2010年08月21日

旅のご当地フーズ



閑話休題で、旅のご当地フーズを。

ジュニアが休暇を終えて
今宵から空手の練習に復帰した。

他の選手たちもそれぞれ夏休みの家族旅行を楽しんだようで、
道場でお土産を交換したようである。

ちょっとしたお菓子がちょうど良い。

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新潟、関西それぞれのお土産。

ダモシ軍は宮城から牛タン絡みを。
個別に袋に入っているのがほどよい。

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牛タンやずんだ餅など仙台モノが大好きなダモシ。

拙宅にウルトラの母から今朝、届いた逸品。

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牛タンに、ずんだ餅。
これらはとにかく仙台モノ以外は食せない。

今宵のディナーで頂戴した。


昨晩、拙宅でのディナーは佐野ラーメン。
栃木で仕入れてきた自分土産。

同じく自分土産で岩手で仕入れてきたのは
前沢牛のコロッケ。未だ食していない。

旅の楽しみの一つには、かようにご当地フーズがある。

山寺の山形では冷やしラーメン、
中尊寺の平泉では
わんこそば(と義経御膳)を食せば旅気分。


ところで那須から田園都市への帰路。
頃合いからしてランチである。
東北自動車道のSAでとる算段であった。

上河内か佐野が、那須からの道程では妥当な位置。

結局、なぜかいつも佐野SAになる。
おそらく佐野SAはそういう位置にあるのだろう。

だからオールウェイズ、大混雑。

まさにそれは東名高速の海老名SAが如き。

お盆休みウィークをずらしているにも関わらず、
且つ昼時を過ぎた13時台にも関わらず、
レストランもファストフード・スペースも
満席&大行列。

もとより"並ぶ"ことが大嫌いであるからして
こんなところで並んでいられるかと、
<ご当地弁当>を手に
ダモフィーロ車中で食すことを選択した。

今やSAのお弁当は、白眉である。


reg5.jpg


ダモシは、
<大人の休日/駅弁発祥地より・汽車辨當>。

宇都宮駅が駅弁発祥の地らしい。
おにぎりではなく大ぶりの"おむすび"二個と
カツその他おかずも豊富。


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このような代物が案外と美味で
消費者便益が満たされる。

行列に並び法外な値段のSAレストランで食するより
よっぽど良い。

ワイフ&ジュニアは
日光の<霜降高原牛>の牛弁当。

ジュニアが大喜びで、ヒットであった。

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そして、お土産。

reg8.jpg

不在時に猫と戯れてくれたダチへの
ご当地フーズ。

岩手のこの
<盛岡冷麺・じゃじゃ麺・わんこそば>の三大麺は
昔、前二者は食したことがある。

しかし"わんこそば"として蕎麦を岩手で食したのは、
今回の旅が最初となった。

それについてはまた<旅:コスモロジー>シリーズにて
掲載する所存である。



*****



それはそうと、旅などで各地へ出かけると
ダモシが好んでする所作が
地元のスーパーマーケットや大型店に出かけることである。

今回も岩手は一関の市街地にある大きなSATYに出かけて
日常的な食品からご当地食品まで、見た。

地元の店は、それぞれご当地アトモスフィアがあり面白い。

店員も、しかり。
その店独自のその土地のイズムに基づいた所作も見られるから
面白いわけである。

そして、その土地のその店でしか売られていないお弁当や
食材(主にお惣菜)が好きで、よく食す。

一関に逗留した夜は外食せずに、
いつもの旅で必ず一回はする
地元の店で買った食事を宿に持ち帰って食した。

例えば同じ海老フライでも、同じ焼きそばでも
味は、その土地その店で大きく異なる。

店員と接したり、店内を歩くだけでも楽しいのだ。


レジで会計を済ませたあと、
笑いながらワイフが言った。

<馴染んでいるでしょ>。

<どこへ行っても、スーパーに行くと、
 違和感なく馴染んでしまうのが笑える>と。

ダモシは言った。

<そりゃそうだよ。NYでも馴染んだわけだし、
 イギリスのボーンマスでも香港でも同じだよ。
 岩手でも山梨でも佐賀でも同じ。
 俺や俺たちはどこででも変わらない。
 相手が変わるだけだ>。


さふ。

南極だろうが米国だろうが富士山だろうが岩手だろうが、
どこでだってダモシはダモシであり
相手に合わせて変わることはない。

だが、それが郷に入れば郷に従えとは反している
ということではない。

そういう次元とは別世界で、

ニューヨーク・ヤンキースが大舞台で強いのは、
ヤンキースはふだんと何も変わったことを
していないのに、相手が勝手に変わり負けるからである。

その国、その土地、その町には
それぞれの風土やアトモスフィアがある。

それを察知し理解したところでなお、
己自身はふだんと何も変わらない。

時勢や時流に応じた変化とそれはまた別議題である。

違和感を覚えた地は
<北の某だけ>ということに、やはり、なりそうだ。


ダモシも土地も、お互いにふだん通り。

これが最適化。

北の某はどうやら、勝手に自分で変わったようだ。
ダモシを前にして変わった北の某。

ヤンキースを前にして、
ふだん通りを貫けずに変わってしまって
敗北を喫したチームのように。

合うわけがなかったのである。


車も、しかり。

山梨はもとより、一関とて、
一度走っただけでもう道は把握した。
地元民よりスイスイである。



いずれにせよ、
こんなことを書いていると、お腹が空いてきてしまった…。




posted by damoshi at 01:47| フード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月10日

ほうとう







<ほうとう>といっても、


伝家の宝刀でも

放蕩息子でもない。




<ほうとう>である。

漢字は分からない。





米各地はもとより

チャイニーズから
"北の某"、

そして
ニッポン各地、


居住と旅のレジメが多いから、

食も当然、経験値は高い。



美食家でもセレブでもないから、

一流レストランで
アレンジされた
ニセモノな
各国料理や郷土料理ではなく、


いわゆる地場で食し、

且つ

それを家庭の食卓で
手作りにトライして食す


という作法である。






幸い

ウルトラの母も

ワイフも

料理が上手いから、


ダモシの場合、

根本的に外食でお金をスペンドするより
自宅で手作りを食すことの
愉悦に40年間親しんできた。



<家が一番>。

そのイズムは変わらない。



人によっては
自宅の食事より外食、

自宅に帰るより飲み屋でクダを巻く、

自宅には居場所がない、

などがあろうが、



ダモシはその真逆といえよう。




ただし、

それに至るには
当然それなりの"環境構築"や、


"外"の旅キャリアは


必要不可欠である、と。









*****








高校時代の

高校の学食にあった
"餃子パン"を
己が手で復刻して

家庭の食卓で食べてみよう

であったり、



フィラデルフィアの
フィリー・チーズステーキを
自宅で、


とトライしたり、





仙台から牛タンが届けば

それを焼き、


那須から
自家栽培野菜を大量に持ってきては

郷土料理を作る、



といった具合である。







現在凝っているのが、

<ほうとう>である。





一般的には

山梨の郷土料理といえるが、



それは

昨年最後の旅であった<YEJ>
において、


富士五湖周辺で
数多く見かけた文字であった。


店先に

大きく描かれた<ほうとう>の文字。






それ以前。


昨年末のこと。


ウルトラの母を訪ねて
そこでファミリー揃っての
ランチの食卓に、


ウルトラの母手作りの

<ほうとう>が登場した。






実は、

恥ずかしながらダモシは
<ほうとう>を知らなかったのである。



この齢になって情けないが、


ウルトラの母の
"知ってて当たり前"に

対応できず、



<なんだ、これは>

と相成ってしまったのだが、


食してみると、これが美味。





<旨いじゃないかぁ…>と。





そして、その数日後に

富士五湖を周回しているときに
頻繁に見かけた


<ほうとう>の文字。





ダモフィーロ車内は、

<ほうとう>の文字と
それをサーブする店を発見するごとに


富士山を尻目に





<あ。ほうとうだ>



<また、ほうとうだ>




という声に包まれた。







ひとたび

心象風景の中に
入り込んだ<ほうとう>は、


day by day 存在感を高め、



ついには

いつも出かけている
オーケーストアの棚にも



<あ。ほうとうだ>





その生麺を発見するに至り、




<よし、つくろう>と。










*****










今宵のディナーは、<ほうとう>。



むろん
これだけではないが、


<ほうとう>は

メインになり得る存在である。





houtou.jpg






"うどんのようなもの"

という表現が一般的であろうか。




でも、うどんではない。


すいとんのようでもあるが、
でも、すいとんではない。


きしめんも、
うどんではないのと同じである。








みそ味。

そして具材は野菜。


野菜群はもちろん
那須の手作りを大量に。



大根
かぼちゃ
れんこん
じゃがいも、などなど。






うどんならば、

うどんが多く
天ぷらや山菜は
その上に乗っている世界である。




しかし

ほうとうは、


どちらかといえば野菜が主役
になるのか、

麺というかなんというか
"麺のようでいて麺ではない麺"が
その下にいる


といった感覚である。








山梨県内には
富士五湖周辺以外にも

当然

膨大数の

<ほうとう>を食べさせてくれる
店はあるだろう。




東京にもあるのだろうか。



インターネットで調べてみると

神田に一軒、出てきた。




謳い文句によればこの店は、

東京人に
ほうとうを伝えたパイオニア的存在
らしい。





味や、いかに。

























posted by damoshi at 21:09| フード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

モンブラン、第一号









その昔、

ウルトラの父が学生だった頃。


何かの試験だった。

科目は英語だった。



<Q>
万年筆を英語に訳しなさい。


という質問があった。




ウルトラの父は
その回答が分からなかった。

そのとき手にしていたのは
万年筆。


ちらっと、それを見る。


と、何やらの外国語の文字が書いてある。



<MONTBLANC>。


ティピカルなB型気質を
丸出しにしたウルトラの父は、

それを
英語での万年筆名だと信じ、


"よし、助かった"とばかりに

その外国語をそのまま書いた。



という話を

存命中に聞いたことがある。






その名は、モンブラン。

ドイツのメーカーによる
万年筆ブランド名である。











*****










顔に似合わず

ダモシは
スイーツが好きである。



好きなケーキは多々あれど、

最も好きなそれの種類に入る
一つが、


モンブラン。


いわゆる
山型をした栗のケーキである。



モンブランは日本語ではないが、

ケーキとしての
モンブランは、


ニッポンが発祥とも言われている。



フランスなどの
モンブラン・ケーキとなると、


根本的な意味合いである

<山>としての
モンブランを基軸とした

下の写真のようなものになる。





mbfr.jpg





よって、


栗を
モチーフ及びマテリアルとした
山型のケーキとしての


ニッポン人が抱く

モンブラン・ケーキは


ニッポン初

イクオール

<世界初>


となると考えて良いであろう。





ニッポンで最初に
モンブラン・ケーキを登場させた

=

栗の山型モンブラン・ケーキを
世界で初めて登場させた



"モンブラン発祥の店"


は、


東京・自由が丘(世田谷区/目黒区)

にある。




その店の名も文字通り

<モンブラン>。










*****










あまりにも有名すぎるため

その店を語るまでもないが、



先月発行された
東急沿線フリーマガジンの
Salusでも取り上げられていた

<モンブラン>。





読者及び愛好者の声としては、


<やっぱり
 モンブランといえば、ココ>

<これぞ、モンブラン>

<子供のころより食べていて、
 ほんとうにおいしいと思います>

<やはり日本における
 元祖を作り出した店は外せない>


等々、

賞賛の声が今なお挙がる。





世田谷ネイティヴであっても

ダモシは別に

子供の頃から
それを食べていたわけではないが、




モンブランといえば

やはりココという

理解と認識はあり、



10年ぶり以上として
久しぶりに今宵、



季節も秋たけなわ、

カルチュラル・シーズン

ということで、



ここはやはりモンブラン

とばかりに


店に並び購入し、食した。








こういった、

いわゆる

一過性の

流行っているからとか
話題だから

といった世界観とは

一線を画す

コンサーバティヴな様相は
ダモシ好みである。





いわば保守本流。王道。




己自身が

常に外様で一匹狼で
反体制派であるダモシだから、


コンサーバティヴなものに惹かれる


という趨勢は

各種見られるわけだが、



モンブランに関しても


同様である、と。








とにもかくにも

<モンブラン>といえば

世界においても

<自由が丘のモンブラン>。





これが通奏底音である、と。




やはり、

ココのモンブランは

特別である。




特別、美味である。


ほとほと、美味である。










*****








今宵、

ダモシとワイフは

定番モンブラン。



ジュニアは、

これまた

美味な
<チーズ・オムレット>。





mb3.jpg

mb2.jpg







<モンブラン>の<モンブラン>の

特徴。



それは、
根源的なモンブランの

コンセプトである


(ここで表されるモチーフは
 山そのものではなく白い雪)。





店の解説では、こうだ。




<国産の栗を使い
 丹念に渋皮を取り除き
 まろやかに仕上げました>。



これもその通りなのであろうが、

これだけでは

フォーカスは栗にしかない。



味のスペシャル感はもとより、
問題は<白い雪>である。

これが
さらに特徴あるのだ。






mb1.jpg




あまりに有名ゆえ、

<そんなもん知ってるわい>

と言われるであろうが、

そこはご容赦願いたい。




Salusの取材記事にはこうある。




<モンブラン峰の万年雪
 をイメージした
 白いメレンゲに粉糖>。



さふ。

それが最上部にある白い雪である。




生クリームではない。

白いクリームでもない。



ここは、固いのである。



そして
食す際にこの白い雪を

スプーンで優しく

さすると、


"パリッパリッ"ではなく

"シャリッシャリッ"もしくは

"サラッサラッ"といった感覚で


雪から現れる山肌を
表現しているマロンクリームの輪

と同化して、



ハイブリッドな味を発散するのである。





むろん、

それ以外にも
最下部のカステラ
(スポンジではない)にも

幾重にも

味のシークレットが施されている。





それらが重なりあっての、


モンブラン最高の味を

生み出しているわけである。






しかも

これだけの

ヒストリカル要素を
兼ね備えつつ


ブランド・ヴァリューをも
持ち合わせているにも関わらずの、




<440円>という


価格ヴァリュー。







■ヒストリカルな裏づけ

■ブランド・ヴァリュー

■味

■価格


といった要素すべてが

噛み合った

上での




<最高のモンブラン>



になるわけである。










*****








mb4.jpg



mb5.jpg





<モンブラン 自由が丘>


東急大井町線/東急東横線
自由が丘駅、下車約3分。



渋谷からは、

各駅で約12分/急行で約7分。


田園都市線の
世田谷エリア&田園都市エリア
双方からは、

田園都市線/大井町線の
二子玉川で乗り換え
各駅で約7-8分/急行で5分。
























posted by damoshi at 22:27| フード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月22日

ブリオッシュで、ブレイク









ブレイク・タイムに
"甘いもの"を。


昨日も
甘いもの尽くしとなった。


後輩が持ってきてくれた
駒沢にあるベーカリーの菓子が
美味で
あっという間になくなった。


店は駒沢のみならず、

吉祥寺を端緒に
高井戸、八幡山、駒沢などの
世田谷系から、
西永福、荻窪などの杉並系
その他で展開している。


持ってきてくれたのは、

メロンのブリオッシュ

食パンを揚げて
シュガーをまぶした菓子。



後者は
パンの耳を利用して
ワイフがよく作る
ジュニアが大喜びの菓子。


xanten1.jpg



前者は
メロン・クリームと
生クリーム、カスタード・クリームが
入っているブリオッシュ。


xanten2.jpg



いずれも美味しく、

ブリオッシュは
ジュニア&ワイフで五個食べてしまい
ダモシは
一つしか食することができなかった。



田園都市線/R-246の人は駒沢、長津田
井の頭沿線の人は西永福や高井戸
武蔵野の人は吉祥寺
京王沿線の場合は八幡山や府中



それぞれ店舗は適所にある。

同店のこの秋の新作も美味しそう。

http://www.antendo.com/new.html







田園都市沿線は
個性的なパティスリーのみならず、
リストランテも
各駅ごとエリアに点在している。


下は
昨日の
ランチ・ミーティングで出かけた
田園都市エリアの
リストランテ。


xanten5.jpg


ここで
十種から選んだデザートは
りんごのプリンだったが、

それもまた濃厚で
お腹を満たした。




住宅街の中に
一軒家ポスチャーの
リストランテがあるのもまた

田園都市エリアの特性といえよう。















posted by damoshi at 16:48| フード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

横浜特集<YOKOHAMA開放区>-4:愛しの、崎陽軒シウマイ弁当









崎陽軒といえば、シウマイ弁当。

シウマイ弁当といえば、崎陽軒。


そして
崎陽軒といえば、横浜。




横浜と崎陽軒、シウマイ弁当の
トライアングル。






ダモシは
シウマイ弁当が大好きだ。

二代目ダモログでも記載した。


大好物の中の一つである。



とりわけ
マイセンのカツサンドなどと共に、

異国で長く暮らしていたことからくる
ニッポンのそれへの渇望が
高かったこともある。



しかし
ニッポン復帰した今でも
目の前にあるからといって
いつでも手を出すことは憚れる。


めったやたら手を出すことは我慢して、
ようやく口にした瞬間の
恍惚に浸るに相応しい存在の一つ。





それがシウマイ弁当である。












*****










siumai2.jpg


(初夏、代々木公園にて)






崎陽軒は語る。




シウマイ弁当は、

<昭和29年の登場以来、
 皆様にご愛顧いただいている
 横浜の駅弁の定番です>

と。






その中身は、


■白俵型ご飯(小梅/黒胡麻)
■「昔ながらのシウマイ」(五個)
■鮪の照焼き
■かまぼこ
■鶏唐揚げ
■玉子焼き
■筍煮
■あんず
■切り昆布&千切り生姜




これほど

おかずのラインナップ
おかずの組み合わせ
おかずのバランスとボリューム
ご飯のボリューム
全体レイアウト
全体の色合い
全体のボリューム



完璧なまでにフィットした弁当は、ない。

ここに
焼き魚が入っていたら台無しになる。

ここに入っている肉が
鶏の唐揚げではなく
牛肉や豚肉だったならば
総崩れになるだろう。







siumai1.jpg





ラインナップのどれか一つでも
いなくなったら
成り立たない

という

組織論、チーム論、家族論などにも
相通じる世界観。


四番打者やエースばかりの構成が
なぜダメなのか。

主役型が揃う組織はなぜダメなのか。

このシウマイ弁当は
その回答を示唆してくれる。

実に高尚な弁当なのである。








"昔ながらのシウマイ"。


これこそが絶対エースであり主砲。
メイン・イベンターである。

そして
それ以外には主役は不要。

その他のすべてが
シウマイを引き立たせていると同時に、

単にシウマイだけを
引き立たせるだけではなく

自分たちも
自分たちの仕事をすることで
きっちり光っている。


まさに理想型、である。



このシウマイとご飯を食す時、

脳内、食感、味覚、食欲その他を
刺激してやまなくするのが、

筍の煮を筆頭に

なくてはならない脇役たちである。






しかも、だ。

ご飯もシウマイもそうだが、
それぞれのおかず含めて

いずれもが


<もうちょっと量があったらな…>

と思わせる

絶妙なボリュームを堅持しているのである。



この点がさらにシウマイ弁当を輝かせる。

この願望を
牛丼特盛のように
すぐに満たしたならば、

シウマイ弁当のヴァリューは
間違いなく下がる。


一貫して

男にとっては
明らかに不足と思われる
このボリュームをキープすることで、


セックスではないが、

もっとしたい(食べたい)

という願望に歯止めをかけるわけである。



仮に
それぞれのボリュームがもっと多く

ストマックを満腹に至らしめたならば、

ここまでヴァリューは生まれない。




それらの点が憎いのである。

まったくもって
シウマイ弁当は、憎い存在である。



そして

なぜこんなに美味なのか、と。










羽田エアポートなどでも
他のブランドの「シューマイ弁当」などが
販売されている。

今年一度、

崎陽軒のシウマイ弁当が
売り切れていたこともあり、

且つ

羽田でそれを食すと決めていたために
シウマイが頭から離れず
なんとしてもシウマイを食したい
と頑固になり、

あろうことか

目の前にいた
他の「シューマイ弁当」に
手を出してしまったことがある。

なにせ
その弁当のパッケージには
横浜と書かれていたため、

それだけで
崎陽軒のシウマイ弁当に匹敵する味か?

と錯覚してしまったのである。



結果は、無念。

"普通の"弁当と比べれば
まあ美味ではあったが、

崎陽軒のそれと比べると
まったくもって論外の味であった。


ダモシは意気消沈したものである。


<なんだよぉ…>と。

<せっかくここで
 シウマイ弁当って決めてたのに>

と。






ダモシの悪癖の一つに、

これを食するのだと決めていた場合
その代替がきかないことである。

今宵は肉だと思えば
肉以外は食が進まないのである。

<吉野家の牛丼が食べたい>と思い、
そうするといったん決めたら、
その代替は不可能なのである。

店があるまで探すのである。


それで見つけた瞬間、
つい興奮してしまい

気狂い斜行運転で
バイク事故に遭遇したという
新宿の事件もあったわけである。





こんなだから、常に怯えている。



<シウマイ弁当が食べたいと、
 我慢できなくなったらマズいぞ>

と。


それが夜中だったりすると最悪である。

翌日まで不機嫌になってしまう。


食したいものを
己自身でコントロールする術は、

いくらダモシでも
一応年齢的にはオトナであるからして
心得てはいるが、


それでも

困難なときもある、と。

困難な対象もある、と。



寿司は我慢できる
ラーメンも問題ない。

それらよりも好きな食に関しては
厳しいケースが往々にしてある。


寿司より肉、ラーメンより肉。
これが基本だが、

肉もまだ我慢がきく。

ブランドとしては、

肉の世界では
吉野家の牛丼は我慢がきかなくなる
ときがある。


そして

寿司、カニ、ラーメン、肉などよりも
ジャンルとして
おそらくダモシが最も好きな料理は、

ほぼ間違いなくチャイニーズである。



ニューヨークのチャイニーズも
毎日のように思い出すほど恋しい。

食したい。

目覚めて突然、


<ニューヨークのチャイニーズが食べたい!>

と叫ぶこともある。



そのチャイニーズの日本版では、

ニッポンのラーメン屋の
チャーハンと餃子も筆頭格に大好きで
我慢がきかなくなるが、


ブランドでいえば、
崎陽軒のシウマイ弁当となるわけである。



それは、


我慢できなくなったら
とことん我慢できなくなるほどの

存在である、と。





横浜はそういう意味では、

至る所で
崎陽軒の店舗を見かけるから
よろしくない。


こんなに崎陽軒をダイレクトに見る街は、

やはり横浜以外にはない。


なにせ駅の改札を出たところにも
直営店がある。




横浜散策中、

どれだけダモシが苦しんだか。



崎陽軒があるたびに
ダモシは

ワイフに



<あ。崎陽軒だ。シウマイだぁ…>

と言い、

買ってくれることを期待したのだが、


ワイフは常に無反応だった。



ダモシは悲しかった。





やはり写真のように
"出先"で食するもの。

崎陽軒のシウマイ弁当は、

そういう存在なのであらふか。






siumai3.jpg




ここを含めて
五か所の崎陽軒で

いちいち立ち止まり

コメントを発したダモシだったが、



無念にも

ワイフに一度も相手にされなかった。








これを書いている今も、


当然



<シウマイ弁当が食べたい!>




わけである。






でも食べられないから、

ふて腐れて





眠る所存である。





















posted by damoshi at 03:21| フード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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