2009年10月11日

駿河で富嶽アート






西洋がインスパイアを受けた
ニッポンの芸術といえば、

浮世絵がまず浮かぶであろう。


そして
浮世絵といえば、
富士がそのメインストリームにも在る。


富嶽三十六景。



駿河の秀逸アート・エリアには
県立美術館とロダン・ミュージアムがある。



ローカルの
ヤング層主体の恋愛ドラマの
舞台設定にもなり得そうな

全体ポスチャー。




szdai.jpg

(県立大学キャンパス)



sizbi.jpg

(バブル時代的建物は、県立美術館)








*****








昨秋以来、

写真で富嶽景をコレクトしている。


年末にはまた
今年撮影した富嶽景から

ダモシ的富嶽景は当然フィーチャーするが、


とにもかくにも
<本妻>復帰以降の
一つの大きな世界に御すニッポンとしては
富士が象徴であり
己もオフィシャル案件で関わり

さらには登ったという有様からして

対世界というフォーカスの土壌にあってもなお

色あせない

レベルが比類し得る

大きな存在が富士であるというのは

毎度記載している通りで、


富士絡みは
まだまだ甚大にあるからして、

<奥の細道>

と共に

<本妻>復帰
<ニッポン>正式復帰

以降の


そもそも
既に
10年前には見切った
ダメ男ニッポンという

ダモシの中での
ニッポン性悪説が前提にある中で、


それでも

今ここに己が在るならば

その中でも
インタレストという面でも
インスパイアという面でも


富士

奥の細道


は二大テーマなのである。


それに加えて

・富嶽三十六景

・東海道五十三次、

さらには
今年初邂逅した
四国八十八ヶ所

などなども今後、


世界というフォーカスと
ガイジン目線という環境の中では

範疇に入ってくる流れとなっているわけである。





むろん
今年フィーチャーしている

〜各地で出かけている中で取り上げとしてある〜


<ディスカバー・ジャパン>

という当欄での
キャンペーン的インタレストに
分かるように


金沢・兼六園しかり

松山・道後温泉しかり

むろん
熊本の
これぞ世界レベルのカルデラたる阿蘇に

来城者数日本一の熊本城


その他も

充分に
タイトル通り


ニッポンの良さ再発見

という
ガイジン目線だからこそ得られる
コンテンツも

ニッポンにはまだまだ在る、と。




そして


それらを包含してもなお

ニッポン最強なのが
どう足掻いても


富士山である、と。




ニューヨークに等しく、

<移動祝祭日>になり得てこそ最強。



一期一会ではない。

一期一会思想を嫌うダモシは

その反対側にある
移動祝祭日性をこそ


ヒトとしての付き合いも
エリアや場所、存在としての関わりも


結果的には残るものであり、


そういう存在になってこそ
ヒトもモノもコトも

最強であるという論理である。




ヘミングウェイが、

パリを称して
移動祝祭日

と語ったのに等しい。



ニューヨークが

ダモシのとっての
移動祝祭日であり愛人であるが、


富士山は
このニッポンにおいて

たいへん希有な

移動祝祭日性をもって

ダモシに未だ

<また登りたい>

<真冬の富士登山は素人では無理か?>

そしてさらには

オフィシャル事案含めて



<富士を〇〇できないのか?>


とまで思ってしまうほどに
至っているわけである。





富嶽景は、ある意味で遥拝である。

富士はその遥拝と

登拝では

別人格になる

ということも

既に記載済みであるが、



まことに富士は、

富士は月見草なんぞという
甘ったるい世界観は

登拝においては

皆無である。




ダモシにしてみれば、

富士は

悪魔である

と。



富士は悪魔、黒富士だ。





富士に関しては
いくらあっても書ききれない要素と素材を
持っている。


年末にまた特集したい。




今宵は、アートである。









*****







県立美術館の
ミュージアム・ショップで仕入れた
富嶽景の品々。



fujie4.jpg


歌川広重
不二三十六景「相模七里ケ浜風波」の
クリアファイル。



fujie1.jpg


ポストカードは、

赤富士の不朽の名作(右)。
富嶽三十六景から「凱風快晴」。

左の絵が秀逸でダモシ好みの
横山大観は「群青富士」。


富士が記号化されたヴァージョンで、
チャップリンや徳富の描いた富士を
連想させる。





そして富嶽景の
シンボル的存在が、

葛飾北斎の「神奈川沖」。


fujie3.jpg


洒脱な一筆箋とポストカード。

まったくもってレベルが高い一筆箋。







さて、この北斎の絵。


アップにすればこうなる。




fujie2.jpg



当地で、美大出の人との会話。


氏が言う。



<美大の課題で、
 この絵の中の舟に乗っている人の目線で
 描いてみてください
 というものがありました>

と。



たいへん興味深い課題で、

さすが美大といったところだが、


ダモシとしては
その絵がどういうものになったのか
気になる。


近々それを見せてもらうのだが、

この舟に乗っている人の目線から
このシチュエーションを見たら

ある意味で
ムンク的になったり
ダリ的な絵になるのではないかと
思ったり、

普通に、

目前の巨大な波が強調される
だろうから

それをどう描くのか
(浮世絵的に描くのか
 印象派的に描くのか
 はたまた前記したようにダリ的、ムンク的に
 描くのか)

によって

描き手の性質の差異が出るだろう

と感じられた。




ダモシに絵心があれば、

おそらく
巨大なる波を目前に、

本来であれば
こういう海の状況で
舟を出すことなどないであろう
ことを鑑みつつも、


この舟に乗っている者は

逆に罪人で

島へ流される前の
最後の浮き世ということで

富士を遥拝させてあげようという
配慮から

このコースを通ったのだが、

しかし天候は急変し
もはや舟は転覆寸前という

罪人にとっては
島に流される前に
地獄の刑を受けている

といった中での

舟の乗る人々の心理状態を
描き出せば、

やはりムンク的あるいは

そこから
さらにもはや気狂い的に
ダリ的になろうか

と。



あるいはその一方で、

浮世絵のインスパイアを受けた
ゴッホにならい、

ゴッホ的に

もっともっとこの絵を
ささくれだったものとして

波の先端にトゲをめぐらせて

(ゴッホの「雨」のように、
 線がささくれだったものとして
 波の先端を捉えて)

描こうか

といった案配である。



残念ながら
ダモシには絵心がないので
描くことはできないが、


描くならば

そういうフォーカスで描くだろう、と。




ぜひ、美大出のその人が描いた課題作を
見たいところである。




そして
いずれの場合においても


ポイントは最終的には富士になる。



どういうフォーカスと構図で描こうとも

必ず
この絵をモチーフとして課題をする場合、

富士は無視することを許さない。




最終的に富士をどう描くか。

どう描かれるか。



それが重要になってくるというわけである。



絵心はないが、

後日トライしてみたい。













posted by damoshi at 13:00| アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月18日

明日の神話








<19時に
 渋谷マークシティ通路の、
 岡本太郎「明日の神話」前で>。




そういった
待ち合わせのやりとりが
先月から東京の人の間で

新たに加わったことであろう。




渋谷の

またひとつ
新しく"待ち合わせ場所"の
仲間入りを果たしたのは、


渋谷駅の
JRと京王井の頭線を結ぶ
渋谷マークシティの通路の壁面に

ちょうど一か月前から
永久展示された

岡本太郎作の



<明日の神話>だ。







oka3.jpg






大阪万博へ向けた<太陽の塔>
と同じく

1968年に制作スタートしたという
<明日の神話>は、

メキシコで描かれて完成。



その後
行方不明となったが、

近年発見されて修復。




誰も目にしたことのなかった
幻のそれは

2006年夏の汐留での初公開と、

その後の東京都現代美術館での
限定公開を経て、


先月から
渋谷での永久展示が始まった。



それから早一ヶ月。


汐留に展示した夏は200万人以上が
その鑑賞に訪れた、と。

東京都現代美術館では
07年4月末〜今年の6月末までの
14か月間の展示で約20万人が
鑑賞を望んで来館した。


合わせて約220万人以上が

これまでに
<明日の神話>を観た換算となる。




永久設置の場所としては

渋谷のほかに

吹田市(大阪)と
広島市(広島)も名乗りを上げた
らしいが、

渋谷に決定したのは

妥当といえよう。





それこそ作者(岡本太郎)の
ホームに永久展示されるべきであり、

より多くの人にエキシビットする
という意味でも、


通行人数や年齢性別属性の多様性の
面からも


渋谷で妥当

というロジックは成り立とう。







その渋谷マークシティは

それこそ
ニューヨークからの東京出張時や
東京出征時に

オフィシャルのミーティングといえば、

マークシティと共にある
エクセル東急ホテルのカフェが
定番だったほか、


滞在先としての
京王井の頭線の永福町起点とする
出入りでも


本妻不在の10年の中でも
もっとも絡んだエリアである。


あの
サッカーW杯日韓共催時の
大横断歩道を蔑み見下ろした場所も
ここである。




この場所は
毎日30万人以上が通行する。


通勤通学ユーザーの
ルーティン通行での数が30万人で、


その他
観光客やビジネス、買い物客に


さらに
この絵画を鑑賞するために来る人の数、

ここで待ち合わせする人の数も
すべて合わせると、




エッヴリデイ、

タテ5.5m x ヨコ30mの
巨大壁画の横を通る&それを観る人の数は

約35万人程度になるであろう。





前述の約220万人に加えて、


約30万人(毎日観る人)
+
(約5万人x渋谷での今宵までの展示日数:31)

約185万人


で、


合計約405万人の人々が


既に

<明日の神話>を目にした

ということになるだろう。






oka1.jpg







*****







岡本太郎は
現在の田園都市線ネイティヴであり
青山ネイティヴでもある。

いわば、R-246系である。



その記念館も
R-246/青山学院裏手にある。



そういう意味でも

<明日の神話>永久展示は

渋谷で正解といえるわけである。






パワー溢れる<明日の神話>が今後、


渋谷の大横断歩道を渡る
人の群れに

どのような形で睨みをきかせていくか。





楽しみである。






oka2.jpg











:::::






<明日の神話>



渋谷マークシティ通路。

京王井の頭線/JR渋谷駅から
徒歩約1分。















posted by damoshi at 14:48| アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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