




しかし、痛い。そして、腫れている。
どうしたものか。

もっとday by day治っていくと思っていたが、

これではマズい状況である。

全治三週間は本当なのか。

あるいは
俗にいう"無理をして"
こうして静養していないツケは、

全治六週間となって
やがて跳ね返ってくるのであろうか?


ゆとりのある精神を。心理的にもうすこし余裕を持てれば
ダモシも
<裏窓>のジェームズ・スチュワートになれるだろう。

今宵も結局、仕事をしている始末で、
昨晩も深夜3時まで結局仕事をしていた。

心に豊かさがなくなっている気もする。

これはダメだ。

タイム・イズ・マネーは大事だが、
だらっとすることも大切であろう。


だらっとしたり
ジェームズ・スチュワートになれないから、

せめてスチュワートを気取ろうと思い
望遠レンズを装着したカメラを手に
遠くをピーピングした今日の午後。

ファインダーに見えるのは
<裏窓>のような殺人ではなく
拙宅から一番近い公園で遊ぶジュニアと、
他のお母さんとおしゃべりするワイフ。



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昨日と今日は、
久しぶりに晴れだった。

久しぶりの<オールウェイズ、246の夕日>。

とはいっても
絶好のサニースカイとはほど遠い。

まだまだこんな天候は晴れとはいえない。
腫れが少ない。

日曜日こそサニースカイを期待する。





*****




川崎の昨日。

出かける前に、
ワイフとジュニアが
二人でドーナツの話をしている。

車中、ワイフが言う。


<朝、テレビでやっていたよ。
 NYにもあったドーナツ屋さんが
 大阪にオープンして
 3,000人も並んだって>。


クリスピー・クリーム。

ニューヨーク時代、
ペン・ステーションの中にあって
長距離列車に乗る前に
何度か食した記憶がある。

懐かしい。


で、
ワイフとジュニアは二人でもう
勝手にディナーはドーナツと決めている。

クリスピーが川崎にあるとは知らないから
ミスター・ドーナツで良い、と。

ところが川崎に到着して
歩いていると
目の前にクリスピー・クリームがある。

興奮する二人。

しかし行列だ。
ダモシの脚は、負傷中だ。

(<まさかここで買うとか言わないだろうな…>)
と怖れていると、

ジュニアが発見して叫ぶ。

<あっ!これだよっ!ここで買いたい!>。

ワイフも叫ぶ。

<あっ。これだ>と。


うわぁ…、という感じだが、
優しいパパのダモシは

<こ、ここが、い、いのか?
 な、ならぶ?>

と質問。

<ここのドーナツが食べたい>と言う
無邪気なジュニアの顔を見れば
ただのバカ親ダモシは
メロメロ、だ。


043010e.jpg


<よしっ!並ぼう!>。

ワイフはそれでも一応、心配して
<でも大丈夫?並ぶの>と問うが
顔は笑っている。

<案外、進み具合は早そうだから
 並ぼう。大丈夫さ>

と、これまた
プライベートが
オフィシャル事案に転じているのか?

とも思えるような
ダモシの気配りと我慢にて
行列に加わって

よふやく手にしたドーナツ。

昨晩のディナーは、
NY時代懐かしいクリスピー・クリーム。



043010b.jpg


043010c.jpg


喜んで食すジュニアとワイフの顔が
あればこそ、で、

それゆえに
これもまたやはり
脚の痛みに耐えてよく頑張った!


むろんダモシは
これで足りるわけがなく、

他に
水曜日にワイフが作っていて
一日経ってダシがきいている
おでんを山盛りと
枝豆と
焼きそばと
ごはんと

を食したわけである。



どうやらこの
クリスピー・クリーム。

たまプラーザに登場するという。

間もなくオープン。

これで頻繁に利用することができよう。



043010g.jpg




*****




今宵はまだウィークデイ。

GWに入っている諸氏も多いだろう。
だが、コドモはウィークデイ。

本来であれば空手がある日だが、
水曜日の道場でのこと。


ワイフとジュニアが今や
最も通っている率が高く
代表とも懇意になっているのだが、

代表が問うてきた、と。


<ダモシさんはGWはどうされるのですか?>
<金曜日とかは?>

ワイフが
<日曜は競馬に行くので、道場は休みます>
と応えると、

格闘技はもとより
やはり競馬も好きな代表は喜んだ、と。

<ご主人とは一度じっくり酒を飲みたいですよ。
 いっぱい面白いネタを持っていそうですよね>

と。

そして金曜日の話になり、

<金曜日はボクシングがあるから休みにして
 日曜もダモシさんちが競馬だから
 休みにして、GWはもう休みにしましょう>

ということになった、と。


道場では、K-1などの放送日は
それを視聴することが宿題となるのだが、
金曜日(今宵)のボクシングもまた
宿題として与えられたようだ。


むろん今宵のボクシングといえば
長谷川と西岡の
二人の世界チャンプが登場する
二大世界タイトルマッチである。

特に5年という長期政権を築いている
長谷川穂積の試合は、
相手のメキシカンも世界王者ということで

世界王者同士の
久しく見られなかった格調とレベルの高い
ボクシングが観られるということで
ダモシもそもそも視聴する予定だった。

日本武道館という会場のアトモスフィア、
うるさいフジやTBSではないという
テレビ放映。

そして長谷川とモンティエルの
レベルの高いボクシングという
ポスチャーが重なり、

その風情は
観ていれば幼児でも分かるから
ジュニアも興奮。

ハイレベルな闘いゆえ
一つの呼吸の乱れが
あっという間のKO劇につながるという世界観で
長谷川の敗北に至り、

ワイフも<きゃぁー>と叫ぶ始末で
宿題は終了した次第である。




*****




今日は早く眠ろう、と思うが
出来るか否か。

この後はもう
カウチで競馬の予想をしたい。

日曜日は
ダークスカイや雨ではなく
予報通りサニースカイであれば、

脚が痛くとも強行して
東京競馬場へ訪問し、
久々に"勝負"を楽しみたいのである。

そういうリラックスは必要だ。



貧乏性。

ゆえに
結局、今宵もボクシングが終わってから
部屋の掃除をしはじめる始末。


明日も明日で
ジュニア愛読の雑誌発売日なので
やはり外に出て
一緒に書店へ行って、夕方からは来客となる。


静養はいつ?

といった感じで日々が過ぎ、

そうやってGWも
さっさと過ぎ去ってしまうのであろう。


静養した方がいいぞ。

そういう声は確実に聞こえている。








posted by damoshi at 00:09| R-246 ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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